新型トヨタ「RAV4」は何インチまで履ける? 実車で検証したホイールサイズ別の正解を導き出す
新型トヨタ 60型「RAV4」のホイール交換を考えるオーナー必見! ホイールメーカー、「スーパースター」の協力を得て、18インチ、20インチ、22インチを純正車高の実車へ装着し、干渉や出ヅラ、クリアランスを徹底チェックした。理想のサイズ選びの検証結果をお届けする。
新作ホイールとサスペンションで魅せる! トヨタ「RAV4」のオフロード系カスタム
新型RAV4のホイール選びで気になる「干渉」と「出ヅラ」を実測する
新型トヨタ RAV4が登場してから、街中でもカスタムベースとして注目を集めている。SUVらしい力強いスタイルを持つ一方で、オーナーが最初に悩むのがホイールサイズだ。
純正状態でも十分存在感のあるRAV4だが、ホイールを交換すると印象は大きく変わる。ただし、サイズを欲張りすぎるとタイヤの干渉やフェンダーからの突出など、見た目だけでは判断できない問題も出てくる。
そこで今回は純正車高の新型RAV4(アドベンチャー)をベースに、18インチ、20インチ、22インチを実際に装着。ホイールは「スーパースター」製を使って検証した。ステアリングを左右いっぱいまで切った状態や、フェンダークリアランス、ロアスプリングシートとの距離まで確認し、それぞれの装着感をレポートした。
純正サイズを基準に考える新型RAV4のホイール選びの基本
今回の検証にあたり、RAV4の18インチ仕様(18×7.5J、インセット30 / タイヤサイズ235/60R18)を基準として設定した。このサイズのタイヤ外径は約739mmとなる。
新型RAV4のカスタムでとくに注意したいのが、フェンダー形状だ。後端部分が内側へ入り込むデザインとなっているため、単純にリム幅だけで判断すると、ステアリングを切った際に思わぬ干渉が発生する可能性がある。
18インチなら純正車高でも安心! A/TタイヤでSUVらしさを最大化する
18インチで組み合わせたのは、8.5Jサイズの「ロディオドライブ LDD-1」だ。タイヤにはLT235/60R18サイズの「ジオランダーX-AT」を装着した。
純正とほぼ同等の外径を維持しながら、A/T(オールテレーン)タイヤによるブロック感を加えることで、RAV4本来のアウトドアテイストをさらに強調できる仕様だ。
実際にステアリングを左右いっぱいまで切って確認したところ、インナーフェンダーとの干渉はなし。右側、左側ともに問題なく、フロントバンパー側には約15mmのクリアランスを確保。リア側についてはさらに余裕があり、約20mm以上の隙間が残った。
フェンダーからの突出量も、純正車高の状態でフロント約15mm、リア約17mm内側に収まり、見た目と実用性のバランスに優れたサイズとなった。
さらにタイヤとロアスプリングシートとの距離も約20mmを確保。タイヤ外径を純正同等に抑えたことで、クリアランス面でも安心感の高いセッティングと言える。
A/Tタイヤによる力強さを加えながら、日常走行での使いやすさも犠牲にしない。新型RAV4でアウトドアスタイルを楽しむなら、非常に完成度の高い組み合わせだ。
20インチは迫力抜群! ただしタイヤ外径の拡大には注意が必要となる
続いて試したのは20インチ。装着したのはレオンハルト・ガイストで、フロント9J、リア9Jというワイドなホイールに265/50サイズのマッドタイヤ(モンスタ・マッドウォリア)を組み合わせた。
本来はローダウン系カスタムで人気の高いホイールだが、今回はあえてブロックタイヤを合わせることで、オンロード志向とは異なるワイルドなRAV4スタイルを実現。大径ホイールとA/T・M/T系タイヤを組み合わせることで、純正とは大きく異なる迫力を演出できる。
ただし、今回のポイントはタイヤ外径だ。装着した265/50サイズではタイヤ外径が約773mmとなり、純正18インチタイヤの約739mmに対して約34mm拡大。その分、車高は自然と高くなるものの、クリアランスには注意が必要になる。
実際にステアリングを切って確認すると、フロント側では前方のインナーフェンダー(布地部分)にタイヤが接触。リア側は約10mmのクリアランスを確保していたものの、このサイズで装着する場合はリフトアップなどを含めた調整を視野に入れたい。
また、フェンダーからの突出量は純正車高でフロント約5mm、リア約4mm。見た目では収まっているように感じるが、実測ではわずかに外側へ出るセッティングとなった。
さらに、タイヤとロアスプリングシートとの距離は約8mmを確保。現状では装着可能な範囲だが、これ以上タイヤ外径を大きくするとクリアランス確保が難しくなることは間違いない。
迫力あるブロックタイヤ仕様を楽しめる一方で、タイヤサイズの選択には慎重さが求められる。20インチ化を狙う場合は、ホイールサイズだけではなくタイヤ外径まで含めてトータルで考えることが重要だ。
22インチも装着可能! ただし完成形はローダウン前提で仕上げる
最後に挑戦したのが22インチ。組み合わせたのはレオンハルト・フォルガーだ。
SUVに22インチというと過激な印象を受けるが、今回装着した265/35サイズではタイヤ外径が約744mm。純正18インチの235/60R18(約739mm)とほぼ同等の外径に抑えられているため、見た目ほど無理のあるセッティングではない。試したタイヤはコンチネンタル・4×4スポーツコンタクトだ。
実際に装着して確認すると、フロント、リアともにインナーフェンダーとの干渉はなく、ステアリングを切った状態でも問題なし。さらにタイヤとロアスプリングシートとのクリアランスも約20mm確保され、キャリパーとの干渉も確認されなかった。
フェンダーからの突出量についても、純正車高の状態でフロント約5mm、リア約10mm内側に収まり、ギリギリながら装着可能なサイズとなった。
ただし、この22インチ仕様は単純に履くだけで完成というより、ローダウンとの組み合わせでさらに魅力が引き立つスタイルだ。車高を落とすことでホイールの存在感がより際立ち、ラグジュアリーSUVらしい迫力あるシルエットへ仕上げられる。
RAV4×22インチという組み合わせは、まだ定番とは言えない。しかし、大径ホイールならではの迫力を求めるユーザーにとって、新たなカスタムの可能性を感じさせるセッティングと言える。
新型RAV4の正解サイズは「何を求めるか」で変わる
今回の実装着テストで分かったのは、新型RAV4は18インチから22インチまで幅広いカスタムが楽しめるということだ。
アウトドア感を重視するなら18インチ+A/Tタイヤ。迫力あるSUVスタイルを狙うなら20インチ(ただしタイヤ外径の拡大による干渉対策が必要)。そして圧倒的な存在感を求めるなら、22インチという選択肢も成立する。
重要なのはインチ数だけではなく、ホイール幅、インセット、そしてタイヤ外径のバランスだ。新型RAV4の魅力を引き出すには、自分が目指すスタイルに合わせた慎重なサイズ選びが欠かせない。
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