■デザインも価格も一新
トヨタ自動車と中国第一汽車集団が出資する合弁会社「一汽トヨタ」は、2025年12月21日に中国市場向けの新型「カローラ」を発売しました。
【画像】超カッコイイ! これが“さらにオトク”に買えるトヨタ新型「カローラ」です!
今回登場したモデルはフルモデルチェンジではなく、いわゆるビッグマイナーチェンジに該当しますが、その改良内容は大規模で、外観、内装、車体寸法、装備、価格設定に至るまで大きく手が加えられています。
カローラは1966年に初代モデルが誕生して以来、長い歴史を重ねてきたトヨタの代表的な世界戦略車です。
これまでに150以上の国と地域で販売され、累計販売台数は5000万台を超えています。現在の現行型は12代目にあたり、中国はアメリカと並ぶ主要市場として、開発や改良においても重要な役割を担っています。
今回中国で発表された新型カローラは、デザイン面で大きな変化が見られます。フロントデザインには、最新のトヨタ車に共通する「ハンマーヘッド」モチーフを採用しました。
これにより、従来型よりもシャープで先進的な印象が強まり、特に若年層を意識したスタイリングとなっています。
フロント下部のグリルは縮小され、全体としてグリルレスに近いクリーンな表情を実現しています。
リアデザインでは、従来のテールランプ形状をベースにしつつ、左右をつなぐ装飾を追加し、一体感のあるワイドな印象を与えています。
またボディサイズの拡大は、今回の改良で最も注目すべきポイントのひとつです。新型カローラのボディサイズは、全長4710mm×全幅1780mm×全高1435mm、ホイールベース2750mmとなっており、従来モデルと比較すると、全長は75mm、ホイールベースは50mm延長されています。
この数値は、これまで中国専用として設定されていた従来のロングホイールベース(LWB)モデルと同一であり、今回の改良によって通常モデルとLWBモデルが統合された形になります。
これにより、後席の足元スペースが大幅に拡大し、中国市場で重視される後席重視の居住性が一段と高められました。
荷室容量も実用性を意識した設計となっており、トランク容量は470リットルを確保しています。
20インチサイズのスーツケースを6個積載できる容量があり、家族での長距離移動や出張など、さまざまな用途に対応できる点も特徴です。
インテリアは「LIVING tech」をテーマに刷新されました。水平基調のインストルメントパネルを採用することで、視覚的な広がりと落ち着いた空間を演出しています。
メーターパネルには8.8インチのデジタルディスプレイを採用し、センターコンソールには12.9インチの大型センターディスプレイを配置しました。
車両情報やナビゲーション、エンターテインメント機能を直感的に操作できるほか、コネクテッド機能も強化され、中国市場で重視されるデジタル体験への対応が図られています。
パワートレインは2種類が設定されています。ひとつは1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルで、もうひとつは2リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する純ガソリンモデルです。
従来の中国仕様に存在していた1.2リッターターボや1.5リッターエンジンは廃止され、より余裕のある走行性能と商品力の向上が図られています。
安全装備についても抜かりはありません。全グレードに先進運転支援システム「Toyota Pilot」を標準装備し、車線逸脱警報・補助機能やプロアクティブドライビングアシスト、ドライバー異常時対応システムなどが搭載されています。これにより、安全性能を重視する中国の消費者ニーズに対応しています。
価格設定も注目点です。メーカー希望小売価格は、ハイブリッドモデルが9万9000元(約222万円)から、ガソリンモデルが11万8000元(約264万円)からとなっています。
従来モデルの価格帯である11万6800元(約261万円)から15万6800元(約351万円)と比較すると、実質的な値下げとなっており、競争の激しい中国市場を強く意識した設定です。
さらに、2026年1月31日までの期間限定で4000元(約9万円)の購入補助金も用意されており、販売促進への本気度がうかがえます。
電動化が急速に進む中国市場において、ハイブリッド車とガソリン車の双方で商品力を高めた新型カローラは、トヨタが依然として中国市場にコミットし続ける姿勢を象徴するモデルといえるでしょう。(近藤 英嗣)
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アホか。