ツインリンクもてぎで行われた2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦。フォーメーションラップでエンジンストールに見舞われた山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、2戦連続でノーポイントとなり、ランキング首位の座から陥落することになった。
8番グリッドからポジションアップを狙った山本だったが、フォーメーションラップをスタートさせる際にまさかのエンジンストールを起こしてしまった。全車がグリッドを離れた後にエンジンを再始動、隊列に並んだ山本は、最後尾グリッドにつかずピットスタートを選択。地元凱旋レースは思わぬ出だしとなった。
■ランク首位に浮上! キャシディ「クリーンエアの中を走り続けるのが作戦だった」
「(フォーメーションラップでは)いつも通りの手順でスタートしたつもりでしたが、急にエンジンが止まってしまって、何もできなかったです。その原因が何なのかはまだわからないですが、今までと同じことをやってストールしてしまったということに対しては納得できない部分もありますが、僕自身でも何か対策ができたかもしれないので、そこは反省しかないです」
エンジンストールの時をそう語った山本。ミディアムタイヤでレース序盤を戦い、早い段階でソフトタイヤに交換するという戦略をとったが、ここでも後手に回る展開となってしまった。
「本当はもう少し早めにピットインしたかったですが、(ニック)キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)選手がピットインしたタイミング(4周目)だと僕たちは入れない状況でした。燃料が減り切っていない状態で、そこで給油しても最後まで足りなくなる可能性があったので、僕たちはもう少し引っ張る必要がありました」
「あと、この炎天下のなかでソフトタイヤがどのくらい持つのか分からなかったから、ミディアムで少し周回してみようかと思いました。そこで迷いが生じてしまって、数周ほどロスした部分はありました」
14周目にピットインしソフトタイヤに交換した山本は、前後の車両とギャップがある場所で復帰した。そこで好ペースで周回できたことが最終的なポジションアップにつながり、9位まで挽回を果たした。
しかし2戦連続でノーポイントという結果になり、第5戦終了時点でキャシディに1ポイント逆転されランキング首位の座から陥落してしまった。
「ピットアウト後は単独でペース良く走ることができ、1分36秒台で走ることができました。最終的に最後尾から9番手まで上がれたのは良かったですが、ポイントに手が届かなかったですし、2戦連続でノーポイントというのは(チャンピオン争いを考えると)痛すぎる結果です」
そう悔しい表情を見せた山本は、チャンピオン獲得のためにはさらなる改善と努力が必要だと語った。
「ランキングも逆転されてしまったことに対しては本来求めているものではなかったです。自分の弱さも再認識しましたし、強い選手を相手に自分がもっと努力しなければいけないことも分かりました」
「その努力に関しても、最終的には結果が全てです。あとは結果で証明していくしかないし、結果が残せなければ力がないということになってしまうので、残り2大会は何としても自分の力を発揮して、チャンピオンを獲れる位置に戻りたいです」
「今回は調子が悪い中で、色々セッティングを変えて、良くも悪くも得られたものはありました。それを次の岡山に向けて活かすことができればいいなと思います」
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