2019年のスーパーGT GT300クラスを戦うアールキューズ AMG GT3の和田久と城内政樹がautosport web編集部を訪問。チームを支援する個人スポンサーを募るクラウドファンディングをスタートさせた意図を説明すると同時に、8月3~4日に行われる第5戦富士で“強力助っ人”を起用する計画を明かした。
今年でGT参戦10年目を迎えているR'Qs MOTOR SPORTSは、2019年もメルセデスAMG GT3でスーパーGTに参戦。チーム結成当初からコンビを組む和田と城内のふたりでシリーズを戦っている。
スーパーGT:参戦10年目を迎えたR’Qs MOTOR SPORTS、クラウドファンディングで支援者を募集中
チームは大口スポンサーを持っていないため、ドライバーのふたりが私財を投げ売って活動を続けているが、潤沢に資金があるトップチームとは異なり、消耗品や一部パーツの交換を充分に行えず、また使用できるタイヤセット数も制限せざるを得ない状況にあり、本来AMG GT3が持つパフォーマンスを引き出せずにいた。
そんななかチームがスタートさせたのがクラウドファンディング。これを通じて活動資金を募り、タイヤ代やブレーキ、サスペンション、ドライブシャフトといった交換が必要なパーツ代、緊急性のある部品の購入費用などに充てるという。
「ほかのチームと比べて年間のレース予算が潤沢ではない状況でシーズンをスタートしています。これまでは城内(政樹)が率先して個人スポンサーを募ってきました。この活動を通じて、いろいろな方から支援していただけるんだと思えるようになりました」と語るのは和田。
「この取り組みをネットを通じて拡散し、支援してくれる人をもっと増やそうと思い、浸透しつつあるクラウドファンディングを活用することにしたんです」
城内が取り組んできた個人スポンサー募集は、レースを戦うマシンのサイドに名前を掲出できるというもの。大きなスポンサーを抱えているチームではメインスポンサーロゴが掲出され、もっとも目を引くスポットだ。
「普通、GTマシンのサイドに名前は載らないぞと言っています」と城内。
「(個人スポンサーには)マシンの走りと名前を掲出している部分をアップにした写真をパネルにして、お贈りするんです。そうすると記念に残るじゃないですか。レース好きなら、自分の名前が載っているマシンは記念になるし、喜んでもらえるんじゃないかと思いました。これがきっかけでレースを好きになってもらえればというのが、ことの始まりなんです」
「(実施中のクラウドファンディングは)まだ目標金額に到達していませんが、いままで僕たちに縁のなかった方たちからサポートして頂けていることはうれしい。そういった方々に満足していただけるサービスをしていきたいですね」
「(第5戦富士に向けて)すでに支援していただいている方に関しては、プロジェクトの達成、非達成にかかわらず、マシンに名前を掲載させてもらいたいなと思っています。名前のシールを作るのに1週間くらいは時間が必要なので、ある程度の期間内に支援してくれた方が対象になりますけどね」
■シリーズ最長の富士500マイルでビヨン・ビルドハイム招集へ
そんなチームはシリーズ最長距離の500マイルで争われる第5戦に向けて、強力な助っ人を第3ドライバーに招集することを明かした。2017年までスーパーGTを戦っていたビヨン・ビルドハイムだ。
城内は「自分たちのテストのために雇いました」とビルドハイム招集の理由を説明した。
「一昨年、(メルセデス)SLS(AMG GT3)を使っていたとき、富士スピードウェイで2ラップダウンされることはありませんでした。それが(AMGへスイッチした)去年は2周遅れになる現象が起きたんです」
「今年は(メンテナンス)ガレージを(アルナージュへ)戻したらバトルができるようになったので、クルマのセットに問題があったんだとわかりました。(そこに至るまで)ABSの使い方を変えたり、乗り方を変えたり、いろいろエンジニアとも試行錯誤をしたんです」
「そこに労力を費やすなら、誰も文句を言わないような選手を呼んで現状を確認したほうがいいということになり、一種のバロメーターとしてビルドハイムを呼ぶことにしました。僕たちとはちがう感覚を持っていて、世界中でいろいろなクルマに乗ってきたドライバーですから、(チームとしても)いろいろ勉強もできると思うんです」
ファンのサポートを受け、不屈の精神でシリーズを戦うR'Qs MOTOR SPORTS。シリーズチャンピオン争いを演じたビルドハイムが加わる第5戦富士ではレースをかき回す台風の目になりそうだ。
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