レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第4戦アゼルバイジャンGPの予選で0.188秒差の2番手。彼はフェラーリのシャルル・ルクレールに敗れた理由について、アウトラップのアプローチを変えたことが一因だと考えている。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックで1分40秒445をマーク。ルクレールも全くの同タイムをマークしたが、先にフェルスタッペンがタイムを出していたことで、暫定ポールという立場で最後のアタックを迎えた。
■ルクレール、ポールポジションは嬉しい驚き。「当初アストンマーチンとメルセデスがターゲットだった」
フェルスタッペンは最後のアタックで1分40秒391とわずかにタイムアップしたものの、ルクレールの方が伸びしろが大きく、1分40秒203を叩き出したルクレールが今季初のポールポジションを手にした。レッドブルがポールポジションを逃したのは今季初めてだ。
全体的な傾向として、DRSを含むストレートでのパフォーマンスではレッドブルが優位だったものの、セクター2を中心とするタイトなコーナーではフェラーリの方が速さを見せていた。
またフェルスタッペンは、アウトラップで異なるアプローチをとったことがタイムロスにつながった可能性を指摘した。
「ここではいつも、ラップ全体をまとめ上げるのが難しいんだ」と、フェルスタッペンは語った。
「2本目もアウトラップで違うことを試したんだけど、それが最終的にラップタイムにとって理想的ではなかったのかもしれない」
「Q3では限界に達しているのに、すべてを完璧にしようとするのは簡単なことではない。それでも僕たちは2番手になれたし、とても良いレースカーを持っていることは分かっている」
「だから、全体としては悪くない。でも、常に前からスタートしたいものだ」
フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスは、ルクレールから0.292秒差の3番手に続いたが、最終ラップのターン3でのミスにより、少なくともコンマ1秒はロスしてしまったという。
「とてもチャレンジングだった。チームは素晴らしい仕事をしたと思う」
「3番手という結果には少しがっかりしている。もっといけると思っていたからだ」
「僕のラップはそれほどクリーンじゃなかったんだ。でも、もしレース(でオーバーテイク)ができるサーキットがあるとしたら、それは間違いなくここだ」
「フェラーリが僕らにとって最大の脅威になることは、ここに来て分かっていた。シャルルも素晴らしいラップを見せたと思う」
今回の予選はQ1でニック・デ・フリーズ(アルファタウリ)のクラッシュとピエール・ガスリー(アルピーヌ)のトラブルで2度赤旗が振られた。
ペレスはこのQ1を1セットのソフトタイヤで走り抜いたが、赤旗の影響でタイヤのマネジメントが難しかったという。
「Q1はかなりトリッキーな状況だった。赤旗が多発し、それ以上タイヤのセットを無駄にしたくなかったから同じセットを使い続けたんだ」
「だからウォームアップも難しかったし、練習もあまりせずにミスなく走り切らなくてはいけなかったんだ」
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