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「もうガソリン車に戻れない…」静けさと力強さが両立する。あらゆる場面に強い“万能SUV”に驚いた。

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「もうガソリン車に戻れない…」静けさと力強さが両立する。あらゆる場面に強い“万能SUV”に驚いた。



進化したデザイン、快適性、走り、そして圧倒的な電動性能。新型アウトランダーPHEVは、マイナーチェンジという枠を超え、次世代SUVの「あるべき姿」を突きつけてきた。ラリーで鍛えられた走行性能と、三菱の技術力が生んだPHEVシステムは、環境性能とドライビングプレジャーを高次元で両立する。都会を駆け、荒野に挑み、家族を乗せて旅をする――そのすべてに応える、唯一無二の一台がここにある。 ※本記事は、youtubeチャンネル「月刊自家用車TV」で2024年12月に配信された動画を元に構成されています

【画像多数】「カッコ良すぎだろ…」三菱 アウトランダーPHEVの写真ギャラリー

●文:月刊自家用車編集部

威風堂々、その進化は止まらない。三菱 アウトランダーPHEVが拓く電動SUVの新境地

三菱自動車が世界に誇る電動化技術と、ラリーフィールドで鍛え上げられた四輪制御技術。その粋を結集し、ブランドのフラッグシップとして君臨するのが「アウトランダーPHEV」である。「威風堂々」を開発コンセプトに掲げたこの一台は、単なる移動手段ではなく、乗る者の誇りを満たし、新たな行動の可能性を広げる存在として設計された。そして今、マイナーチェンジを経て、その魅力はさらなる高みへと昇華した。デザイン、走り、快適性、そして先進性。あらゆる面で磨き上げられた新型アウトランダーPHEVは、電動SUVの未来を力強く牽引する、まさに次世代のリーダーと呼ぶにふさわしい仕上がりを見せている。

進化を遂げたエクステリアデザイン ― 力強さと洗練の融合

新型アウトランダーPHEVのエクステリアは、そのコンセプト「威風堂々」を見事に体現している。三菱のデザインフィロソフィー「ダイナミックシールド」は、より立体的で力強い表情へと進化した。特にフロントアッパーグリルは、従来モデルよりもスムーズかつ一体感のある造形となり、上質感を格段に向上させている。フロントとリアに配されたスキッドプレートは、これまでのデザインから一体感を強調した形状へと変更され、そのカラーも精悍なチタニウムグレーに統一された。これにより、SUVとしてのタフネスと都会的な洗練が見事に両立されているのだ。

リアビューもまた、大きな進化を遂げた。水平基調のリアコンビネーションランプは内部がスモークタイプとなり、特徴的なTシェイプのストップランプの存在感を際立たせている。さらに、ターンランプとバックランプもLED化され、後続車からの視認性と先進性を高めている。足元を飾るアルミホイールも、より上質で力強い印象を放つ新デザインが採用された。切削光輝とブラック塗装が織りなすコントラストは、静止していてもダイナミックな躍動感を感じさせ、このクルマが持つ圧倒的な存在感をさらに強調する。

ボディカラーのラインアップも注目すべき点である。新たに採用された「ムーンストーングレーメタリック」は、人気のソリッドなグレーを基調としながら、光の当たり方によって繊細なブルーのハイライトが浮かび上がるという、非常に特別なカラーだ。硬質でシャープな印象と、深みのある豊かな表情を併せ持ち、アウトランダーPHEVの先進的なキャラクターを象徴している。もちろん、この他にもグレードに応じて多彩なボディカラーが用意されており、オーナーの個性を表現する選択肢は豊富だ。

上質を極めたインテリア空間 ― 機能性と心地よさの調和

ドアを開けると、そこにはエクステリアの力強さとは対照的な、上質で安らぎに満ちた空間が広がっている。水平基調で構成されたインストルメントパネルは、視覚的な広がりと安定感をもたらし、随所に用いられたソフトパッドが触れるたびに心地よい質感を提供する。

今回のマイナーチェンジで特に目を引くのが、最上級グレードに設定されたセミアニリンレザーシートだ。そのデザインは変更され、新たに採用された「ブリックブラウン」のカラーリングは、モダンでありながら温かみのある、ラグジュアリーな室内空間を創出している。この新色はシートだけでなく、インストルメントパネルやドアトリムにも展開され、キャビン全体に統一感のある落ち着きをもたらす。さらに、運転席と助手席には「シートベンチレーション」機能が搭載された。これは、シートに内蔵されたファンが空気を送り込むことで、夏場の蒸れや不快感を軽減し、常に快適なドライブ環境を維持する画期的な装備である。

コックピットに目を移せば、ドライバー正面には12.3インチのフルカラー液晶ドライバーディスプレイが鎮座し、その隣には同じく12.3インチのスマートフォン連携ナビゲーションディスプレイが標準装備された。これらの大型ディスプレイは、視認性に優れるだけでなく、多彩な情報を直感的に操作可能とし、先進的なドライブ体験を提供する。また、コネクテッド機能「Mitsubishi Connect」も拡張され、スマートフォンアプリを介して車両情報の確認やリモート操作が可能になるなど、利便性は飛躍的に向上した。

そして、この上質な空間を満たすのが、ヤマハと専用開発した「ダイナミックサウンドシステム」である。最上級グレードでは、ドアパネルの剛性を従来比で1.5倍に高め、12個のスピーカーを最適に配置することで、ピュアで臨場感あふれるサウンドを実現した。電動車ならではの圧倒的な静粛性の中で奏でられる繊細な音色は、移動時間を至福のひとときへと変えるだろう。

実用性にも一切の妥協はない。5人乗車時でもゴルフバッグを4個、あるいはスーツケースを3個も飲み込む広大なラゲッジスペースを確保。7人乗りモデルでは、サードシートを床下に格納することで、フラットでさらに広大な荷室が出現する。開口部が広く、床面がフラットなため、重い荷物の出し入れもスムーズだ。つま先をバンパー下にかざすだけで開閉可能なハンズフリーパワーテールゲートには、開く高さを任意に設定できるメモリー機能も備わり、あらゆるシーンでの使い勝手に配慮されている。

PHEVシステムの飛躍的進化 ― 走りの歓びと環境性能の両立

新型アウトランダーPHEVの心臓部であるPHEVシステムは、まさに飛躍的な進化を遂げた。搭載されるリチウムイオンバッテリーは刷新され、総電力量は20kWhへと増大した。これにより、EVモードでの航続距離はグレードにより最大106kmに達し、日常のほとんどのシーンをモーターのみで走行することが可能となった。給油の頻度を大幅に減らし、静かで滑らかなEV走行の魅力を存分に味わうことができる。

システム総出力も約20%向上し、その加速性能はスポーツセダンに匹敵するレベルにまで高められた。アクセルを踏み込んだ瞬間に立ち上がる力強いトルクは、ドライバーの意のままに車両を前へと押し出し、爽快なドライビングプレジャーをもたらす。一方で、アクセル操作に対するモータートルクの特性はよりマイルドに調整され、車両挙動は安定し、同乗者にも優しい快適な乗り心地を実現している。

充電性能の向上も見逃せない。急速充電では約32分で80%までの充電が可能となり、出先での充電もストレスフリーだ。普通充電では約7.5時間で満充電となり、夜間に自宅で充電しておけば、翌朝には満タンの状態で出発できる。

意のままの走り、そして極上の乗り心地

アウトランダーPHEVの走りを語る上で欠かせないのが、三菱独自の車両運動統合制御システム「S-AWC(Super-All Wheel Control)」である。前後に強力なモーターを搭載するツインモーター4WDをベースに、ブレーキAYC(Active Yaw Control)を組み合わせることで、4輪の駆動力・制動力を高精度に制御する。これにより、雪道や悪路での高い走破性はもちろん、ドライ路面でのコーナリングにおいても、ドライバーが思い描いた通りのラインをトレースできる、驚くべき操縦安定性を実現している。

今回のマイナーチェンジでは、サスペンションチューンを見直し、さらに新開発のタイヤを採用したことで、乗り心地はさらなる進化を遂げた。路面からの細かな振動や大きなショックを巧みにいなし、常にフラットで快適な乗り心地を保つ。電動パワーステアリングのアシスト力も最適化され、より自然でリニアな操舵感を手に入れた。出力向上に合わせてS-AWCの制御も見直されており、旋回中の安定性はさらに向上。上質な乗り心地と安心感の高い操縦安定性の両立は、まさにフラッグシップにふさわしい次元にある。

最先端の安全技術がもたらす、揺るぎない安心感

家族や大切な人を乗せる機会の多いSUVだからこそ、安全性への配慮は最も重要である。新型アウトランダーPHEVは、その点においても一切の妥協を許さない。ミリ波レーダーとカメラを用いた衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)や、高速道路での運転をサポートする「MI-PILOT(マイパイロット)」など、三菱の先進安全技術「e-Assist」が惜しみなく投入されている。

夜間の視界確保に貢献するのが「アダプティブLEDヘッドライト」だ。これは、先行車や対向車を検知し、ハイビームの照射範囲を自動で緻密にコントロールするシステムである。他車に眩惑を与えることなく、常に最大限の視界を確保することで、夜間走行の安全性を劇的に高める。また、車両の周囲を映像で確認できる「移動物検知機能付きマルチアラウンドモニター」は、駐車時や見通しの悪い交差点での安全確認を力強くサポートする。これらの先進技術が、ドライバーの認知・判断・操作を的確にアシストし、あらゆるシーンで揺るぎない安心感を提供する。

研ぎ澄まされた魅力、フラッグシップが示す到達点

マイナーチェンジによって、アウトランダーPHEVは電動SUV市場における自身の立ち位置を、より確固たるものにした。圧倒的なEV航続距離と力強い走り、上質を極めた内外装、そして最先端の安全装備。これらすべてを高い次元で融合させたこの一台は、もはや単なる「環境に優しいクルマ」という枠には収まらない。日常の利便性から、週末のアウトドアまで、あらゆるライフスタイルに応える万能性を備え、ドライバーとその家族に新たな発見と感動をもたらすだろう。革新的な電動性能と先進装備がもたらす価値は、価格以上の満足感を与えてくれるに違いない。三菱アウトランダーPHEVは、まさに現代のドライバーが求める全てを詰め込んだ、理想のSUVなのである。

文:月刊自家用車WEB 月刊自家用車編集部
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みんなのコメント

42件
  • ゆうじ
    「もうガソリン車に戻れない」と豪語するならPHEVのことを中心に書けばよいのに、デザインやエクステリアなどPHEVに全く関係ない記事ばかり。PHEVの悪く口を言うつもりはないが、HEVと何が違うのか、充電するメリットは何なのかを書けばよいのにね、残念な記事です
  • hab********
    せっかくの優れた技術を満載したアウトランダーだが、正直そんな大きな車は要らないのよ。
    三菱さんにはその技術を活かしたもっとコンパクトな車の展開もお願いしたい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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