ロードレース世界選手権MotoGP、その最高峰であるMotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダーが、中上貴晶だ。彼は2018年にLCRホンダから最高峰クラスへ昇格して、今年4年目のシーズンを迎えている。
そんな中上は、今シーズン第13戦アラゴンGPで、日本人ライダーとしては初となる通算200戦出走を達成した。
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チャンピオンシップ史上、通算200戦以上出走したライダーは、中上で42人目。現在のMotoGPでは下位クラスを含めて9人のライダーが200戦以上の経験を持っている。
なお日本人ライダーとして中上の200戦に次ぐ出走数となっているのは、2009年の250cc王者であり、現在はHonda Team Asiaの監督を務める青山博一だ(175戦)。
125cc、Moto2クラス、そしてMotoGPクラスと3つのクラスで200戦を戦ってきた中上。これまでで最も思い出に残っているレースは何だったのか? レッドブルのイベントに登場した中上にmotorsport.comがそう尋ねると、彼はMoto2クラスでの世界選手権初優勝だったと語った。
「僕にとって素晴らしい思い出といえば、2016年、Moto2クラスで初優勝したオランダGPでしたね」と、中上は言う。
「決して忘れられないです。あれは夢が叶った瞬間でした。MotoGPクラスではありませんでしたけど、世界選手権で勝ったというのは、僕が“他の誰よりも速かった”ということです。素晴らしい感覚ですよ」
「初優勝というのはいつでも素晴らしい思い出になりますね」
そう語った中上。ただMotoGPクラスで初めてポールポジションを獲得した2020年のテルエルGP(モーターランド・アラゴン)も、同様に記憶に残る一戦だったと語っている。
「去年、MotoGPテルエルGPで、初のポールポジション獲得したときもそうでした。(決勝レースのある)日曜日ではなく、予選でしたけどね。ですがまた“自分が誰よりも速い”ということですから。あの予選は素晴らしかったです」
「Moto2での初優勝、そしてMotoGPでの初ポールポジションは同じような感覚でしたね。あの瞬間のフィーリングは素晴らしいものです。ですから、またそうしたモノを達成して、何度も味わえればと思っています」
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