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写真で見るポルシェ911(992)のすべて 全エンジン仕様と価格を一目で確認

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写真で見るポルシェ911(992)のすべて 全エンジン仕様と価格を一目で確認

ポルシェ911(992):ポルシェ911の四輪駆動攻勢。911の全エンジン仕様と価格を一目で確認。2023年、911は9,314台の販売台数で、ドイツで最も売れたポルシェだった。

我々のお気に入り・GTSの走行性能がターボ並み・カレラTに6速マニュアルトランスミッション・ハイブリッド技術を採用しながらもGTSの軽量化を実現不満な点・デジタルタコメーター・伝統的なキーではなくスタートボタン

【最新情報】メルセデスはAクラスの生産期間を2028年まで延長、さらにニューエントリーモデルの開発を公式発表!

60年間変わらないアイコン的なシルエット「ポルシェ911」は60年間にわたり、世界中で親しまれてきた。何世代にもわたり、このスポーツカーは、再発明というよりも進化を続けてきた。2019年から8代目の「911」が生産され、2024年にはフェイスリフトが施された。「992.2」は、394馬力の「カレラ」から、マニュアルトランスミッション専用モデルの「カレラT」、480馬力の「カレラS」、そして「Tハイブリッド」と、541馬力を搭載した「カレラGTS」まで、多様なエンジンラインナップが用意されている。純粋主義者向けには、4.0リッター自然吸気エンジンを搭載し、9,000rpmまで回転する「992.2 GT3」も用意されている。

4Sと4 GTS:合計6つの4輪駆動モデル2025年には、コンフィギュレーターで合計19種類の「911」バリエーションから選択可能。新登場の4輪駆動搭載モデル「カレラ4S」は、クーペ、カブリオレ、タルガの3つのボディタイプで展開される。「タルガ」モデルは、2006年からワイドなロールバーを備えた四輪駆動車のみで販売されている。今年は60周年を迎える。1965年に「安全なカブリオレ」として誕生した。これは、米国で従来のオープンカーの安全性が疑問視されたことへのポルシェの対応だった。

しかし、ポルシェは駆動系だけを手直ししたわけではない。ポルシェは「S」に、「カレラ」には搭載されていないトルクベクタリングと「GTS」のブレーキを装備した。そのため、赤く塗装されたブレーキキャリパーは、前輪に408mm、後輪に380mmのディスクを採用している。さらに、オプションで10mmのローダウンキットも用意されている。

「タルガ4S」目立つ安全バーがタルガモデルの特徴だ。1993年に登場した993で「タルガ」の象徴的なロールバーが廃止され、クーペのラインを損なわない広大なガラスがスライドするサンルーフを持つ、クーペに近いスタイルとなった。2014年に登場した991で「タルガ」を特徴付けるロールバーが復活し、現在に至っている。その電動ルーフは19秒で開閉できる。また、エントリーモデルの「タルガ4」は現在販売されていない。

限定特別モデル1,500台限定の特別モデル「911スピリット70」は、「カレラGTSカブリオレ」をベースに、現在まだカスタマイズ可能だ。「オリーブネオ」の専用塗装、インテリアの派手なチェックパターン「パシャ」、金メッキのバッジが特徴だ。「911スピリット70」は、ポルシェ エクスクルーシブ マニュファクチュアの「Icons of Cool」シリーズの第3弾で、1970年代のスタイルを再現している。

限定シリーズ「Icons of Cool」の第3弾:911スピリット70。この特別モデルを購入したオーナーは、約12,000ユーロ(約210万円)で限定「クロノグラフ911スピリット70」を手にすることができる。

「Icons of Cool」シリーズの「スピリット70」の前モデルは、「911タルガ4Sヘリテージ デザインエディション」と「911スポーツクラシック」だった。これらの限定モデルはさらに厳格で、それぞれ992台と1,250台に限定されていた。

価格:ベース価格136,300ユーロ(約2,370万円)フェイスリフトに伴い価格が上昇するのは、驚くべきことではない。「992.1」は「カレラ」モデルで、122,493ユーロ(約2,130万円)で販売されていたが、現在の「992.2カレラ」は2025年に最低136,300ユーロ(約2,370万円)からとなっている。

新しいハイブリッド技術を搭載した「GTS」も同様で、従来の155,337ユーロ(約2,700万円)から、ハイブリッドモデルは175,500ユーロ(約3,050万円)に値上げされている – かなりの値上げだ。しかし、その性能が「991ターボ」と同等であり、後継モデルが発売直前に176,930ユーロ(約3,080万円)で販売されていたことを考えると、この価格はそれほど高くないように思える。その中間には、394馬力のピュアな「カレラT(マニュアルトランスミッション、146,800ユーロ=約2,550万円から)」と、480馬力の「カレラS(154,800ユーロ=約2,690万円から)」が位置している。

ニューモデルとして、4輪駆動の「カレラ4S」がクーペとカブリオレ(それぞれ163,000ユーロ=約2,830万円、177,200ユーロ=約3,080万円から)がラインナップに加わった。さらに、480馬力の「4S」および541馬力の「4 GTS」の「911タルガ」もラインナップしている。「タルガ4S」の価格は178,900ユーロ(約3,110万円)から、「GTS」は197,900ユーロ(約3,440万円)からとなっている。

追加料金の原因は?・「GTS」には数多くの技術アップデートと新しいハイブリッドコンポーネントが採用されている・「GTS」の性能は「991ターボ」と同等ながら、より現代的な駆動システムを採用・「カレラT」と「カレラS」は、ベースモデルと「GTS」の間でより明確なポジションを確立

デザイン:エアロダイナミクスの改善により、Cd値が大幅に低下「911」の改良点は技術的なものだけではない。外観にも手が加えられている。ただし、変更点は控えめなものが多いのは驚くべきことではない。これらは主にエアロダイナミクスの最適化を目的としている。これには、フロントのエアインテークに搭載された開閉可能な垂直ブレード(少なくともGTSには搭載)が含まれる。

GTSシリーズではセンターロックホイールが標準装備されており、オプションで5穴のホイールも選択可能だ。これらの変更は効果を発揮し、「GTS」のCd値は0.32から0.27に低下した。ただし、オプションの「エクスクルーシブ」ホイール(カーボンブレードを含む)を装着した場合に限る。これらのホイールを装着しない場合、Cd値は0.285となる。「GTS」にはさらに、より優れた空力性能を実現するエアロキット(2,713ユーロ=約47万円)がオプションで用意されている。

マトリックスLED技術は標準装備で、オプションでHDマトリックスLEDライトも選択可能だ。メインヘッドライトも今後、4点式デザインを採用する。しかし、これだけで終わりではない。フェイスリフトでは通常通り、ヘッドライトとテールライトもアップデートされた。フロントには今後、デイタイムランニングライトだけでなくメインヘッドライトにも4点式ライトグラフィックが採用される。テールライトはさらにスリムになり、その上部のエアインテークカバーも再設計された。

再び最大21インチのタイヤを採用「GTS」は全長もわずかに延長された。新しいディフューザーにより、全長は11mm延長され、高さは4mm増加した。フェイスリフト前と同様、新しい「GTS」も混合タイヤを採用している。標準はフロント19インチ、リア20インチの組み合わせで、オプションで20インチおよび21インチのホイールも用意されている。

ドライブトレイン:911フェイスリフトがカレラSとしても登場当初、ポルシェはフェイスリフトをクラシックな「カレラ」と「GTS(初めてハイブリッドも登場)」のみとして発売した。その後、高回転型4.0リッター自然吸気エンジンを継続採用した「GT3」と、マニュアルトランスミッション専用モデルの「カレラTが追加された。現在、ポルシェはモデルラインナップをさらに拡大している。新登場の「カレラS」は、伝統的に「カレラ」と「カレラGTS」の間を位置付けるモデルだ。

992.2カレラSは、カブリオレとクーペの2つのボディタイプで引き続き販売される。両モデルともに480馬力と530Nmの出力だ。「カレラ」同様、「カレラS」も熟成された3.0リッターツインターボエンジンを採用し、後輪に480馬力と530Nmのトルクを伝達する。これは30馬力の出力向上に相当するが、トルクは変更ない。逆に言えば、「992.2カレラS」は、従来の「992.1カレラGTS」と同等の出力(ただしトルクは40Nm少ない)を誇る。8速PDKのみ搭載の「カレラS」は、加速性能がわずかに向上し、スポーツクロノパッケージを注文した場合、静止状態から100km/hまで3.3秒で到達する予定だ。従来は3.5秒だった。最高速度は308km/hで、これまでと変わらない。

ポルシェ、3つの新しい四輪駆動918を発売Sエンジン搭載の四輪駆動モデルも発売される。このモデルは、「4S」という名称で識別される。クーペ、カブリオレ、タルガの3つのボディタイプから選択できる。このモデルは、後輪駆動の「S」モデルと同等の性能を発揮し、ポルシェトラクションマネジメントを搭載している。このシステムは、必要に応じて前輪に駆動トルクを増加させ、濡れた路面や滑りやすい路面での安全性を高める。ポルシェによれば、「S」モデルを購入する顧客の約半数が四輪駆動を選択している。

カレラTは、911の純粋主義者向けモデルだカレラTには、標準装備として10mmのローダウンを施したスポーツサスペンションが採用されている。新しい駆動システムでは、ポルシェが言うように「本質に集中」することが重点となっている。その中心には、重量の軽減と走行性能の向上が置かれている。重量削減のための措置には、例えばカーボン製フルシェルシート(オプション)や6速マニュアルトランスミッション(標準装備)の採用が含まれる。PDKは「カレラT」には設定されていない。2列目の緊急用シートもない。これらの装備により、「カレラT」は合計40kgの軽量化を実現し、最終的な重量は1,478kgとなっている。出力は394馬力、トルクは450Nmと変更ない。これにより、「カレラT」は100 km/hまで4.5秒で加速し、自動変速機搭載の兄弟車より0.4秒遅い。

リフレッシュされた911はプラグインハイブリッドではないそして、「911」に期待される通り、後部には引き続き6気筒ボクサーエンジンが搭載されている。「992」シリーズ導入以来、「GT3」派生モデルを除くすべての駆動システムはターボチャージャーによる強制吸気式となっている。「992.2カレラ」でもこの点は変更されていないが、スポーツモデルにはさらにパワーが向上している。これまで後輪に伝達されていた385馬力から、現在は394馬力に増強されている。

GTSとは異なり、標準の911はエアインテークに水平のリブを採用している。しかし、最も興味深い新機能は「992.2 GTS」に搭載されている。これは、「911」シリーズで初めてハイブリッド駆動システムを採用したモデルだ。「パフォーマンス ハイブリッド」と呼ばれるこの駆動システムは、モータースポーツから着想を得た技術で、効率向上だけでなく、性能最適化にも貢献する。

このシステムでは、3.6リッターに拡大されたボクサーエンジンを2基の電動モーターが支援する。1基の電動モーターはターボチャージャーの排気側と圧縮側の間に配置され、これによりシングルターボチャージャーで事足りるようになった(以前はツインターボだった)。同時に、ターボチャージャー内の電動モーターが過給圧の制御を行い、バッテリーに電力を戻すことができるため、通常、ターボチャージャーのバイパスを介して過剰な排気ガスを排出するウェイストゲートが不要になっている。

文:AutoBild Japan
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みんなのコメント

11件
  • ネロ
    この価格設定を見ると、日本はほんとに給料上がってないんだなと感じる。
  • 鉄人21
    値上げのスピードがハンパない。一般人には素のカレラが乗り出し2千万オーバーとは想像もできないだろう。ましてターボSが4千万円なんて誰しも驚く。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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