■140万円を切る価格で十分です
近年の軽自動車は、便利な両側スライドドアを備えるハイト系モデルが主流になってきました。
【画像】超カッコイイ! これがイチバン安い「スライドドア付き軽ワゴン」です! 画像で見る(30枚以上)
では、新車で購入できる両側スライドドアのハイト系軽自動車でもっとも安いモデルはどのようなクルマなのでしょうか。
ハイト系軽自動車は、高い全高に両側スライドドアを備えたことで、ミニバンに迫る広い室内と乗り降りのしやすさを両立しています。
そのため、小さな子どもがいる家庭から、乗りやすいクルマを求める高齢者まで幅広く支持されています。
しかし、近年では安全性能や環境性能の強化など、クルマ自体の高性能化で高価格化していることに加え、原材料費や輸送コストの向上というダブルパンチにより、軽自動車でも乗り出し200万円を超えることが珍しくありません。
特に売れ筋のハイト系軽自動車では、電動スライドドアや後席の居住性向上、上級のカスタム系グレードではエアロパーツを備えるなど、装備は充実しているものの軽自動車として見れば価格の高さが目立ちます。
そんななか、2025年6月5日から販売を開始したダイハツの新型「ムーヴ」は、両側スライドドアを持ちながらもわずか140万円を切る価格で購入が可能です。
新型ムーヴは1995年登場の初代から数えて7代目で、11年ぶりのフルモデルチェンジを遂げました。先代の6代目は2023年に終売しており、2年ぶりの復活となります。
最新のクルマづくりコンセプトである「DNGA」を採用したことで、徹底した軽量化や走る・曲がる・停まるといった基本性能の大幅な向上のほか、安全性能や乗り心地、燃費向上、さらにはコスト削減も図っています。
また、ボディはハイトワゴンを維持しつつ、ムーヴとしては初めて後席に両側スライドドアを採用し、使い勝手を高めています。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655-1670mm、ホイールベース2460mm。
パワートレインは660ccの3気筒エンジンで、手頃な自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンの2タイプを用意し、トランスミッションはCVTのみ。駆動方式はいずれも2WD(FF)と4WDを設定しています。
ラインナップのうち最安となるのが「L」の2WDグレードです。価格(消費税込)は135万8500円と、国内のスライドドア付き軽自動車では最安となります。
ただし、上級モデルと比較するとやや装備がシンプルになっています。
まずエクステリアでは、ドアサッシュ(ピラー)のブラック塗装が省略され、足元も14インチのスチールホイールにホイールキャップの組み合わせと、非常にシンプルな装いです。
インテリアでもフロントのアームレストやシートヒーターなどの快適装備が非装着で、ステアリングのチルト機能や運転席のリフター機構、各部のメッキ加飾やシートバックのポケットなどの便利装備も装備されません。
機能装備では両側スライドドアが備わりますが、左右ともに手動でイージークローザー機能もオプション設定はありません。
エアコンは簡素なマニュアル式で、キーフリーシステム(スマートキー)も備わらず、一般的なキーレスエントリーを採用。オーディオもオプションです。
ここまで見ると、非常に装備が少ないグレードのように思えますが、実は表面的な部分にとどまっており、クルマとしての基本性能は十分です。
例えば先進運転支援システム「スマートアシスト」はLでも標準装備され、衝突被害軽減ブレーキのほかに誤発進抑制機能や車線逸脱警報、オートハイビームは装備。SRSサイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグも備わり、安全性能は問題ありません。
またLEDヘッドライトや室内の快適性を高めるUV(紫外線)カット&IR(赤外線)ガラス、ゆったりとしたフロントベンチシートも標準装備で、このあたりは上級モデルと差はありません。
キーフリーシステムやスライドドアのイージークローザーはないものの、使い方や用途次第では必要のない場面もあり、さらにオーディオレスの部分は安価な社外オーディオを後付けしたり、今乗っているクルマから移植するという手もあるので、割り切れば十分といえます。
どうしても新車のハイト系軽自動車は必要だが、極力出費を押さえたいという人にはムーヴのLグレードはちょうどいい選択肢になりそうです。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
妻の車だって、20年前からエヴリイワゴン、スペーシア、ウェイク、キャンバスと両側パワースライドドアが当たり前なんだけど。
イチバン安いスライドドア!にしたいのだろうが、時代錯誤も甚だしいな。