F1第14戦イタリアGPで、タイトルを争うルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が再び接触し、両者がレースをリタイアする事態となった。
ピット作業を終え、コースに復帰したハミルトンだが、このタイミングでフェルスタッペンもターン1へとアプローチ。ハミルトンはポジションを守ろうとイン側のラインをとった。2台が並ぶようにターン1へと入った結果、フェルスタッペンは縁石に乗り上げてコントロールを失い、ハミルトンのマシンと接触。フェルスタッペンのマシンがハミルトンのマシンに乗り上げるような形になり、ふたりはグラベルでレースを終えることになった。
■「フェルスタッペンがハミルトンに並んだ瞬間は一度もなかった」F1イタリアGPスチュワードが”相討ち”裁定理由を説明
フェルスタッペンはその後、ハミルトンが自分をスペースを空けなかったと主張し、一方のハミルトンは、フェルスタッペンはターン2に入った瞬間に何が起こるかわかっていたと語っている。
スチュワードはこの接触を審議し、事故の非は主にフェルスタッペンにあったと判断。次戦3グリッド降格のペナルティを科すことを決めた。
レース後、Sky Sports F1で衝突事故について、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは次のように述べている。
「スチュワードは、誰が悪いのか、誰に主に責任があるのかを決めるつもりだ。過去にもそういうことがあったと思う」
「しかし、あれはサッカーで言うところのタクティカルファウルだと思う。彼は、ルイスが前に出ればレースに勝てる可能性があることを知っていたのだろう」
事故映像を見たウルフは、フェルスタッペンがハミルトンと「並んでいたようには見えない」と付け加えた。なお、スチュワードもフェルスタッペンにペナルティを科した一因として、同じように判断している。
「1周目のターン4と比べると、同様にルイスにスペースは残されていなかったし、コースから押し出されている」
「でも、スチュワードに判断してもらう。私は、(F1パドックにいる)他の同僚たちのように迎合したくはない」
ウルフが例に挙げたように、フェルスタッペンとハミルトンは1周目のターン4(ロッジア・シケイン)でもバトルしており、ハミルトンがシケイン進入時にフェルスタッペンをアウト側から追い抜こうとして軽い接触をした後、追い抜ききれずに縁石の上を走っていた。
「ターン4のことを振り返ると、彼(ハミルトン)が手を引いた。これは大変なことだ。なぜならおそらく、彼の方が前に出ていただろうと分かっているからだ」
「そしてその後、実際にクラッシュが起きてしまった。マックスにとって、クラッシュすることは明白だったんだ」
ハミルトンとフェルスタッペンは、第10戦イギリスGPのオープニングラップでも接触。この時はフェルスタッペンがリタイアし、ハミルトンはペナルティを受けながらも優勝している。
ふたりはイタリアGPの前まで、同じような事故が繰り返される可能性を軽視していたが、ウルフは今回の接触に関して、スチュワードによる正しい管理が重要であることを意味すると述べた。
「チュワードが正しい判断をしてくれると確信しているが、正しい方法で管理しなければ、この状況は続くだろう」
「シルバーストンではハイスピードのクラッシュが発生し、ここでは1台のクルマがもう1台のクルマの上に乗り上げた。その下にはルイスの頭があったんだ」
「さて、どこまで行くかな? 次回は、高速で衝突してお互いにひっくり返るかもしれない」
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みんなのコメント
これだけのことですね。
騒ぐヤツはF 1見るなよ、うるさいから。