今季のアメリカGPはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で初めてのスプリント形式での開催となっているが、その効果は少なくともチケット売り上げに反映されなかったようだ。
今季のF1には6回のスプリントイベントが設定され、その週末では金曜日に1回のフリー走行と予選、土曜日にスプリントシュートアウトとF1スプリント、日曜日に決勝レースを行なう。
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F1がスプリント形式での開催を推し進めるのは、グランプリの3日間全てにコース上でのアクションを用意し、イベント全体を盛り上げるという目的がある。
しかしアメリカGPを開催するCOTAのボビー・エプスタイン会長は、スプリントを開催しても土曜日の観客動員数増加には繋がらなかったと明かした。
「助けにはならなかった。驚きだね」
motorsport.comを含む一部メディアにエプスタイン会長はそう語った。
「どの時点で観客がイベントに来ているのかを判断しなければならないが、我々のファンはF1というイベントのために来ているのだと思う」
「スプリントレースを支持する人もいれば、従来のモノが良いという人もいる。現時点ではまだ実験的な試みなのだ」
エプスタイン会長は、2023年大会の全体的なチケット販売の動向がレッドブルとマックス・フェルスタッペンの圧倒的な強さに影響を受けた可能性があることを認めつつも、それが最大の要因ではないと語った。
チケット売り上げに関する問題の要因はF1スプリントであり、単一チームによる支配ではないと断言できるかと尋ねられたエプスタイン会長は次のように語った。
「言い切ることはできないだろうが、どちらかの要因が他を上回ることはない」
「唯一言えるのは、日曜日が昨年と同じように強いということが、おそらく質問の答えになるということだ」
「マックスが観客動員数を左右する要因なら、日曜日が強いのはなぜだ? それ(日曜日の好調な売り上げ)はクリアしたと言える。今私が言えるのは、今年の土曜日は昨年の土曜日よりもちょっと少なく、今年はスプリントレースがあった。変更点はそこだけだ」
エプスタイン会長は、今年の結果から2024年に再びアメリカGPでスプリントイベントを実施するかどうかは分からないと語った。
「我々はF1と協力し、何がベストなのかを決定してもらうつもりだ。ただ、少し持ち回り制になっても構わない」
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