ホンダの米国向けミドルサイズSUV「パスポート」のマイチェンモデルが公開された。今後SUVラインナップ全般に拡大予定のオフロード向け新グレード「トレイルスポーツ」が設定されるなど、さらなる注目が集まりそうなニューモデルの内容を見ていこう。
パイロットは2002年に初代が誕生。現行モデルは2016年に登場し、2019年のフェースリフトを経て、このたび割と大掛かりなマイナーチェンジを受けることになった。改良ではAピラーより前方を刷新され、ボンネットにはパワーバルジが配され、フロントグリルもよりアップライトなデザインとなり存在感を高めている。これは迫力のあるデザインを求める昨今のトレンドに従ったものだろう。
ホンダの日本未導入SUVがタフだ! 新型パスポート・トレイルスポーツ登場
リアエンドもバンパーの形状が変更され、より大型になったツインエグゾーストエンドが顔を覗かせる。また、トレーラーヒッチのカバーもフロントのデザインとマッチするよう、一層ワイルドな造形とされた。
クラスナンバーワンをうたう280hp/355Nmの3.5L V6エンジンや9速AT、トルクベクタリング機構付きのAWDシステム「i-VTM4」などメカニカルな面は基本的に従来型からキャリーオーバー。一方で、全車にリアシートの乗員を検知する「リアシートリマインダー」が装備されたほか、一部グレードではインテリアにコントラストステッチが施されるなど、細かな改良を受けている。
注目の新グレード、「トレイルスポーツ」は、内外装に多数の専用パーツを纏って登場。前後バンパーにはシルバーのスキッドプレートがデザインされ、他グレードよりアグレッシブな印象を強めるとともに、ツートーンの18インチホイールが足元を引き立てる。もちろん、悪路走破性も引き上げられており、前後トレッドが10mm拡大されスタビリティが向上したほか、ラフロード向けのタイヤにより未舗装路にも安心して踏み込める。最近は、こうしたSUVの個性を強めたグレードを設定するメーカーが増えてきているようだ。
またインテリアは、アクセントカラーとなるオレンジのステッチがシート、ステアリングホイール、ドアパネルに加えられ、ロゴ入りのラバーフロアマットとともにアクティブな雰囲気を演出。アンビエントライトも専用のアンバーカラーとなるなど、細部にわたるオリジナル仕様が特徴だ。
トレイルスポーツには今後、オフロード向けサスペンションや、さらにアグレッシブなタイヤの装着など継続的な改良が検討されているとのこと。パイロットの日本導入は望み薄だが、北米での人気が集まればトレイルスポーツ・シリーズが国内展開中のモデルに反映される可能性はあるかもしれない。
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みんなのコメント
プロのライターならもうちょっと分かりやすく書いて欲しい。