フランコ・コラピントはF1エミリア・ロマーニャGPから、ジャック・ドゥーハンの後任としてアルピーヌからF1参戦を開始したが、自身の一部ファンによる他ドライバーへの誹謗中傷行為がエスカレートし大きな問題に。コラピントはファンのメディアリテラシーを高めるために「ベストを尽くす」と語った。
昨年ウイリアムズから途中参戦という形でF1デビューを果たしたコラピント。序盤から入賞を果たす活躍を見せ、母国アルゼンチンを大いに盛り上げた。
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アルピーヌにリザーブドライバーとして加入した今季は、その期待が排他的に作用し、レギュラードライバーだったドゥーハンに対して早期のドライバー交代を求める声や誹謗中傷が相次いだ。
またコラピントにとってアルピーヌでの初グランプリとなったエミリア・ロマーニャGPでは、フリー走行でレッドブルの角田裕毅の走行を妨害してしまった際に、角田が右手を振り上げる仕草を取ったことが挑発の意図として一部のアルゼンチンファンに誤解され、人種差別的な内容も含む誹謗中傷が角田に集中した。
これを受けて角田は「どんどん悪化していくのであれば、ある時点でF1側が何か発信するべきです」とコメント。FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長やコラピントの所属チームであるアルピーヌ、そしてF1も一連の誹謗中傷行為を非難した。
コラピントは、他人の行動をコントロールすることはできないとしつつも、行き過ぎた行為をファンに控えてもらうよう最善を尽くすと語った。
「FIA F2に参戦していた時から、ソーシャルメディア上で僕は多くのヘイトを受けてきた。こういうことは起こるんだ」
モナコGPを前にコランピントはそう語った。
「僕らはアスリートであり、自分がコントロールできることに集中しなければならない。みんなが他人をどう尊重するとか、他の人がどうするかは、自分ではどうしようもない」
「でも自分のファンに関してはもう少しコントロールできる領域かもしれないから、僕はベストを尽くしている。取り組んでいるところだ」
「過剰に反応する人がいるのを知っているし、とても情熱的で熱狂しているけど、少し攻撃的な人もいる。それが現実だ」
「僕は自分にできるベストを尽くそうとしている。僕と同様に、多くの人がヘイトを受けていることも知っている」
そしてコランピントは、角田が自身の進路妨害で怒りを見せたことは当然のことだと続けた。
「サーキットにいる時は頭から切り離して、ただドライビングに集中することが必要だ。でもユウキの件もそうだけど、仮に僕がユウキにしたようなブロックをされたら、本当に腹が立ったはずだ。正直、彼が怒るのは当然だし、同じ状況なら彼と同じように怒っていたはずだ」
「彼のことは理解しているし、そうする権利があったと思う。そのことでヘイトを向けられるのは本当にひどいことだと思う」
「モータースポーツだけでなく、スポーツ全般に言えることだけど、みんながより良い行動を取らなければならない瞬間がある。僕らはスポーツに携わる者として、みんなを落ち着かせ、テレビ観戦やサーキット観戦を通じてスポーツを最大限に保ちながら、一部の人々のようなリスペクトの欠如を誘発しないよう理解させるために最善を尽くす必要がある」
また、過激なコメントを行なった一部ファンへのメッセージを求められたコランピントは次のように語った。
「直接的なメッセージとして常に伝えようとしている。以前も言った通り、僕はできる限りをコントロールしようとしている。僕がどうにかできることではないけど、他のドライバーを悪く言うコメントやメッセージを見るのは好きじゃない。僕に向けた悪口を見るのも嫌だよ」
「僕も同じような立場にいるし、決して良いことじゃない。僕は彼らを落ち着かせ、それが正しい行為ではないと理解してもらえるようにベストを尽くす。それが僕にできることだ」
「もちろん、彼らが何を感じ、何を書きたいかは自由だけど、常にリスペクトを払い、一定のラインを守って、過度になりすぎないようにしてほしい」
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