2026年F1第10戦ベルギーGPの土曜日。サポートレースとして開催されたFIA F3第6戦のスプリントレースで、中村仁(ハイテック)が優勝を飾った。F3での勝利は、日本人ドライバーとして3人目だ。このレースでは、ある元F1ドライバーの息子も一緒に表彰台に上がっており、F1ジャーナリストの尾張正博氏はかつて彼と会ったことがあったという。そんなスパでの土曜日の様子を紹介します。
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FIA F3初優勝の中村仁、チェッカー直後は喜びと安堵「レースの組み立てがうまくいき、すべてが思い通りに運んだ」
F1のサポートレースとして土曜日の午前中に行われたFIA F3のレース1(スプリントレース)でトヨタの育成ドライバーである中村仁(ハイテック)が優勝した。F3での日本人の優勝は2021年のブダペストのレース1での岩佐歩夢以来5年ぶり。ちなみに岩佐が当時所属していたチームも中村同様ハイテックだった。
ただし、2021年の岩佐は、レース後にトップでチェッカーを受けたドライバーがペナルティを受けて繰り上がりでの優勝だったので、トップチェッカーを受けて表彰台の頂点に立ち、君が代がF1グランプリ開催期間中にサーキットで流れたのは2019年モンツァのレース2の角田裕毅以来7年ぶりだった。
F3とFIA F2ではレース後に表彰台に上がった3人のドライバーはF3主催者からパドックにあるキッチンカーに連れて行ってもらって、地元のグルメをご馳走されることになっている。今回はベルギーなのでワッフル屋さんでリエージュワッフルをいただいていた。
さらに3人はF1のモーターホームへ連れて行ってもらって、ジェラートをご馳走に。好きなフレーバーはフルーツ系と言っていた中村選手だが、ベルギーGP限定フレーバーのベルギーチョコレート味を見つけると、迷わずそれを頼んでいた。
ところで、この日のレースで2位だったのが、ブランド・バドエル(右)選手だった。名前を聞いてピンと来た方もいるだろう。そう、彼の父親はかつてF1で活躍していたイタリア人ドライバーのルカ・バドエルなのである。
じつは筆者は2018年のイタリアGPで彼を撮影していた。ルカ・バドエルはフェラーリのテストドライバー時代にブリヂストンのタイヤテストをよく担当していて、フジテレビの解説者としてモンツァを訪れていた浜島裕英さんと立ち話している横にいた。
あれから8年。立派なレーシングドライバーに成長していた。F3は今年2年目で、すでにモナコのフィーチャーレースで優勝を経験。そのブランドに「お父さんは来ていないの?」と尋ねると、「家で寝ているよ」と笑っていた。ちなみにルカ・バドエルの現役最後のF1レースはフェリペ・マッサの負傷欠場によって代役として出場した2009年のベルギーGPだった。そのレースでルカ・バドエルは14位に終わり、ジャンカルロ・フィジケラと交代することとなった。それから17年後のスパで息子のブランドはF3ながら、2位表彰台を獲得した。お父さんの取材をしていた筆者がいまはその息子を取材。メディアセンターまでの階段が辛くなるのも当然か。
[オートスポーツweb 2026年07月19日]
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みんなのコメント
バドエル親子共にイケメンですなー