全車ハイブリッド仕様でパワフルな走り！ トヨタが米国市場で「クラウン」の2026年モデルを公開

ハイブリッドMAXまたはトヨタハイブリッドシステムから選択可能

　2025年4月1日にトヨタが米国市場で、「クラウン」の2026年モデルを公開しました。

　大胆でダイナミックなデザインを特徴とする2026年型クラウンは、クーペのようなルーフラインや高めの車高など、セダンとクロスオーバーSUVの両方に見られる要素を融合させた、他に類を見ないクルマです。

　クラウンは先進技術が搭載され、トヨタハイブリッドシステム（THS）とハイブリッドMAXという2つの異なるハイブリッドパワートレインオプションにより、効率的かつパワフルな走りを実現します。

　2026年モデルのトヨタ・クラウンは、XLE、リミテッド、ナイトシェード、プラチナの4グレードで展開。全輪駆動システム（AWD）はTHSのみで、ハイブリッドMAX（プラチナグレードのみ）から選ぶことができます。

　ハイブリッドMAXは、ネット出力340馬力、ネットトルク400lb-ft（約440Nm）を誇るトヨタの高性能ハイブリッドシステムで、このシステムはフロントとリアの電気モーター、2.4リッターターボエンジン、そしてダイレクトシフト6速オートマチックトランスミッションが組み合わせられています。

　さらにハイブリッドMAXは低回転域から力強いトルクを発生し、スポーティで爽快な走りを実現。EPA推定燃費は市街地／高速道路複合で30MPG（約30MPG）です。

　XLE、Limited、Nightshadeの各グレードには、前後の電気モーターと2.5リッターエンジンを組み合わせたTHS（ハイブリッドシステム）が搭載されています。

　この高効率ハイブリッドシステムは、EPA推定市街地／高速道路複合燃費41MPG（約44.5 MPG）を誇ります。このシステムのニッケル水素バッテリー出力は、低速域でのレスポンスの良い加速と、満足のいくドライビングフィールが実現されています。

　そんなクラウン リフトアップ セダンの全高は60.6インチで他のトヨタセダンよりも高くなっていますが、トヨタのエンジニアは、確実なハンドリングと優れた走行性能を確保したいと考えていました。

　軽量かつ高強度な素材を組み合わせ、リングフレーム構造、ボディへのプレートスポット溶接とレーザー溶接の組み合わせ、そして構造用接着剤による剛性向上を実現。

　ステアリングギアボックスはサスペンションメンバーに直接マウントされており、ダイレクトなステアリングフィールを実現し、ライン修正を最小限に抑えます。

　また、段差のあるエアロスタビライジングアンダーボディパネルは、車体下部の気流をコントロールし、ダウンフォースを発生させることで、安定した乗り心地を実現。

　運転席と助手席の視線を安定させるために、サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式リアサスペンションが採用されています。

　そしてナイトシェード、リミテッド、XLEグレードにはスイングバルブ式ショックアブソーバーが装備され、プラチナグレードにはアダプティブバリアブルサスペンション（AVS）が標準装備されました。

　いずれのオプションもクラウンにスムーズな乗り心地を提供し、頭部の動きを最小限に抑えるように設計されています。