チームメイトのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得したのに対して、角田裕毅(レッドブル)のF1第5戦サウジアラビアGPの予選は8番手に終わった。ふたりの差は0.910秒。その差はどこにあったのか?
直接的な差は、セクター1だ。角田はこのセクター1でフェルスタッペンから遅れをとっていた。Q3の最後のアタックではフェルスタッペンが31.507秒の区間最速タイムをマークしたのに対して、角田はターン4でプッシュしすぎてスナップ・オーバーステアが出て、大きくロス。区間タイムは32.139秒と、セクター1だけでコンマ6秒も差をつけられた。
角田裕毅、予選8番手「Q3になるとマシンが予測不可能な動きをする。決勝で順位を上げたい」
なぜ、スナップが出たのか? 角田は次のように説明する。
「攻めようとすると、予想できないスナップが起こるんです。どこが(マシンの)限界なのか、すごくつかみにくかった」
さらにこう分析する。
「考えられることは、まだ路面がグリーン(整っていない)状態だったフリー走行の路面に合わせてセットアップを調整しすぎたのかもしれません。予選ではグリップが増してきて、だんだん限界が見えなくなりました」
路面が改善し、グリップが高くなるにつれてフェルスタッペンがタイムを上げていったのに対して、角田はQ2まではよかったが、Q3で失速した。
■第5戦サウジアラビアGP 予選Q11番手:フェルスタッペン 1分27秒7785番手:角田 1分28秒226
■予選Q22番手:フェルスタッペン 1分27秒529(-0.249)6番手:角田 1分27秒990(-0.236)
■予選Q31番手:フェルスタッペン 1分27秒294(-0.235)8番手:角田裕毅 1分28秒204(+0.214)
フェルスタッペンがQ1からQ3にかけて、きれいにコンマ2秒ずつペースアップしていったのに対して、角田はQ2からQ3にかけてコンマ2秒後退し、ほとんどQ1のタイムに戻ってしまった。これが0.9秒の差になった。
ただし、角田がそれだけRB21を攻めていたとも言える。攻めたことで初めて知ったRB21の予測不能な本性。その本性は、ポールポジションを獲得したフェルスタッペンでさえ、トップタイムをマークするとは予測していなかったほど気まぐれなのかもしれない。
[オートスポーツweb 2025年04月20日]
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