この記事をまとめると
■GIIAS2024で展示した日本製EVは車両から電力を供給できることをアピールしていた
中国メーカーもBEVだけでは限界を感じるタイ市場! PHEVを普及させようにも「日本車」と「ディーラー設備」という2重の壁が立ちはだかる
■中国系メーカーのEVにはそのような展示はなかった
■車両から電力を供給できる仕組みは日本車ならではのアピールポイントといえそうだ
日本のEVは独自の進化を遂げていた
先進国、新興国問わず、昨今の自動車ショー会場内に休憩用のベンチなどが置かれている場所には、おもにスマホ向けと思われる充電スペースが用意されている。
写真は2024年7月下旬にインドネシアの首都ジャカルタ近郊で開催されたGIIAS(ガイキンド・インドネシア国際オートショー)会場内のひとコマ。新興国ではいままで一般的なコンセントのみの場合が多かったのだが、今回はUSB端子も用意されていた。日本のホテルではまだ限定的のようにも見えるが、ジャカルタ市内で宿泊したホテルでも電気コンセントの横にUSB端子が用意されていた。
そんなGIIAS2024の会場内を歩いていると、三菱自動車ブースで見つけたのが充電コーナー。残念ながらUSB端子対応はしていなかったのだが、各棚には電気コンセントが用意され、充電に利用されていた。しかし、この充電施設へ電気を供給しているのは、会場内の配電設備からではなかったのだ。充電ボックスの奥に停まっているのは、日本国内では三菱ミニキャブEVを名乗り、インドネシアでは「三菱L100」と名乗る軽規格商用BEV(バッテリー電気自動車)の蓄電池に貯めた電気から供給されていたのである。ちなみに三菱L100は、すでにインドネシア国内で生産され販売されている。
一方、ホンダブースへ行ってみると、プロトタイプ(つまり市販予定)となるものの、インドネシア的表現では「N-VANのEVプロトタイプ(日本ではN-VAN e:)」が置いてあった。こちらはクルマ自体を「移動カフェ」に、地元の架装業者との協業で架装され展示されていた。
コーヒーを淹れるために必要な機器や冷蔵庫など、移動カフェに必要な電力について、電動車両とつなぐことで電気を作り出すことのできる可搬型外部給電器「HONDA Power Exporter e:6000」を活用して供給されているとのことであった。
中国系メーカーを中心に、会場内には多数のBEVが展示されていたが、三菱L100やホンダN-VAN EVプロトタイプのような汎用例を示して展示しているものは確認できなかった。日本では単なる移動手段だけではなく、災害時なども含めた「電源」としての活用という点でもBEVはアピールされているが、これは日本独特であって、諸外国では単なるゼロエミッションな移動手段という認識だけでBEVを見ているのかなぁとも感じた。
世界的にBEVが注目されるなか、日本の自動車メーカーは静観の構えを見せているともいえるような状況にも見えるが、このように「貯めた電気を活用して」といった提案を積極的に行っていくと、「日本メーカーらしいBEVの展開方法」として世界から注目されていくのかもしれない。
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みんなのコメント
6割以上のシェアのある自動車メーカーの元社長が数年前まではBEVを毛嫌っていた上に、それらを扇動するような発言もしていた。
発言の数々は検索すればいくらでも出て来る。
それに賛同する様なコメントはここでも散々見られて来たが、政治もその流れを支持して動いた。
この後れが致命的だと言う事に、日本国民は10年後気付く事になる。