■アップデートで納車時にはない新しい機能も追加される予定
米フォードモーターは、2020年後半に発売を開始する予定で、現在全米50州で予約をおこなっている新型SUVタイプの電気自動車「マスタング・マッハE」について、無線でのソフトウェアアップデート「オーバーザエアー(OTA)」を開発したことを発表した。
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自宅にいながらでも可能な無線アップデートにより、新型EVマスタング・マッハEは常に最新の状態になるという。
ソフトウェアのアップデートがおこなわれる間、ほかのクルマとは異なり、ユーザーは待たされる必要がない。フォードは安全なアップデートをバックグラウンドでダウンロードできるようにする方法を開発、ほとんどのアップデートが2分未満で完了する。
フォード・モーターのコネクテッドサービスマネージャー、ジョン・バンゲロフ氏は「マスタング・マッハEの素晴らしさは、お客さまが初日に体験したことはほんの始まりに過ぎない、ということです」とコメントする。
「当社の無線アップデートは、信じられないほど迅速なアクティベーションによってダウンタイムを最小限に抑え、マスタング・マッハEが眠っている間にもアップデートされます」
ほぼすべてのマスタング・マッハEのコンピュータモジュールは、ワイヤレスで更新することができる。これにより、最初に納車されたときには存在しないかもしれないパフォーマンスの向上や、まったく新しい機能を提供できるという。
インストールは事実上、ユーザーには見えないものとなる。ユーザーはマスタング・マッハEが駐車されている間に、深夜帯など時間を選んでアップデートをおこなうことができる。多くのアップデートは、ユーザーがクルマをスタートさせたあとにほぼ瞬時に完了するが、どのような改善がインストールされたかは車載のアラートで知らせてくれる。
フォードは、最初のマスタング・マッハEがユーザーの手に渡ってから6カ月以内に最初のアップデートを提供する予定だという。ユーザーはアップデートに応じて、Wi-Fi接続か携帯電話接続のいずれかを使用して適用することができる。
マスタング・マッハEは、この技術が導入されたときのスタートに過ぎないという。2020年には、フォードはアメリカ国内のほとんどの新型車に、この高度な無線アップデート機能を装備し始める予定だ。
フォードのエンジニアチームは、マスタング・マッハEを計画通りに発売するために、コロナウイルスが大流行している最中に、自宅から素早く車両モジュールにリモートアクセスして再プログラムできるようなツールを開発。従来5時間かかっていたものが、いまでは10分以内にできるようになったという。
■フォード「マスタング・マッハE」ってどんなクルマ?
マスタング・マッハEは、2019年11月に開催されたロサンゼルスショー2019でワールドプレミアされた、SUVスポーツクーペタイプのピュアEVだ。
ボディサイズは全長4724mm×全幅1880mm×全高1600mm、ホイールベースは2972mm。アメリカを代表するスポーツカー、「マスタング」ファミリーの一員らしく、スポーティな雰囲気に仕上げられている。
2020年秋から発売予定。まず導入される予定のファーストエディションは332ps・565Nmを発生するモーターと98.8kWhのバッテリーを搭載する4WDモデルで、EV走行距離は満充電で約483km、0-60mph(約97km/h)5秒なかばを目指すという。
そのほか、後輪駆動モデルと四輪駆動モデルが用意され、後輪駆動モデルは255ps・415Nm、または282ps・415Nmの2種類のモーター、四輪駆動モデルは332ps・565Nmのモーターを搭載する。
スポーツモデル「マッハE GTパフォーマンスエディション」も2021年春に登場予定だ。459ps・830Nmを発生するモーターを搭載し、ポルシェ「マカンターボ」を超え「911GTS」に匹敵するパフォーマンスを想定しているという。予約開始3カ月での受注は、およそ3割がこのGTグレードを選択したという。
マスタング・マッハEは、米ノースカロライナ州にあるフォードのモータースポーツを支える部門「フォード・パフォーマンスチーム」が、フォードのレーシングシミュレーターによるチューニングをおこなった最初の量産車になる。
バッテリー容量は75.7kWh(288個のリチウムイオンバッテリー搭載)と98.9kWh(376個のリチウムイオンバッテリー搭載)の2種類から選べ、EV走行距離は約338kmから約483kmとなる。バッテリー搭載位置はキャビンの床下で、水冷式となっている。
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