2025年6月20日、フォルクスワーゲン AGはニュルブルクリンク24時間レースの会場で、ゴルフ GTI「エディション 50」を発表した。2025年末から生産を開始し、2026年の第1四半期からデリバリーを予定している。
ニュルブルクリンクで市販ゴルフ史上最速のラップタイムを記録
世界で最も成功したコンパクト スポーツカーの1台であるゴルフ GTIは、これまでに世界中で250万台以上が生産された。フォルクスワーゲンは、2026年のゴルフ GTI 誕生50周年に合わせ、ドライビングプレジャーにフォーカスしたスペシャルモデル「ゴルフ GTI エディション50(以下、エディション50)」を発表した。
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エディション50は、これまでで最も速く、最もパワフルなGTIだ。オプションのパフォーマンス パッケージが、GTIのコンセプトをまったく新しいレベルに引き上げている。新たにチューニングされたDCCスポーツシャシ、微調整されたフロント ディファレンシャルロック、そして高精度のプログレッシブ ステアリングが、そのダイナミック パフォーマンスを向上させている。その結果、独自の個性を備えたパフォーマンス志向のスペシャルモデルが誕生した。
50年にわたるGTI開発の経験が、オプションのパフォーマンス シャシに反映された。そのために、伝説的なゴルフVII GTIクラブスポーツのシャシ技術をベースに、新しいセミスリックタイヤと組み合わせることで、フロントアクスルのグリップレベルをさらに高めつつ、非常にニュートラルで俊敏なハンドリングを実現した。それゆえ、このエディション50はこれまでで最も高性能なGTIというだけでなく、カーブ進入時のステアリング操作の精度を大幅に向上させ、ファン to ドライブをさらに高めている。
2025年4月、フォルクスワーゲンの開発テストドライバーであるベンジャミン・ロヒターは、全長20.832kmのニュルブルクリンク ノルドシュライフェのコースをわずか7分46秒13という市販ゴルフ史上最速のラップタイムを記録し、エディション50の卓越したポテンシャルを証明した。
2L ターボエンジンは325psと420Nmにパワーアップ
エディション50に搭載されるパワーユニットは、ゴルフ GTI クラブスポーツのものを改良した2L ターボエンジンだ。最高出力はベースの221kW(300ps)から239kW(325ps)に引き上げられている。標準のゴルフ GTIは195kW(265ps)だから、44kW(60ps)もパワーアップされている。最大トルクもGTI クラブスポーツ(400Nm)やGTI(370Nm)よりたかめられた420Nmを発生する。
サスペンション形式は、フロント:マクファーソン式/リア:4リンク式と形式は変わっていないが、シャシは増大されたパワーに対応するように改良されている。それゆえ、車高は標準モデルより15mm低められている。さらにスポーティな走りを求めるオーナーのために、前述のように専用パフォーマンス シャシを備えたGTI パフォーマンスパッケージがオプション設定されている。
スプリングレートを高めてサポート性を向上させ、レスポンスはよりダイレクトに、ロールtoピッチもおさえられる。車高はエディション50よりさらに5mm低い。またサスペンションマウントも改良され、入力に対するレスポンスも良くなっている。
このパッケージには、235サイズのBS ポテンザ レース セミスリックタイヤが19インチのワルメナウ鍛造ホイールに装着され、チタン製のリアサイレンサーを備えた軽量のRパフォーマンス エキゾーストシステムも装備されている。タイヤは転がり抵抗を抑えながらグリップを向上させる新開発のもので、標準タイヤよりも1本あたり約1.1kg軽量化されている。鍛造ホイールは1本当たりわずか8kgで、標準の19インチ ホイールより約3kg軽い。さらに、アクラポヴィッチのチタンエキゾースト システムにより、さらに11kgの軽量化を実現している。
内外装にも専用のスペシャルアイテムを採用
エディション50は、内外装にもスペシャルアイテムを採用している。赤いシートベルト、チェック柄のスポーツシート、レーシンググリーンのライン、合成ベロアのエレメントが、モータースポーツの上質な雰囲気を演出している。新デザインのマルチファンクション レザースポーツ ステアリングホイールには、「GTI 50」のロゴがあしらわれている。7速DSG用の一体型シフトパドルとともに、本物のモータースポーツ フィーリングを提供する。
エクステリアでは、ルーフスポイラーとドアミラーの内側に「GTI 50」ロゴが配された。また、ドアシルのスペシャルトリム、ブラック塗装のルーフやドアミラーハウジング、エグゾーストシステムのブラックテールパイプトリムも専用装備だ。サイドメンバーには、ブラックからトルネードレッドへのグラデーションカラーが印象的なサイドストライプが施され、スポーティなキャラクターが強調されている。
ボディカラーは、特徴的なピュアホワイトに加え、ムーンストーン グレー、グレナディラブラック メタリック、そして専用のダークモスグリーン メタリックとトルネードレッドの5色を予定。中でもトルネードレッドは、1986年以来、数十年にわたってフォルクスワーゲンの高性能車の代名詞となってきた色だ。ゴルフII GTI 16V、ゴルフIII VR6、ゴルフVII GTI TCRなど、数々のトップモデルが、この特徴的なペイントカラーを採用してきた。
フォルクスワーゲン ゴルフ GTIの生誕50周年を記念した「エディション50」は、前述のように2025年末からウオルフスブルクで生産を開始し、50周年を迎える2026年の第1四半期にはデリバリーを開始する予定だ。
なお、ここで紹介している内容はすべてドイツ本国仕様のものであり、日本仕様に関しては現段階ではアナウンスされていない。
[ アルバム : ゴルフ GTI エディション50 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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