中古車購入ガイド [2025.12.06 UP]
メルセデス・ベンツ Cクラス(W205)前期と後期でどう違う?|輸入車の前期後期を比較
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輸入車プレミアムセダンの鉄板チョイスといえば、なんといってもメルセデス・ベンツ Cクラス。特にひとつ前の世代であるW205は価格も手頃になっており、国産車からのステップアップにも最適のモデルである。W205が発売されてからすでに11年が経過しており、中古車物件も豊富に流通。そこで今回は、W205の前期型と後期型を比較しつつ、中古車動向を探っていこう。
Cクラス(W205)ってどんなクルマ?
2014年モデル メルセデス・ベンツ C 200 アバンギャルド AMGライン装着車(前期型)
2014年7月、Cクラスがフルモデルチェンジを受けて4代目(W205)となった。Cクラスといえば、コンパクトなボディに上級モデル譲りの先進装備を充実させたモデルとして、日本でも高い人気を誇っている。Eクラスだと大きすぎて自宅の駐車場に停められない……なんてユーザーにもぴったりだし、手頃な大きさは免許取り立てのビギナードライバーでも扱いやすい。W205の開発コンセプトは「アジリティ&インテリジェンス」。新開発4リンク式フロントサスペンションを採用したことでアジリティ(俊敏性)をアップ。以前にも増してスポーティな走りを身につけたのが特徴だ。また、インテリジェンス(知性)として、レーダーセーフティパッケージをはじめとする先進の安全運転支援システムが盛り込まれていることもトピック。ディストロニック・プラス、飛び出し検知機能付きブレーキアシスト・プラスなど数多くの安全装備が導入され、以前にも増して安全性が高められた。
デビュー当初のラインアップは、1.6L 直4ターボの「C 180」と「C 180 アバンギャルド」、2.0L 直4ターボの「C 200 アバンギャルド」、「C 250 スポーツ」の4モデルで展開。新車価格は419万円~644万円だった。ボディタイプはセダンのほか、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレと4つのボディを設定。また、クリーンディーゼルの「C 220 d」、PHEVの「C 350 e」、高性能な「C 450 AMG 4MATIC」や「AMG C 63 S」など幅広いパワートレインを搭載した追加モデルも登場。ライフスタイルや好みに応じたクルマ選びが可能となっている。
Cクラスの前期と後期はどこで区別されるの?
2020年モデル メルセデス・ベンツ C 200 ローレウスエディション(後期型)
Cクラス(W205)は2014年7月に日本に導入され、2021年6月にフルモデルチェンジを受けて5代目(W206)が登場するまでのおよそ7年間販売された。今回はその主な変遷を振り返ってみよう。
2014年7月:フルモデルチェンジ
2014年10月:Cクラス ステーションワゴンを追加
2015年5月:メルセデスAMG C 63を追加
2015年7月:「C 450 AMG 4MATIC」を追加
2015年9月:「C 220 d」を追加
2015年12月:「C 350 e アバンギャルド」を追加
2016年3月:Cクラス クーペを追加
2016年8月:メルセデスAMG C 43 4MATICを追加
2016年9月:Cクラス カブリオレ追加
2017年2月:一部改良/「C 200 4MATIC アバンギャルド」を追加
2017年7月:一部改良/特別仕様車「ローレウスエディション」を追加
2018年7月:マイナーチェンジ ⇦ ここが分かれ目!
2019年9月:一部改良/「C 350 e アバンギャルド」を追加
2020年2月:レーダーセーフティパッケージを標準装備
2018年7月にマイナーチェンジが行われ、全ボディタイプの内外装などをリニューアル。さらに48V電気システムを搭載した新型4気筒エンジンの搭載やインテリジェントドライブの進化など、メカニズム面でもさまざまな改良が行われた。この改良以前のモデル(2014年7月~2018年7月)を前期型、以降(2018年7月~2021年6月)を後期型と呼ぶ。
エクステリア(AMGライン装着車)を比較すると?
写真上が前期型(C 200 アバンギャルド)、写真下が後期型(C 200 アバンギャルド)。どちらもオプションのAMGラインが装着されている。フロントまわりの主な改良点は(1)フロントグリル、(2)フロントバンパーがリニューアルされたこと。
撮影車はどちらも「AMGライン」と呼ばれるオプションパッケージが装着されている。このパッケージはフロントグリル、バンパー、ホイールなどがスポーティな専用デザインとなっており、Cクラスでは非常に人気の高いパッケージ。外観の大きな変更点は、フロントまわりのデザインがリニューアルされたこと。具体的には、フロントグリルとフロントバンパーの意匠が大きく変更されている。今回の撮影車はどちらもオプションとなるAMGラインで、標準モデルとはデザインが異なっていることに注意。後期型ではダイヤモンドグリル(写真下(1))が与えられ、精悍さが増している。また、エアインテーク部(写真下(2))には2本のフィンが装着され、高級感とダイナミックさを両立した。
後期型ではヘッドライトも一新された。
一見するとわかりにくいが、ヘッドライト(写真右(3))が新しくなったことも後期型の特徴。「C 200 アバンギャルド」、「C 200 4MATIC アバンギャルド」、「C 220 d アバンギャルド」に標準装備されるマルチビームLEDヘッドライトは、片側84個のLED光源を瞬時に個別に制御することで、対向車を幻惑することなく広範囲を明るく照射する。さらに最長650m先まで照射するウルトラハイビームも新たに搭載。一方、「C 180」、「C 180 アバンギャルド」に標準装備となるLEDハイパフォーマンスヘッドライトは、内部にマルチチャンバーリフレクターが上下4列ずつ並び、近未来的な印象を与えている。
後期型はリアコンビランプ内部も大きく異なっている。
リアコンビランプ(写真右(4))は、ヘッドライトの変更に比べるとわかりやすい。後期型では、Cクラスの“C”の文字をモチーフにしらデザインとなったのが特徴。ただし上の写真では、左側のライトゆえ“C”の文字が反転していることに注意。
写真上が前期型(C 200 アバンギャルド)、写真下が後期型(C 200 アバンギャルド)。リアまわりは、リアバンパー(5)のデザインが変更されている。
リアコンビランプに加え、リアバンパーも刷新されている。とはいえ、フロントバンパーほど大きな変更点ではないためわかりにくいかもしれない。デフューザー部がボディ同色からブラックになっており、ダイナミックな印象を強めている。
後期型はさらにホイールデザインも変更。写真はAMGラインに装着される18インチAMG 5ツインスポークアルミホイール。後期型(写真右)では、外周部にプレートを備えるなど空力性能を追求したデザインとなっている。
インテリア(AMGライン装着車)を比較すると?
写真上が前期型(C 200 アバンギャルド)、写真下が後期型(C 200 アバンギャルド)。インテリアの主な変更点は、ダッシュボード中央のナビゲーション(写真下(6))、メーター部分(写真下(7))、ステアリングの3カ所(写真下(8))。
後期型では、ダッシュボード中央にあるナビゲーションやエンターテインメントシステムの表示画面が、高精細1025インチのワイドディスプレイになったのがトピック(写真下(6))。この変更によりモダンなインテリアになっている。さらに、撮影車両では、メーター部分に高精細12.3インチコックピットディスプレイを採用(※C 200 アバンギャルド、C 200 4MATIC アバンギャルド、C 220 dアバンギャルドにオプション装備、AMG系は標準装備)。ここには速度計、回転計、ナビゲーションや安全運転支援システムなどの情報を表示できる(写真下(7))。上位グレードのみの装備となるが、後期型を選ぶならこのオプション装備は魅力的だ。
また、後期型のステアリングホイールは、Sクラスと同じデザインの最新世代のものが採用された(写真下(8))。手を放さずにナビゲーション操作などができるタッチコントロールボタンやアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付き)を設定するスイッチを備えている。そのほかの変更点としては、64色から選択可能ばアンビエントライトの採用、9スピーカーのアドバンスドサウンドシステムの設定などが挙げられる。
AMGライン非装着車を比較すると?
写真上が前期型(C 180)、写真下が後期型(C 180)。こちらも(9)フロントバンパーが一新されている。
これまではセダンのAMGライン装着車を比較した。それでは、AMGライン非装着車はどのように変わっているか簡単に見ていこう。こちらもAMGライン装着車と基本的に変更箇所は変わらない。後期型ではフロントバンパー形状がよりスポーティになっているのがわかるだろう。また、前述のとおりLEDハイパフォーマンスヘッドライトが採用され、AMGライン装着車とは異なるデザインとなっている。
メルセデスAMG C 63/C 63 Sを比較すると?
写真はどちらもハイパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG C 63 S」。(10)フロントグリル&バンパーのデザインを刷新。
メルセデスAMG C 63/C 63 Sは、内外装や性能などがマイナーチェンジ変更されている。エクステリアの大きな変更点は、フロントに「AMGパナメリカーナグリル」が採用されたこと。これはかつて伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝した300SLというレーシングカーに由来するデザインで、クロームメッキを施した12本の垂直フィンを採用するのが特徴。これに合わせ、フロントグリルも一新された。ヘッドライトもベース車と同様の改良を受けている。そのほか、「C 63 S」には「AMGカーボンセラミックブレーキ」、「AMGパフォーマンスシート」を採用。トランスミッションには新たに9速の「AMGスピードシフトMCT」を搭載し、軽量化とレスポンスの向上が図られている。
前期/後期で中古車相場の違いは?
2020年モデル メルセデス・ベンツ C 200 ローレウスエディション(後期型)
最後に中古車相場を見ていこう。W205の中古車価格帯と中古車平均価格を比較すると次のようになる。
中古車価格帯中古車平均価格物件掲載台数前期型(2014年~2018年)100万円~400万円222万円約550台後期型(2018年~2021年)160万円~500万円304万円約370台
※データは2025年12月11日現在のもの。全ボディタイプ、メルセデスAMGを除く。
全体的に物件豊富で買いやすいが、前期型のほうがやや多い。中古車平均価格で比較すると80万円ほど差があり、後期型は300万円超えとやや高値をキープ。価格重視なら100万円台前半の予算から探せる前期型、質感重視なら後期型を狙いたい。グレードのラインアップはどちらもガソリン、ディーゼル、PHEVが設定されるから、予算に応じた自由なクルマ探しが可能。W205はいま買いのおすすめモデルだ。
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