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「これほど評価が分かれたクルマは珍しい」 物議を醸したBMW 29選(後編) 攻め続けるバイエルンの雄

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「これほど評価が分かれたクルマは珍しい」 物議を醸したBMW 29選(後編) 攻め続けるバイエルンの雄

BMW X6(2007年)

3世代すべてにおいて、X6はクーペとSUVを融合させた奇妙なスタイルだが、好む人も多いようだ。まったく異なる要素を1台のクルマで調和させる難しさは、初代モデルの発売時点で明らかになった。

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その走りの性能とコストパフォーマンスを称賛しつつも、当時のAUTOCARは外観を「挑戦的」と表現し、「これほどまでに評価が分かれたクルマは珍しい。そして、その評価の多くが否定的なものだったこともまた珍しい」と付け加えている。

BMW i3(2013年)

i3は電気自動車(EV)を好まない人々からは冷ややかに見られていたかもしれないが、一時はBMW社内でも物議を醸していた。プロジェクトの初期から関わっていたヴィーラント・ブルッフ氏は、「社内には、『i3の開発に関わるエンジニアたちは、我々が懸命に稼いだ資金をすべて無駄にしている』という声がありました」と語っている。

販売台数は日産リーフの半分以下にとどまり、決して大ヒット作とは言えないが、i3は独創的であり、そのスタイリングは奇抜ながらも古さを感じさせることはなかった。2022年に生産が終了した際、AUTOCARは惜しみながらも見送った。

BMW 2シリーズ・アクティブツアラー(2014年)

BMWはクーペ/コンバーチブルの2シリーズと、コンパクトミニバンの2シリーズを同時期に導入したため、名称において混乱を招くことは避けられなかった。

しかし、そのような問題も、アクティブツアラーが前輪駆動を採用しているという事実の前では些細なものだった。これはBMWの歴史上前例のないレイアウトであり、同社も以前のマーケティングでは否定的に捉えていたものだった。

とはいえ、この方針転換は必然的な流れであり、実現も難しくはなかった。アクティブツアラーは、BMWが2001年に再始動させたミニ(MINI)ブランドと同じプラットフォームをベースにしている。

BMW i8(2014年)

並外れた空力デザインにより、i8はその高額な車両価格に見合うだけの価値があるように見えた。確かに速かったが、評論家たちは、細くて硬いコンパウンドのタイヤによってハンドリングが不安定になっていること、そして45km/l以上という公称燃費は夢物語に過ぎないことを指摘した。

しかし、見た目の素晴らしさに関しては誰も否定できなかった。それは今も変わらない。

BMW M3(2014年)

直列4気筒、直列6気筒、そして直近ではV8といった、パワフルな自然吸気エンジンを搭載したM3を30年近く生産してきたBMWだが、4代目では時代の流れを受け入れ、ついにツインターボの3.0L直列6気筒エンジンを導入した。

当然ながら、そのエンジン音は歴代モデルに比べてややこもったものになったが、低回転域での力強さは疑いようがなかった。「ただ、このターボエンジンに、先代エンジンと同じような鋭いスロットルレスポンスや魅力的なサウンドは期待しないほうがいい」と当時のAUTOCARは記している。

BMW 7シリーズ(2019年)

BMWのラグジュアリーセダン、7シリーズの6代目は2015年に登場し、その4年後にマイナーチェンジが行われた。この時、特徴的なキドニーグリルが驚くほど大型化された。

当時、AUTOCARもグリルが大きすぎると感じたが、7シリーズに「より威厳ある風格」を与えたことは認めざるを得なかった。

BMW 4シリーズ(2020年)

2020年代に入り、BMWの新型車が型破りな外観になることはもはや織り込み済みだった。4シリーズは、既存の3シリーズをベースに、2ドア・クーペやコンバーチブル、あるいは5ドアのグランクーペとして展開されている。2020年発売の2代目では、BMWいわく「斬新でインパクトのあるデザイン」のグリルが採用され、「フロントエンドに注目を集める」ものとなった。

AUTOCARは、「このデザインについては賛否両論がある。しかし、好むと好まざるとにかかわらず、この2代目モデルには、物議を醸すスタイリング以上の魅力があるのだ」と評している。

BMW iX(2021年)

iXのフロントに配された巨大でアグレッシブなラジエーターグリルは、お決まりの批判を招いた。とりわけ、iXはそもそもラジエーターを持たないEVであり、グリルなど必要ないのではないかという声が相次いだ。

2022年のインタビューで、BMWのオリバー・ツィプセCEOはこの点について次のように答えた。「当社は、パワートレインによってクルマの外観を決定すべきだとは考えていませんし、これまでもそう考えたことはありません。なぜなら、外観はパワートレインに依存するものではないからです。それはお客様の好み、お客様の行動、お客様が求める機能に依存するものであり、それが何よりも重要なのです」

BMW 7シリーズ(2022年)

前述のインタビューで、オリバー・ツィプセCEOはBMWの物議を醸したデザイン戦略について、「もちろん計画的なものです。そうでなければ、このようなデザインは採用しないでしょう」と述べた。ここでは、2段式ヘッドライトも採用した新型7シリーズについても言及していた。

今や見慣れてしまったが、このフロントグリルのインパクトは依然として大きい。新型7シリーズに対する世間の反応は、2001年の4代目モデルの登場時ほど強烈なものではなかったかもしれないが、改めて比べてみると、4代目のデザインはもはや無難で普遍的とも言えるのではないだろうか。

BMW XM(2023年)

XMは、M1に次いでBMWのM部門が独自開発した2台目の車両であり、同部門初のSUVかつ初のハイブリッド車でもある。さらに、総合出力748psを誇るレーベル仕様(写真)は、一般向けに販売されたBMWの市販車としては史上最もパワフルだ。

もし平凡な見た目だったら、これらすべてが特筆に値するだろうが、もちろんそうではない。AUTOCARは、「写真で見ても、この鋭い眼差しのSUVはなかなか強烈な存在感を放っている。しかし、実物を見ると、その迫力は凄まじく、ほとんど衝撃的なほどに妥協がない。それは、まさにMが意図した通りの姿だ」と評している。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN

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