7月4日、愛知県岡崎市・乙川河川緑地で「TOYO TIRESサポートチーム公式テスト&合同プレスカンファレンス」がTOYO TIRESとFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES共催で開催された。2023年のWRCラリージャパンでスペシャルステージとして使用された会場を舞台に、TOYO TIRESがサポートするオフロード競技チームが一堂に会し、本格的な走行テストとプレス向け発表会を実施した。
このイベント最大の目的は、今シーズンのXCR スプリントカップシリーズをはじめとする各カテゴリーへ向けた最終確認だ。競技車両のセッティングだけではなく、チーム間の情報共有やメディアへの発信を同時に行うことで、TOYO TIRESのモータースポーツ活動をより広く知ってもらう場としても大きな意味を持つ一日となった。
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圭Rally Project with MMC TOYO TIRES(三菱トライトン)午前中は岡崎城をバックにした車両撮影会が行われ、サポートチーム各車が歴史ある岡崎城前に整列する貴重なシーンも実現。その後、全車両による集合撮影を経て午後から本格的なテスト走行が開始された。
会場内にはラリーコースを模した特設レイアウトが設けられ、各チームは車両の足まわりやダンパーセッティング、ステアリングフィール、タイヤ空気圧などを細かく確認しながら周回を重ねた。
K-one Racing with TOYO TIRES(トヨタ ランドクルーザー250)特にオフロード競技ではタイヤ性能が勝敗を左右する重要な要素となる。ドライ・ダートを想定したグリップ性能はもちろん、荷重移動時のコントロール性やブレーキング時の安定性、着地時の剛性感など、実戦を想定した幅広いチェックが行われた。
走行は各チームが順番にコースインし、ランを重ねるごとにセッティング変更を繰り返すスタイル。ドライバーとエンジニアが細かなフィードバックを共有しながら、北海道ラウンドへ向けた最適解を探っていた。
High Bridge First with TOYO TIRES(スズキ ジムニー)TOYO TIRESのモータースポーツ活動を発信午後2時30分からは「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」のプレスカンファレンスがスタート。その後、TOYO TIRESサポートチーム全体による合同カンファレンスへと続いた。
会場には約20社のメディアが集まり、各チームの活動方針や今シーズンへの意気込みが紹介されたほか、TOYO TIRESがオフロードモータースポーツへ継続的に取り組む意義について説明が行われた。
TOYO TIRE株式会社 グローバルマーケティング部長 吉川 誠氏は、今シーズンのラリー活動について次のように語った。
「OPEN COUNTRYを装着した10台がラリー北海道に参戦します。過酷なラリーで良い成績を残せるようサポートしていきます。そして、競技を通して得られたデータはすべて製品にフィードバックしていきます。」
この言葉が示すように、TOYO TIRESはモータースポーツを単なるプロモーション活動とは位置付けていない。競技という極限環境で得られる走行データやタイヤの摩耗状況、グリップ性能、耐久性などを解析し、市販タイヤ「OPEN COUNTRY」シリーズの開発へ反映させることで、製品性能のさらなる向上を図っている。
注目はFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES今回の中心となったのがFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESだ。
哀川翔監督率いるFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES哀川翔監督率いる同チームは、日本を代表するクロスカントリーラリーチームとして長年活動を続けており、競技活動だけでなくラリー文化の普及にも積極的に取り組んでいる。
会場にはチーム車両をはじめ、TOYO TIRESサポートチーム各車も勢揃いした。
参加したのは、
FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES圭Rally Project with MMC TOYO TIRES(三菱トライトン)K-one Racing with TOYO TIRES(トヨタ ランドクルーザー250)TEAM JAOS(レクサス GX550h)TCP MAGIC with TOYO TIRES(マツダ CX-60)WISTERIA with TOYO TIRES(スバル フォレスター)HASEPRO Racing(三菱 デリカD:5)High Bridge First with TOYO TIRES(スズキ ジムニー)K.Z.F Racing(スズキ ジムニー)
という国内トップクラスの顔ぶれ。
SUVからピックアップトラック、本格クロカンまで車種は実に多彩だが、共通しているのはTOYO TIRESのOPEN COUNTRYシリーズを装着し、それぞれのカテゴリーで性能を磨いている点である。
High Bridge First with TOYO TIRESK-one Racing with TOYO TIRES、圭Rally Project with MMC TOYO TIRESHASEPRO Racing、TCP MAGIC with TOYO TIRESまた会場にはOPEN COUNTRY AT3、RT Trail、RTなどのタイヤ展示も行われ、競技車両だけでなく市販タイヤラインアップを来場メディアへ紹介する場ともなった。
北海道ラウンドへ向けて準備は整った合同テストを終えた各チームはいよいよXCR スプリントカップシリーズへ挑む。
広大な北海道のステージは高速域と荒れた林道が混在し、タイヤへの負荷も極めて大きい。そのため今回の合同テストは、単なるシェイクダウンではなく、本番へ向けた重要な開発・確認の場となった。
TCP MAGIC with TOYO TIRES(マツダ CX-60)TEAM JAOS(レクサス GX550h)モータースポーツはTOYO TIRESにとってブランド発信だけではない。極限状態で得られるデータは市販タイヤ開発へ直結し、OPEN COUNTRYシリーズの信頼性や耐久性を支える重要な技術資産となる。
競技で鍛えた技術を一般ユーザーへ還元する。その思想を体現する一日となった今回の公式テストは、北海道ラウンドへの期待を高めるだけでなく、TOYO TIRESがオフロードカテゴリーへ本気で挑み続ける理由を改めて示すイベントとなった。
競技で得たデータを市販タイヤへ還元する─。吉川部長の言葉どおり、TOYO TIRESのモータースポーツ活動は「勝つため」だけではなく、「より良いタイヤをつくるため」の開発現場でもある。北海道ラウンドでは、その成果がどのような走りとなって表れるのか注目したい。
Text&Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
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