この記事をまとめると
■新型ダイハツ・ムーヴが歴代初のスライドドアを採用して登場した
340万台以上売れた国民的モデルが30年目の大革新! シリーズ初のスライドドアを引っ提げて7代目となる新型ダイハツ・ムーヴ登場
■スライドドア採用はユーザーのニーズに根ざした結果
■軽セミハイトワゴンならず軽スーパーハイトワゴンの競合となりうる可能性もある
スライドドアを新採用した新型ムーヴのライバルはいずこ?
先日発表された新型ダイハツ・ムーヴ。そのなかでも最大のトピックは、歴代初となるスライドドアの採用だろう。当然というべきか、「なぜスライドドアにしたか?」という質問は、その発表会場でも多くのメディア関係者によって飛び交っていた。
そこで今回は、その疑問から一歩先に足を踏み入れ、スライドドア採用によって変化したであろう新型ムーヴの競合車種について、開発者サイドの意見も伺いながら考えることにする。それによって、スライドドアを採用した真意も自ずと浮かび上がってくるだろう。
新型ムーヴのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm(2WD車)。先代ムーヴと比較すると全高のみ25mm高くなっているが、同社の軽スーパーハイトワゴンであるタントの全高1755mmと比べればそれでも100mm低い。依然として全高が高すぎず低すぎない、いわゆる軽セミハイトワゴンに先代同様カテゴライズされるといっていいだろう。
ほかのメーカーを見渡せば、スズキ・ワゴンR、三菱ekワゴン/日産デイズ、ホンダN-WGN。このあたりのモデルが該当するジャンルだ。
他社の軽セミハイトワゴンはすべてヒンジドアであるのに対し、新型ムーヴはスライドドアを採用するという点で大きく異なる。だが、先に挙げた軽セミハイトワゴン3車種と新型ムーヴのスペックシートを並べてにらめっこすれば、逆に大きな相違点はそれくらいしかない、という事実も見えてくる。
スライドドア採用で高くなりそうなイメージの車高は、全車1650mm~1700mmの間に収まり、(N-WGNのカスタムモデルのみ例外的に1700mmオーバー)。車重については、ワゴンRのみが700kg台後半と著しく軽量だが、そのほかの車種では奇しくもすべて840~850kgの間に収まっている(2WD・NA車)。
そして価格についても、最量販グレードでは狙いすましたかのように全車が税込にして140万円代の価格設定となる。机上で額面のみ見れば、新型ムーヴは他社の軽セミハイトワゴンとまさにがっぷり四つといった様相を呈しているのだ。
競合車種は「お客様次第」
となると、やはり新型ムーヴは前述の軽セミハイトワゴンたちを競合車種に見定めて開発されたのだろうか。チーフエンジニアの戸倉宏征氏に尋ねると、意外な答えが返ってきた。「特定のメーカーの特定のクルマを競合として捉えてはいません。」
戸倉氏曰く、軽セミハイトワゴン市場は、どのメーカーのモデルが飛び抜けて売れているという傾向は少ない拮抗状態にある。その状況下で、いま旧型の軽セミハイトワゴンを保有するユーザーの乗り換えを促進する切り札、それがスライドドアだったというのだ。実際に、ディーラーにてムーヴにスライドドアを求める顧客は数多かったという。
では、やはり競合は軽セミハイトワゴンなのでは……? と喉もとまで出かかったが、戸倉氏はこう続ける。「じつは、新型ムーヴがセミハイトワゴンに競合するか、スーパーハイトワゴンに競合するかはお客様次第で、我々としてもわからないところがあります。販売状況を見てこれから判断してゆくつもりです。」
ヒンジドアを採用していた先代までのムーヴを検討する顧客は、スライドドア採用の軽スーパーハイトワゴンも同時に検討しているケースがかなり多かったが、そこでユーザーにとって最大の障壁となるのが車両価格だったという。そこで、新型ムーヴには訴求力の高いアイテムであるスライドドアを採用しながらも、税込135万円からという安価なプライスタグを掲げることで、そのようなユーザーの囲い込みを狙ったということだろう。
補足であるが、多くの方が抱いたであろう「同じダイハツのタントやムーヴキャンバスと競合しないの?」という疑問については、ターゲティングユーザー層が大きく異なることから棲みわけがなされているとのことだった。
価格とサイズを軽セミハイトワゴン級に抑えながらも、軽スーパーハイトワゴン系にしか装備されないスライドドアを装備することで、両方の市場に食い込んでゆくかもしれない。新型ムーヴは、そんなダイハツ自身も予想しきれない可能性を秘めたそれはクルマだということだ。
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みんなのコメント
と言うとカッコイイけど
ライバルにされていないw
まぁ大コケしても、キャンバスが車名ムーブの月間販売台数を出してくれるから好き勝って言ってるw