ルノーは、懐かしの名車「4(キャトル)」をベースに作られたコンセプトカー「SUITE N°4」を発表した。キャトルの誕生60周年を機に企画されたもので、フランス史上最多の生産台数を誇る希代の名作は、世界的デザイナー、マシュー・レハヌールの手により、動くスイートルームへと生まれ変わった。
キュートな丸目ヘッドライトと空車時の前傾姿勢がユニークなキャトルは、1961年に登場したフランスの国民的ハッチバック。生産は世界28か国において行われ、1994年まで30年以上の間に800万台超が販売された。100か国以上でのセールス実績は、グローバルカーの先駆けと言っていいだろう。ちなみに、フランス本国では「4L(キャトレール)」の名で親しまれている。
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今でも街中で見かけると振り向いてしまうキャトルだが、SUITE N°4では大胆にもボディ後半をほぼスケルトンに変更し、室内も分厚いファブリックを敷き詰めたラウンジ構造へとモディファイ。シートやダッシュボードを覆うイエローのベルベットや木製のベンチなども含め、インテリア素材のすべてはオリジナルへのオマージュとしてフランスで製作されたものだ。
マシュー・レハヌールによるとSUITE N°4は、新しいモビリティや旅の体験を提供するクルマとして企画されている。レハヌール氏いわく「クルマと建築を融合させ、オープンエアのホテルルームを作りたいと考えました。海辺や野原、憧れの街など、思い通りの場所にクルマを停めて楽しめるのです」と説明している。
サンルームを思わせるボディの開放感はポリカーボネート製パネルによるところが大きく、ルノーによるとこの部材は建築用ガラスと同等の透明度を誇るとのこと。機構面も完全に刷新され、パワートレーンはフルEV化。さらに、ルーフパネルには透過性の発電パネルが内蔵され、外光を楽しみながら充電が可能な構造となっている。
これほど大がかりな構造変更にもかかわらず、ルックスはキャトルらしさが残るのがSUITE N°4最大のアピールポイント。特にヘッドライトはオリジナルのままとされ、ファニーなフロントマスクを維持しつつ、グリルを波打ったアルミパネルに変更することで流れと動きを表現している。
いかにもフランスらしいエスプリを感じさせるSUITE N°4。実車は11月からパリの「アトリエ・ルノー」のコレクションとして収蔵されるとのこと。いつかじっくりと鑑賞してみたいものだ。
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みんなのコメント
やっぱりそれだけ個性と完成度が高かった、ということかな。
夏はやっぱ、海だねえ!