ファンティック・ファクトリーレーシングのモトクロス世界選手権ラトビアGP および、併催の EMX のレポートが公開された。ラトビアGP ではグレン=コルデンホフが表彰台を逃したものの総合4位に入賞し、シリーズランキング3位へと浮上。また、EMX125 ではドゥエ=ファン・メクゲレンが総合5位に入賞した。
MXGP第11戦は、後半に向けてファンティックチームが仕上がっていることを証明するレースとなった。ラトビア、ケグムスの「ゴールデンホース」と称されるサンド質のレーストラックで、ブライアン=ボガースとグレン=コルデンホフはそれぞれ土曜日の計時予選で3位と4位を記録。
アンドレア=ボナコルシも8位で連なっている。好調さはそのまま予選レースにも引き継がれ、ファンティック・XXF450トリオは力強くスタート、オープニングラップでは3台がそろって5.6.7位に並んで快走した。このままコルデンホフ、ボナコルシ、ボガースの順にフィニッシュし、翌日の決勝に期待を持たせたのである。
日曜日もファンティック・チームは引き続き実力を発揮、レース1ではブライアン=ボガースが序盤のレースをリードする走りでオープニングラップを3位にまとめた。グレン=コルデンホフはすぐ後ろに続く5位で、4位のライダーのミスに付け込んで瞬く間にボガースに肉薄した。残り5周で「ザ・ホフ」は3位に上がると後続にギャップをつけ始める。ボガースは後ろから迫るチャンピオンシップ・リーダーのハーリングスの攻めに耐えながら5位を死守。アンドレア=ボナコルシも手堅く7位に入り、3台のチームメイトがすべて7位以内という好結果を得たのである。
レース2に向けてさらに期待が高まる中、しかしコルデンホフとボガースはスタートに失敗し、到底表彰台は望めない状態になってしまう。それでもチェッカーフラッグまで死力を尽くして走り切ったが、ファンティック・トリオの先陣を切ったのはボナコルシで5位。総合7位に入賞した。コルデンホフは何とか7位に入賞して総合4位に、わずか1ポイント差で表彰台を逃すこととなったのである。ボガースは13位でレースを終え、総合9位ながらトップ5を走れる実力があることを示すレースとなった。
総合順位ではコルデンホフが3位に浮上。3連戦を終え、ようやく休みを挟んだ次のレースは、イギリスGP、マッターレイに向かうことになる。
グレン=コルデンホフ/いや、手堅い週末だったよね。ほんと、レース2が残念だった。スタートはベストとは言えなかったから表彰台までに2人をパスしなくてはいけないことがわかっていたんだ。でも、それをやり切るだけのエナジーが残っていなかった。レース1の後、かなりいいムードで、この週末は表彰台も取れて最高だぜ、と思っていたんだけどね。だから今、本当にがっかりしているよ。でも全力は尽くしたんだ。総合ではまあまあポイントも取れたし、結果としてこの3連戦、全体としてはいい方向に向かってきたことが証明できた。ここから後半戦、これが実を結べるように頑張るよ。
アンドレア=ボナコルシ/ドイツ以来の体調不良が収まらずに練習もできないままに迎えたこの週末、厳しい状態だったんだ。おかげで長い週末になりそうな予感だったんだけど、7位-5位だからまあまあ悪くなかったといっていいんじゃないかな。スタートは悪くなくて、もうちょっと体調がよくてベストを尽くせればもっといい結果が出せたはずだとは思うけど、今の状況を考えれば総合7位は上出来といっていいだろう。次の週末はレースがないから、イギリスGPに向けていい休養と気分転換ができるはずだ。
ブライアン=ボガース/全体としてはよかったと思うね。予選レースやレース2の結果はいまいちだったけど、それ以外では絶えずトップ5を走れていたからね。もちろん、特にレース2の結果にはがっかりなんだけど、正直スタートの時にはだいぶ疲れていて、スタートも出れなかったうえに前を抜いていく元気も残っていなかったんだ。でも前向きに考えれば、次第に良くなってきていることは間違いないからね。正しい方向に向かっているし、トップ10にいつもいて、トップ5に肉薄していることには自信を持っているよ。この週末のオフでリカバーして、イギリスGPに臨まなくてはね。
ファンティック・ファクトリーレーシングEMXダッチ(オランダ)マスターズのチャンピオン、ドゥエ=ファン・メクゲレンは、そのホームコースのサンドに親しんできたから、ここラトビアのコースも得意としている路面だった。その通り、予選では4位に食い込み、5位に入ったチームメイトのフランチェスコ=ベレイの直前でフィニッシュできたのだ。
ファンティック・ファクトリーレーシング・デュオはレース1のスタートもまあまあ手堅く、1周目はトップ10を争う展開となった。だが、ベレイはその直後、前走車の転倒に巻き込まれて自身も転倒。マシンにもダメージを負ってリタイヤに追い込まれてしまった。一方ファン=メクゲレンはミスなく着実なペースでラップを刻み、7位に入賞した。
夜じゅう降りしきった雨の後、日曜日の朝いちばんのレースには厳しい路面コンディションになっていた。おまけに二人ともスタートは理想的とはいいがたく、ファン=メクゲレンはレース1同様にひたすら前を追う展開となって、なんとかマシンを7位にまで押し上げ、総合5位を獲得したのである。ベレイは中団に埋もれながらもあきらめずに戦い、10位に入賞、総合では14位を獲得した。
EMX250ではシモーネ=マンチーニがXXF250でロケットスタートを見せた。1コーナーで2位、だが2コーナーでミスを犯して沈んでしまう。そもそもサンドは得意ではないマンチーニは最終的には10位に入賞した。
レース2ではさらに悪条件に阻まれてしまう。スタート直後の1コーナーで失速したライダーに阻まれて行き場をなくしたマンチーニは転倒。だがあきらめずに立て直すとラップタイムも悪くないままに前を追いかける。その後、残念なマシントラブルでリタイヤする羽目になったが、それまでのリズム良い走りはこの先のレースへの好結果を予感させるものとなっている。
ドゥエ=ファン・メクゲレン/アップダウンはないね。スタートをミスって、まあ何とか7位に入っての総合5位だったわけだけど。でもスピードは十分戦えるところにあると思うよ。マシンは調子いいから、とにかく僕自身がいいスタートを切れるように練習しないとだめだね。
フランチェスコ=ベレイ/残念ながら、いつもの良くある週末ってやつになってしまった。でもレースなんてそんなものだし、もっとひどいことだってあったはずだ。だから今できることをこなして、前に向かって進むだけだね。この調子で頑張って、最後には満足できるシーズンだったと言えるだけの材料を見つけてこなくちゃね。
シモーネ=マンチーニ/いい面だけを見れば、スタートはよかったし、苦手なサンドでも特にレース2では戦えることが証明できたってところだね。土曜日はリズムがつかめなくて、結局そのままレースが終わってしまった感じ。日曜日はめちゃ乗れている感じだったんだけど、1コーナーで行くべき方向をミスってしまたんだ。でもできることといえば、これまで同様、きっちりやるべきことをこなしていくことさ。
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