完成したのは3日前、昭和46年式の軽自動車がオシャレに生まれ変わる（東京オートサロン2020）

ホンダバモスをビーチクルーザーに変身させたハイテクニックに感動

東京オートサロンには様々なカスタムカーが並んでいますが、おそらくホンダバモスをベースにしたのは、これ一台でしょう。フォレスト・オート・ファクトリー（FAF）がショップデモカーとして仕立てた「FAFビーチクルーザー」です。

ホンダバモスというのは軽自動車が360cc規格だった時代に登場したプレイビークル。ドアや屋根のないバギースタイルのミッドシップカーです。そのバモスのスタイルを活かしつつ、後席からラゲッジにかけてのスペースをコナラ・サクラによる天然ウッドパネル張りとしたことで、バモスが持つバケーションテイストをさらに高めることに成功しています。

インパネはこれまた天然ウッド（チーク材）でリメイク、シートも張り替えることで魅せるインテリアになっています。いや、ドアも屋根もないバモスですからインテリアとエクステリアなシームレスにつながっています。そこを見事に理解した力作です。

2トーンに塗り分けられたボディも見事。マットペイントが古くて新しい感じを演出しているのも、このカスタムカーの完成度につながっていることは間違いありません。

そんなFAFビーチクルーザーが完成したのは東京オートサロンの開幕3日前だったとか。出来立てほやほやのバモスはオートサロンの人気者になっています。

文：山本晋也（自動車コミュニケータ・コラムニスト）

Comments

勿体ないって、一瞬思ったが、上質な仕上がりに納得。

記事はバモスだけど、写真はバモスホンダ。