2020年シーズンは、メルセデスがまさに席巻した1年となった。17戦中実に13勝。コンストラクターズポイントでは、2位レッドブルに250ポイント以上の差をつけた。
しかし最終戦アブダビGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに太刀打ちすることができず、約16秒の差をつけられて敗れることになった。
【来季こそタイトル挑戦へ】フェルスタッペン陣営、メルセデスのオファー断った2014年の”決断”に後悔なし
たしかにメルセデスは、最終戦でパワーユニットの走行可能距離の残りに懸念を抱えており、出力を落としていたと言われる。しかし予想外に大差での敗北となったことで、他にも要因があったのではないかとも言われている。
メルセデスは、2021年に向けた開発に集中するため、2020年用マシン”W11”の開発を早々に終了させている。同チームは元々、短期的な競争力を求めるよりも、長期的な利益を優先する傾向にある。アブダビGPでも、そのアプローチが機能していた可能性があるというのだ。つまり、アブダビGPのすぐ後に行なわれた若手ドライバーテストを最大限に活用するため、最終戦を”捨てた”可能性が指摘されているわけだ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
フェラーリF1、ルクレールと2029年末までの契約延長で合意か。レッドブルからの引き抜きを防ぐ意図も
スーパーフォーミュラ初ドライブを終えたJuju、初日は81周を走行。懸念されたフィジカル面は「今のところ大丈夫そう」
佐藤琢磨がホンダサンクスデーで今年も奮闘。インディ500優勝マシンでもてぎ疾走も「危ない、危ない(笑)」
【中野信治のF1分析/第23戦】リザルト以上に魅せた角田裕毅とアルファタウリ。さらに進化した2023年のフェルスタッペン
TGM Grand Prixからテスト参加の松下信治、来季のスーパーフォーミュラレギュラーシートは望み薄か「何か予想外のことが起きない限り難しい」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?