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日産新型SUV登場なるか? 日本未導入の日産車3選

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日産新型SUV登場なるか? 日本未導入の日産車3選

■小型SUV「キックス」日本への導入はどうなる?

 日産は、2019年に「キューブ」、「ティアナ」、「シーマ」など、国内モデルの生産終了を相次いでアナウンスしています。

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 また、最近でもコンパクトSUV「ジューク」の生産終了や、コンパクトカー「マーチ」も一度生産終了し、安全装備などの改良を経て再販売するという噂も出ているほどです。

 そんななか、海外で販売されているコンパクトSUV「キックス」の日本仕様を、2020年の初夏に投入するのではないかといわれています。

 今回は、2019年11月現在で日本未導入の日産車を3台紹介します。

●日産「キックス」

 初代キックスは、三菱「パジェロミニ」のOEM車として販売され、現行モデルは、2016年に登場し現在では世界80カ国以上で販売されているモデルです。

 キックスのボディサイズ(北米仕様)は、全長約4295mm×全幅約1760mm×全高約1585mmとなり、「ジューク」と「エクストレイル」の中間にあたるポジションです。

 外観デザインの特徴は、日産のVモーショングリル、ブーメランヘッドライト、テールライトなどの確立されたスタイルを継承しています。

 パワートレインは、1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力120馬力を発揮。トランスミッションは、CVTを採用しています。

 装備面では、「ヒルスタートアシスト」や「インテリジェントエンジンブレーキ」、「アクティブライドコントロール」といった機能を搭載していますが、日産の国内モデルに多く採用される運転支援システム「プロパイロット」などはありません。 

 北米市場でのキックスの価格は、1万8640ドル(約202万5599円)から2万970ドル(227万8799ドル)です。

 日本に導入する場合、最近の日産車に採用されている運転支援システム「プロパイロット」や同等の先進安全機能が新たに搭載される可能性もあるため、250万円から300万円の価格帯になるのではないかと予想されます。

●日産「マイクラ」

 マイクラという車名は、先代の3代目モデルまで「マーチ」の欧州市場での車名として使われていました。

 しかし、2017年3月には新型マイクラとして、マーチとは別のモデルとなり販売されています。外観デザインは、日産のキーデザインとなる「Vモーショングリル」を採用するとともに、スタイリッシュな印象に変わっています。

 新型マイクラのボディサイズは、全長が3995mm×全幅1743mm×全高1455mmと、現行ノート(全長4100mm)よりも短く、日本では3ナンバー車のサイズです。
 
 パワートレインは、1リッター直列3気筒ターボを設定。シリンダーの壁面にGT-Rと同様のコーティングを施すなど、従来のコンパクトカーとは力の入れ具合が違い、部品同士の摩擦抵抗が減ることで、燃費性能の向上を図っています。

 当時、日産のCEOだったカルロス・ゴーン氏は、次のようにコメントをしています。

「最初のマイクラが30年以上前にデビューした際、小型ハッチバックセグメントにおける革命を起こし、日産にとって新たな歴史の幕開けでした。

 最新のマイクラは、自動車デザインのリーダーとしての日産の地位を強化します。世界で最大かつもっとも競争の激しいBセグメント市場で最高の競争を勝ち取ります」

■かつての「サファリ」はいまは「パトロール」

●日産「パトロール」

 パトロールは、1951年のデビュー以来世界中で販売されている日産のSUVモデルです。耐久性、信頼性、プレミアムデザイン、安全性、快適性、比類のない全地形性能が好評で、パトロールは日産のSUVラインナップのフラッグシップモデルです。

 かつては日本でも「サファリ」の名で販売されていましたが、2007年に日本での販売が終了し、現行モデルは中東やアフリカ、オーストラリアなどで販売を続ける海外専売モデルとなっています。

 ボディサイズは、全長5315mm×全幅1995mm×全高1940mmで、日本で販売されている同社のSUV「エクストレイル」よりもはるかに大きくなっています。

 トヨタのフラッグシップSUVである「ランドクルーザー」のボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmなので、パトロールはランドクルーザーよりもさらに大柄ですが、もはやこのサイズならば使い勝手は大差ないといえるでしょう。

 搭載されるエンジンは中東仕様で400馬力を誇る5.6リッターV型8気筒、もしくは275馬力の4リッターV型6気筒で、どちらもガソリンエンジンです。

 現在の日本市場においてはランドクルーザーが安定した販売台数を維持していますが、スタイリッシュで威風堂々としたデザインのパトロールならば、日本市場で受け入れられる可能性がありそうです。

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