F1など自動車レースを統括しているFIA(国際自動車連盟)は、ドライバーの“Fワード”のような言葉への取り締まりを強めているが、F1ドライバーのカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)は行き過ぎな部分があると批判した。
FIAによる”汚い言葉”の取り締まりは、2024年に大きく取り沙汰されたが、2025年に向けて彼らはさらにその動きを強めている。
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今年1月、FIAはドライバーが悪態をついたり、その他の競技規定に違反した場合について、一連のスチュワードペナルティガイドラインを発表。罰金に加えて、違反が重なればチャンピオンシップポイント剥奪のペナルティもありうるという、厳しい罰則が定められた。
なお先日行なわれたWRCラリー・スウェーデンでは、早くもFワードの使用でアドリアン・フルモー(ヒョンデ)が罰金のペナルティを受けた。
サインツJr.はFIAによる規制について、会見やメディア出演の際の取り締まりは必要なことだと同意しているが、F1マシンを走らせているときの無線などにまで適用するのは”やりすぎ”だと主張した。
「F1ドライバーはプレスカンファレンスやメディアへ出演をするときは、悪態をつかないようにちゃんとコントロールされるべきだ。僕は会見やメディアの前……子どもたちが見ているようなときには、少なくとも礼儀正しく振る舞い、ちゃんとした言葉遣いにするようグループとして努力することには賛成だ」
サインツJr.はそう語る。
「それはそんなに難しいことではないと思う。それで、罰金やその他コントロールが必要かと言われると分からないけど、マイクやメディアの前で行儀よくすることには賛成する」
「でも同時に、無線でのコミュニケーションや、マシンに乗っていてアドレナリンが出ている時に対して、やり過ぎだと思うかと言われれば、答えはイエスだ。FIAが禁止事項でやろうとしているのは、やり過ぎだと思うよ。このスポーツの基本的な一部分だと思うし、観る側も(そうした無線の)声から本当の感情や興奮具合、そしてときにはレーシングドライバーの語彙を垣間見ることができると思うからね」
サインツJr.は無線でドライバーが“口にチャック”をされれば、F1が個性を失ってしまうのではと心配している。実際、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、チーム無線をシャットアウトする可能性を排除していないと示唆していた。
なお現在、F1の無線は既にディレイをかけて放送されており、Fワードなどは規制音を被せて処理している。
「誰かに対しての攻撃的な言葉じゃなく、自分が感情的になっていることが分かるような言葉なら、僕はあまり制限されるべきではないと思う。そうでないと、車内で僕達が経験している事を、皆が見逃すことになると思う」
「サッカーのピッチの中にマイクを置いて、彼らが何を言っているのかを観るのと、同じ状況だ」
「そういう瞬間があるのはいいことだ。ドライバーの真の姿が見られるんだ。チームや状況について皆に伝えられることは、今でもかなり制約があるんだ。メディア向けのブリーフィングはもうたくさんあるし、彼らは何を言うべきか教えてくれている」
「ときには無線では穏やかじゃないときもあって、悪態という形で情熱を聞かせてしまうこともあるけど、僕にとってはそれがF1の“キーパー”なんだ。なくすべきではないよ」
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みんなのコメント
しかもドライバーの音声が生で流れるのではなく、面白そうな会話を拾って編集した上で放送しているのでしょう?
処分されるべきなのは放送を担当する者であり、ドライバーやチームを処分するのは見当違いだと思います。