全日本F3選手権に参戦するB-Max Racing with motoparkは7月21日、体調不良により第5大会の富士を欠場した山口大陸(タイロクレーシング28号)が第6大会も欠場することになり、代わって全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するハリソン・ニューウェイが山口に代わって出場すると発表した。
今季全日本F3選手権、そしてピレリスーパー耐久シリーズに参戦している山口は、第5大会の富士を前に、急遽体調不良により欠場。7月21日に決勝レースが行われているスーパー耐久オートポリス戦も欠場した。
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そんな山口は、残念ながら7月27~28日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われる第6大会も体調不良により欠場することになってしまったが、代役を務めることになったのは、スーパーフォーミュラに参戦するニューウェイだ。今回の全日本F3はSFとの併催ではないため、ダブルエントリーとはならない。なお、全日本F3選手権には「2017~2018年のF2またはSFにおいて、シリーズランキング上位8位までの者」、またはスーパーライセンス所持者は参戦することはできない規則があるが、今回のニューウェイはどちらにも当てはまらない。
チームは今回のニューウェイ参戦の理由について、「来シーズンを見据えたトレーニングの一環であり、日本のサーキットへの習熟度を増すことが主な目的」だとしている。
またさらに、今季全日本F3選手権でランキング首位に立つサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)のチームメイトとしてニューウェイを送り込むことによって、「同一条件での比較ができることで、来シーズンのスーパーフォーミュラでのドライバー候補のひとりであるフェネストラズのポテンシャル確認の意味もあると考えています」としている。
「スーパー耐久第4戦参戦が中止になって残念でしたが、今回、全日本F3に挑戦できるチャンスをいただき、TAIROKU Racingの山口大陸オーナーにとても感謝しています。レーシングドライバーにとって、どんなマシンでもサーキットを走らせることができるのは、必ず進歩につながりますし、F3はトレーニングには最適のマシンです」とニューウェイ。
「同じチームで戦うサッシャ・フェネストラズの活躍はいつも間近で見ていましたし、その彼とレースで戦えることもとても楽しみです。エナム(アーメド)も速いドライバーですし、次のSUGOでの週末は僕の速さを証明するいいチャンスになるでしょう」
「先日、B-Max with motopark初のワン・ツーフィニッシュを飾ったことを喜んだばかりですが、今回はワン・ツー・スリーで表彰台独占を狙って頑張ります。もちろん自分がその中央に立つつもりで、思いきり戦います」
また、チームの組田龍司代表は「日本とヨーロッパで、気持ちをひとつにして戦うB-Max Racing with motoparkにとって、ハリソン・ニューウェイの全日本F3参戦は、戦いのテンションをさらに上げるという意味で、刺激的なことになると考えています」と語った。
「来季のスーパーフォーミュラのドライバー選考の参考にもなりますし、彼らが希望しているスーパーGT、GT500クラス参戦に向けては、自動車メーカーに対してその速さをアピールする良い機会でしょう。もちろん我がチームにとっては、ハリソン・ニューウェイの参戦が、チャンピオンチームであるトムス打倒のひとつの要素にもなってもらいたいですから、よりハイレベルな速さを追求し、素晴らしい戦いを期待しています」
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