この記事をまとめると
■セルフ式は安全基準により給油速度が抑えられている
「セルフ」のガソリンスタンドは本当に安い? 「フルサービス」との価格差を調べてみた
■フルサービスとセルフは価格や利便性に長短がある
■セルフでは静電気除去や継ぎ足し給油防止など安全確認が重要となる
意外なほど多いフルサービスとセルフの違い
いまや全国のガソリンスタンドのおよそ4割がセルフ式ともいわれています。フルサービス式よりもガソリンの単価が安く、24時間営業の店舗も多いので、好んでセルフ式を利用しているユーザーもいるのではないでしょうか。
フルサービス式とセルフ式と併用するユーザーのなかには、給油速度が違うと感じる人がいるかもしれません。果たしてそれは気のせいなのか。それとも?
今回は、フルサービス式とセルフ式で給油速度が違うその理由や、フルサービス式とセルフ式のガソリンスタンドを利用するうえでのメリットとデメリットをまとめました。
■フルサービス式とセルフ式で給油速度が違うその理由とは?
そもそも、フルサービスとセルフで給油速度が異なる理由はどこにあるのでしょうか。
日本では、消防法によりセルフスタンドの給油機は一定の安全基準を満たす必要があります。そのため、給油時の流量や圧力に制限が設けられています。その一方で、フルサービス式は、ガソリンスタンドのスタッフが操作することを前提に、より高い流量が設定されているのです。
具体的には、フルサービス用ノズルの流量は、毎分35~45Lが一般的です。しかし、セルフ式のノズルは、安全規制により、流量が毎分30~35L程度に制限されています。さらに、給油口に差し込んだ際に蒸気や圧力を感知して自動停止する機構がより敏感に設定されています。車種によっては、給油してもすぐにストップしてしまうのはそのためです。一般の利用者が自分で操作することを想定して、給油口からのガソリンの跳ね返りや溢れを防ぐために、意図的に流量を絞っているのです。
■フルサービス式のメリットとデメリット
では、フルサービス式のメリットとデメリットを見ていきましょう。
●メリット
フルサービスの最大のメリットといえば、ドライバーは運転席に座ったままで、ガソリンスタンドのスタッフが給油や窓拭き、支払い処理など、一連の作業を行ってくれる点です。また、ワイパーの拭き取り具合やタイヤの溝のチェックなど、簡単な点検(営業を兼ねたものですが)をしてくれることもあります。まさに至れり尽くせりです。
ガソリンスタンドのスタッフと顔なじみになることによるメリットもあります。たとえば、ボックスティッシュなどの景品をおまけしてくれたり、タイヤの空気圧を目視で点検して補充を促してくれたり、なにかと融通を利かせてくれたりします。ちなみに筆者は、東日本大震災のとき、顔なじみになったスタッフが給油可能な系列店をこっそり教えてくれたおかげで満タン給油ができ、ガス欠を回避できました。
●デメリット
では、デメリットも見ていきましょう。セルフ式と比較すると、フルサービス式のガソリンスタンドは、ガソリンの単価が目安として5~15円程度高くなることが最大のデメリットといえます。至れり尽くせりのサービスを受けるぶんが「手間賃」として上乗せされるわけです。
また、基本的に給油する際にはスタッフが誘導するため、混雑時に空きレーンがあっても待たされることがあります(スタッフによっては誘導が遅れることもあります)。そのほか、24時間営業に対応していない店舗も多く、深夜に給油する際に困ってしまうこともしばしばです。
■セルフ式のメリットとデメリット
次に、セルフ式のメリットとデメリットを見ていきましょう。
●メリット
セルフ式のガソリンスタンドは、フルサービス式と比較してガソリン単価が安いことが最大のメリットといえます。行きつけのガソリンスタンドがある場合、専用のクレジットカードを契約することで、少しでも単価を抑えることができます。その結果、会員価格+アプリの期間限定クーポンを活用することで、店頭価格よりも目安として3~5円ほど単価を安くできる場合もあります。
そのほか、レーンが空いたらすぐに給油できることもメリットのひとつです。給油口が反対でも、クルマの向きを変えたり、給油ノズルのケーブルを伸ばすことでたいていは給油できます。そのほか、スタッフからタイヤやバッテリーなどのカー用品の売り込みが減るのも、人によってはメリットといえるかもしれません。
●デメリット
セルフ式の最大のデメリットといえば、自分で操作して給油して支払いまで行う手間がかかります。自分自身で給油する行為に苦手意識をもっている人にとっては、多少高くついてもフルサービス式を選んでいる人がいることも事実です。また、高齢者の方にとっては、タッチパネル式の操作に戸惑うことも考えられます(その際はスタッフがサポートしてくれます)。
また、これは最大のリスクともいえますが、たとえばガソリン車にディーゼル(軽油)を入れてしまう、またはその逆のミスが生じる可能性があります。ときどき「軽自動車だからうっかり軽油を入れてしまった」といったネットニュースを見かけますが、レンタカーや人に借りたクルマなど、いつもと違う車種を運転するときは要注意です。
給油ミスや安全管理は利用者自身の責任
■セルフ式のガソリンスタンドを利用するうえで気をつけるべきことは?
セルフ式のガソリンスタンドにはさまざまなリスクが潜んでいます。ちょっとした油断が大事故につながる恐れも十分にあります。セルフ式といえども、スタンド内にはスタッフが常駐しています。万一の際は、インターフォンや直接声かけをすれば、手が空き次第助けにきてくれます。
●給油前に静電気の除去を必ず行う
給油前に音声案内で「静電気除去パッド(あるいはシート)に触れてください」と促される「アレ」です。体に帯びた静電気がガソリンの気化ガスに引火する危険があるため、忘れずにタッチしましょう。とくに冬場は静電気が発生しやすいので要注意です。
●給油中は必ずエンジンを止める、タバコもNG
エンジンをかけたまま給油する人がいますが、ガソリンは気化しやすく引火する可能性があるので危険です。給油中の喫煙も同様です。万一、引火したら……重大な事故につながります。もし、給油中に見かけたらすぐに声をかけてエンジン停止、またはタバコの火を消すように促してください。意外と知らない(危険度を理解していない)で行っているケースもあります。
●給油口キャップの閉め忘れに注意
給油口キャップを閉め忘れた場合、ガソリンが漏れ出して車両火災のリスクがあります。最近のクルマはキャップレスタイプの給油口も増えていますが、フラップがきちんと閉じているか確認してください。ガソリンスタンドのスタッフが「キャップOK、ロックOK」と点呼しているのも、意味があるのです。
●満タン後の「継ぎ足し給油」はしない
自動停止後に無理やり継ぎ足すと、ガソリンが溢れ出す可能性があります。また、燃料タンクの蒸発ガス回収装置(キャニスター)を破損するおそれがあります。「もう少し入るはず」と思っても、自動停止した時点で給油を止めてください。
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キャニスターが壊れるからやめろって素人とプロの継ぎ足し給油の仕方に違いでも
あると思ってんのか?
以来、セルフで入れることにしてる。