■まさに「嘘から出たまこと」状態!? 謎のR36とは
次期型の日産「GT-R」を予想したとして話題の「R36 レンダリング」。直近の反応をまとめました。
【画像】超カッコイイ! 新型「”R36”GT-R」を画像で見る(79枚)
国産高性能スポーツ車の代表格である日産「GT-R」(R35型)の生産が、2025年8月をもって終了となるとされています。
モデル自体の消滅ではないとの見方が強いですが、寂しさを感じるという人も多いかもしれません。。
次期型の開発は検討しているようですが、詳細は明らかになっていないのが現状です。
そのため、希望デザインをイラストにするファンも多くいます。
そして、その希望を具現化した団体があります。
デザインディレクターのRoman Miah氏とAvante Design社とがデザインしたレンダリングモデル「R36 スカイライン GT-R」が2022年に公開され、実現可能性の高そうなその完成度が話題を呼びました。
さらに、ドイツのArtisan Vehicle Design社がこのレンダリングモデルの実車化に名乗りをあげました。
R36 GT-Rのレンダリングは、「スカイライン」の名前が付いていることからもわかるように、R32・R33・R34型スカイラインGT-Rのデザインがモチーフとなっています。
特にR34のテイストが色濃く反映され、フロントフェイスやリアビューは“そのまんま”といえるデザインです。
現行型のR35 GT-R(2024年モデル)もR34に回帰したデザインとなっており、R36のデザインは系譜を感じさせてくれます。
懐かしさと新しさを同時に覚える見事なスタイリングと言えるでしょう。
作り続けることは価値を守ること
R36の実車化にあたっては、いちから全てを制作するのではなく、R35を素体にR36化していくことになります。
ボディパネルや電灯類を素体からはがし、カーボンファイバーで製作したR36のボディパネルや新規整作した灯火類を組み込んでボディを構築。
内装についても外装同様に素材を貼り替え、新規製作のシート・ハンドル・大型ディスプレイなどをインストール。内外ともにR36に進化させます。
なお、エンジンも既存の3.8リッターV6ツインターボ「VR38DETT」をベースにチューニングします。
「トラックパッケージ」と「アルティメットパッケージ」の2つのグレードを設定し、それぞれにメニューを用意。
トラックは、エンジンの核の部分はそのままに、インタークーラー・インテーク・燃料ポンプを取り換え最高出力を800馬力に向上。
アルティメットは、排気量を4.1リッターにするなど機関内部にも手を入れ1000馬力化し、ビルシュタイン製のショックアブソーバーやアルコン製ビッグブレーキキットを装備するなど、大パワーに対応できる足まわりに強化します。
このR36は製作に着手したようで、Artisan Vehicle Designがその様子をlnstgramに投稿しています。
リフトアップされボディパネルがはがされたR35にR36のカーボンボディを装着している内容で、職人が手作業でR36を構築しています。
製作が始動したこの様子に、世界中から反響が寄せられています。
「これは芸術的価値がある。このプロジェクトが成功することを心から願っている」
「製作スタッフのひとりになったつもりで、R36の構築シーンを想像している」
「これは伝説の創造といえるだろう」
「このモデルの1/10サイズのRCモデルを作っても面白そうだ」
これらは海外から寄せられているコメントで、GT-Rの人気の高さに加えて次期型に期待しているファンが世界中に存在することがうかがえます。
もちろん日本のファンからの反応も見受けられます。
「日産としても作り続けるのは大変なことなのだろうけど、こういう車両は残して欲しい。作り続けることもGT-Rの価値を守ることだと思う」
「こういう高性能モデルは環境面には逆行するかもしれない。しかし日産のフラッグシップという存在として必要だと思う。メーカーの技術力と開発部門の進化の証明にもなるのだから」
このR36は日産が製作するものではなく日本での発売予定もありませんが、国内からもR36存続への声は止みません。
※ ※ ※
R35 GT-Rは、2007年のデビュー以来「イヤーモデル制」を取り入れて毎年進化を重ねてきました。
毎年改良を重ねることでGT-Rというブランドを常に頂点に保ち続けています。
GT-Rは2025年に一旦終焉を迎えますが、復活することでイヤーモデルとしてのR35の価値も守られるでしょう。
世界中のファンが、想像上の架空だったR36を実体化するなどデビューを心待ちにしています。
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みんなのコメント
日産非公認の勝手なメーカーオリジナルデモカーでしょ?
勝手にR36なんて語るなよ。