F1第13戦ベルギーGPのアルファタウリは、角田裕毅が10位入賞、ダニエル・リカルドは16位完走という結果だった。
リカルドは前日のスプリントでは11番グリッドからスタートし、一時は入賞圏内の8番手まで順位を上げた。しかし終盤に次々に抜かれ、10番手完走が精一杯だった。そして決勝レースでは、終始ロングランペースの悪さに苦しんだ。
【角田裕毅F1第13戦分析】ドライ寄りのセットアップが奏功し入賞。アルピーヌとのバトル中は冷静な判断でタイヤを労わる
レース復帰第1戦となった1週間前のハンガリーGPでは、ブランクを感じさせないマシンコントロールの巧さを見せていた。それがベルギーではなぜ、別人のように手こずってしまったのか。
リカルド本人は、「タイヤがすぐにダメになった」「マシンのことがまだよく理解できてない。何かが足りない」と、レース後に語っていた。時折り笑顔は見せていたものの、2レースで激変したマシン挙動に戸惑っているのは明らかだった。
考えられるのは、ハイダウンフォースのハンガロリングではAT04の不安定な挙動が目立たず、タイヤマネージメントもより容易だった可能性だ。しかし最高速を稼ぐために極力ダウンフォースを削るセッティングのスパ・フランコルシャンでは、事態は逆転する。ハンガリーでは、「マシンは安定していた」と言っていたリカルドが、今回はその種のコメントを一切しなかった。マクラーレン時代の悪夢が、蘇っていたのかもしれない。
対照的に角田は、スタートで一気に3つ順位を上げ、その後もランド・ノリス(マクラーレン)を抜き去るなどして、一時は6番手まで順位を上げ、『ベストオーバーテイク賞』の候補に上がったほどだった。
角田自身、「飛ぶように速かったし、すべてを出し切れたレースだった」と、久々に明るい表情を見せた。ダウンフォースをかなり削るセッティングに振った結果、テクニカルなコーナーの続くセクター2での区間タイムは、リカルド17、角田18番手だった。
いつも以上に不安定な挙動で、タイヤの持ちも悪かったはずだ。それでも角田はノーミスの走りに終始した。アルファタウリマシンをより深く知る角田が、違いを見せたということだろう。
ただし今回の10位入賞は、上位勢だったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とカルロス・サインツ(フェラーリ)が接触し、早々にリタイアするという幸運にも恵まれた。言い換えれば、彼らの戦線離脱がなかったら、「飛ぶように速い」と感じたマシンでも、ポイント獲得はならなかったということだ。
高速コースのスパでの10位は確かに好材料だが、「すべてを出し切って」、さらに運に恵まれても、ぎりぎり10位入賞。残念ながらそれがアルファタウリの、現時点での立ち位置なのだろう。
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もっといい車に乗っているところ見たい。