メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームのチーム代表を務めるトト・ウォルフがライバルチームに無条件で賛辞を送ることはめったにないが、レッドブルのパワーユニットプロジェクトは、彼のトレードマークである控えめな賞賛に値するものとなった。
F1が根本的に新しいレギュレーションの運用を開始するにあたって、パワーユニット(PU)のマニュファクチャラーは厳しい監視の目にさらされている。先日バルセロナで行われた非公開シェイクダウンの後、ウォルフは、たとえ本当の実力のヒエラルキーは依然として見えないままであったとしても、レッドブル・パワートレインズがこれまで示してきた成果に静かに感銘を受けていることを認めた。
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5日間にわたってバルセロナで行われたシェイクダウンは、各チームが新しいシャシーとエンジンの組み合わせを試す最初の有意義な場となった。メディアの立ち入りは禁止されたものの、弱点として長らく懸念されてきた信頼性が、予想外に全般的に良好だったという情報がパドックから伝わってきた。報じられたところによると、メルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルとフォードは、最小限の混乱でプログラムを完了したという。アウディは序盤のトラブルから立ち直ったが、一方でアストンマーティンにPUを供給するホンダは、走行周数が少なすぎたため最終的な結論は出せなかった。
2026年のPUがパフォーマンスに大きな差を生み出すという当初の見方は、突如として確実性を失ったようだ。しかしウォルフは、バルセロナでのシェイクダウンが公平な競争条件を示唆しているかどうか問われると、慎重な姿勢を促した。
「これは、特定の領域におけるパフォーマンスの差別化が過度に作り出されているもうひとつの例だ」とウォルフは先週、ブラックリーで記者団に語った。
「1周や、数周にわたる純粋なパフォーマンスという点では、本当に崩れていたチームはなかったように見えた。相互作用、パワーユニットのディプロイメント、そしてシャシーの面で、我々は本当に満足している」
「我々は堅実な3日間を過ごした。これは今後進めていくことだが、パフォーマンスについてはまだ明確な実態が見えていない。なぜならマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)がマシンを速く走らせるのを見ていないし、マクラーレンとフェラーリが実力を発揮しているのも見ていないからだ。だから、我々にとって素晴らしい結果だったとは言うのは控えたい。まだ単純にわからない」
■安定した走りを見せたレッドブルへの敬意
レッドブルの新しいエンジン部門はメルセデスから多くの人材を採用したことで有名だが、ウォルフは質問を避けなかった。
「レッドブルに関しては、彼らはいい仕事をしたと思う」
「(アイザック・)ハジャーは初日に107周を走ったと思うが、安定して走っていた。彼らの走りは称賛に値する。残りのことは、実際にストップウォッチが動いた時にわかるだろう」
つまり、レッドブルを称賛できるが、結論はまだ出ていないということだ。
[オートスポーツweb 2026年02月11日]
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