■ミッドシップになる!?
長らく途絶えている往年の名車が復活ずるかもしれません。かねてからウワサのたえない「セリカ」です。
【画像】超カッコイイ! トヨタ新型「セリカ!?」を画像で見る(40枚)
2023年秋に開催されたラリーイベント「ラリー北海道」のとき、トヨタの豊田章男会長は「セリカの復活を執行部にお願いしている」という旨を発言しました。思えば当時、さまざまなイベントで往年のラリー仕様のセリカがいくどとなくデモランを披露していました。
さらに、それから1年あまり後の2024年秋には、「ラリージャパン2024」でのトークショーで、中嶋裕樹副社長が「セリカ、やっちゃいます!」と公言し、会場にいた多くのファンが色めき立ちました。
もっとも、その時点では本格的に開発はスタートしておらず、まだ影も形もなかったようですが、年が明けて開催された東京オートサロンのトヨタブースには、「これは!?」と思わずにいられない展示車がありましたよね。
くだんの展示車の話題に移る前に、セリカのことを少し振り返ってみましょう。残念ながら2006年に販売終了となったままですが、セリカは1970年に登場して日本初のスペシャルティカーといわれた初代から36年間、7世代にわたって、オシャレなデートカーや走り屋の愛車として人気を博するとともに、トヨタにとってもモータースポーツのベース車としても重用されてきました。
初代から3代目までは駆動方式がFRでボディタイプが2ドアクーペ(※4代目以降は海外向けのみ)と3ドアリフトバックがあり、どの世代も印象的なデザインをまとっていました。FFベースとなった4代目から6代目までは4座のコンバーチブルもラインアップされました。
4代目から6代目までは、当時としては貴重だった高性能な4WDシステムを搭載した「GT-FOUR」がセリカのイメージリーダーとなっていました。
モータースポーツにおいてもセリカは国内よりも海外で活躍し、とくに、WRCをはじめとするラリーではめざましい戦績を挙げて数々の金字塔を打ち立ててきました。ところがWRCではいろいろあって、車種もカローラにスイッチしてほどなく、1999年にトヨタ(=TTE)はWRCから撤退してF1に参戦することを表明します。
かたや市販車の世界でも、スポーツカーの人気の低迷を受けて、あまり販売の芳しくなかったセリカは整理の対象となりました。
ところが、時代は1周回って、スポーツカーの魅力が再認識され注目度が高まる中で、セリカの復活が検討されるはこびとなったわけですが、次期セリカがあるとしたら、このところの流れからして、GRブランドの一員となることは確実でしょう。
新しいセリカがはたしてどのようなクルマになるのかが気になるところですが、その大きな手がかりとなるが、前述の2025年初の東京オートサロンで世界初公開された、ズバリ、「GRヤリスMコンセプト」です。
現場でも大いに話題となった世界初公開の“ミッドシップ”のヤリスは、フロントに積まれていた1.6リッター3気筒ターボエンジンに換えて、新たに開発中の「G20E」という型式の2リッター4気筒ターボエンジンが、リアアクスルの少し前側に搭載されていました。あわせて2025年のスーパー耐久シリーズにメーカーの開発車両を対象とするST-Qクラスに参戦することも発表されました。
GRヤリスMコンセプトは、あくまでGRヤリスの派生という位置づけとなっていますが、そのまま市販されるとは思えません。
いろいろな可能性は考えられる中で、トヨタは「MR2」や「MR-S」といったミッドシップのスポーツカーを市販してきた実績があり、そちらが復活する可能性もなくないですが、冒頭で述べたとおりこのところさんざん話題に上がっていることからしても、復活するのはセリカで、それがこのクルマとの関連性が高いという説には説得力があります。
「ミッドシップなのにセリカ!?」という意見もあるでしょう。でも現にトヨタは縦置きエンジン+後輪駆動のFRレイアウトで長年続いてきた「クラウン」を、横置きエンジンレイアウトのFFベースにしたばかり。
海外でもまるっきりFRのイメージだったのにミッドシップになった「コルベット」のような例もあります。セリカだってFRからFFになって、時を経てさらにミッドシップになったっていいのではないでしょうか。
ミッドシップの4WDになるという説が有力で、フロントをモーターで駆動するという説もあるようです。スタイリングも2ボックスのハッチバックではなく、セリカとしてふさわしいファストバックのクーペフォルムになることでしょう。
気になるのはモータースポーツです。前述のスーパー耐久にセリカの車名で参戦するかもしれないし、セリカといえばラリーですが、現状エンジンが2リッターでは有意義に走らせるカテゴリーが見当たらないので、何か別の新しいことをトヨタも考えているのかもしれません
ミッドシップで強力なパワートレーンを手に入れたセリカが楽しくないわけがありません。「GRヤリス」や兄貴分の「GRカローラ」とは毛色の違った魅力的な高性能モデルになることでしょう。大いに期待して待ちたいと思います。
※ ※ ※
ブラジルの”特許庁”「ブラジル産業財産庁」に、「GRセリカ(GR CELICA)」という商標が出願されたことが報じられました。
2025年1月15日に出願されたというこの商標は、出願者が「トヨタ自動車」となっていることから「公式」なものであることは明らかです。
「GR」をの名称を冠するセリカがどのようなクルマとなるのか、注目です。
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どんなモデルか?これも取材もせず、何の根拠もない勝手な希望・想像を並べただけの文。