トナーレが牽引? 世界で記録的な販売像
アルファ・ロメオは、2023年上半期に劇的な販売増を記録した。「明確で着実な成長の定着」と評価している。
【画像】イタリアン・ブランドの新鋭ハイブリッドSUV【アルファ・ロメオ・トナーレをライバルと写真で比較】 全67枚
同社は「2023年は複雑で、課題となるグローバルな変動要因に満ちている」としつつも、欧州、中国、中東、アフリカで登録台数を大幅に伸ばし、世界全体で57%の伸びを記録した。
特に欧州での販売台数は前年比2倍となった。アルファ・ロメオは、車種ごとの販売台数の内訳を公表していないが、ハイブリッド・クロスオーバーの新型トナーレの導入が、この販売台数の増加に大きく貢献したと思われる。
一方、BMWやメルセデス・ベンツのような高級ブランドとしての地位を確立しようとするアルファ・ロメオにとって、ますます重要な市場となっている中国でも飛躍を遂げた。1月から6月までの中国でのジュリアの販売台数は35%増、5月だけで全体の販売台数は94%増を記録している。
同社は最近、中国でジュリアとステルヴィオの最新モデルを発表し、香港に新たなフラッグシップ・ディーラーをオープンするなど、アジア市場に注力している。
また、中東およびアフリカでの販売台数が173%増という大幅な伸びを示したことについて触れ、特にトルコを「台数成長率におけるグローバルリーダー」と指摘した。アラブ首長国連邦(UAE)でも好調で、37%増加した。
アルファ・ロメオのジャン・フィリップ・インパラートCEOは次のように述べている。
「上半期の業績は、チーム全員の努力の賜物です。謙虚な姿勢と自己犠牲の精神で、自分たちに課した目標を達成することができました」
「当社の戦略遂行の規律は、品質という点でプレミアム・セクターのリーダーとしての地位を確立したいという願望に基づいており、今回の実績はその証です」
「したがって、2023年が順調に推移し、極めて好調だった上半期をさらに上回る業績で締めくくられるよう、情熱と決意を持ち続けています」
アルファ・ロメオは、6年前に復帰した米国市場での上半期の業績について、何も明らかにしていない。しかし、2023年第1四半期の米国での販売台数は2390台にとどまり、2022年同期比で27%減少した。
米国市場はアルファ・ロメオの販売台数目標にとって極めて重要であり、実際、同社は2027年に米国中心の大型電動セダンの発売を計画している。
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