世界初公開されたランドクルーザー250シリーズ。質実剛健を追求し、ユーザーの生活と実用を支えるランクルの原点に回帰することをコンセプトに開発されたという。
ランクルはプロユースから乗用までこなせる快適さを追求したフラッグシップのステーションワゴンタイプ、300シリーズが2021年に登場し人気を博している。
そして、ランクルの祖となるBJ型からの直系で、日本に再々導入となる70シリーズは、業務用途や過酷な環境での使用を主体としたヘビーデューティモデル。1984年に登場以来、基本構造はそのままに、時代に合わせて改良を加え、今も生産され続けており、最新仕様にアップデートされたものが2023年秋に再び国内導入されることとなった。
新型250シリーズは70シリーズから派生したワゴンタイプで、快適な乗り心地と悪路走破性を両立したライトユース(ライトデューティ)モデルの位置づけ。長らくランドクルーザープラドとしてモデルチェンジを繰り返してきた。
250シリーズはこれまでの内装の豪華さから、本来のランクルらしさを追求したタフさや悪路での操作性などを前面に押し出す方向へシフトするなど、原点回帰に向け大きく舵を切った。
「人の命や暮らしを支える」というランクルの使命を受け継ぎ、ランクルのDNAでもある「信頼性・耐久性・悪路走破性」を追求しながら、多彩なアプローチ(マルチパスウェイ)でカーボンニュートラルを目指すトヨタの取り組みに基づいて、ランクルらしい力強い走りや環境性能を実現する、多彩なパワートレーンを設定している。
ランドクルーザー250シリーズに設定するパワートレーンと仕様、仕向け地(予定)は以下のとおり。世界のさまざまな環境や使われ方にあわせて仕様の異なるパワートレーンをラインアップしたところにも注目したい。
■上級版電動パワートレーン
T24A-FTS 2.4Lガソリンターボ・ハイブリッド+ダイレクトシフト8速AT
・最高出力:243kW(330ps)*システム最大値
・最大トルク:630Nm*システム最大値
・オフロードはもとより、発進から登坂、トーイング時まで全域で1ランク上の加速性能と環境性能を両立
・仕向け地:北米、中国
■量販型ガソリンパワートレーン
T24A-FTS 2.4Lガソリンターボ+ダイレクトシフト8速AT
・最高出力:207kW(281ps)
・最大トルク:430Nm
・新開発のTNGAパワートレーンにより、伸びやかで力強い走り、静粛性、環境性能を実現
・仕向け地:中近東、東欧、その他
■上級版ディーゼルパワートレーン
1GD-FTV 2.8Lディーゼルターボ(48Vシステム)+ダイレクトシフト8速AT
・最高出力:150kW(204ps)
・最大トルク:500Nm
・1GD型の特徴に加え、市街地や渋滞時の実用燃費を向上。上質で静かなエンジン始動と、スムーズな走り出しも実現
・仕向け地:豪州、西欧
■量販型ディーゼルパワートレーン
1GD-FTV 2.8Lディーゼルターボ+ダイレクトシフト8速AT
・最高出力:150kW(204ps)
・最大トルク:500Nm
・燃費・力強い走りで定評のある1GD型と8速ATの組み合わせにより、オフロード/オンロードでの扱いやすさを向上 *一部の国・地域で6速ATを継続設定
・仕向け地:西欧、東欧、日本、中近東、その他
■良品廉価でベーシックなパワートレーン
2TR-FE 2.7Lガソリン+6速AT
・最高出力:120kW(163ps)
・最大トルク:246Nm
・日常域での扱いやすさを改善
・仕向け地:東欧、日本、その他
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
さて、当然値段も上がるわけで、はたして…
駐車場事情で買えない人も増えるでしょうし、
懐事情で買えない人もいるでしょう。
どちらにしてもランクルサイズが、プラドなみにうじゃうじゃ走ってるのは想像しづらい。
プラド難民が増えそうですね。