一部改良を受けた新しいレクサス「LX700h “OVERTRAIL+”」に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが乗った!
選ぶならハイブリッド!
気合の入ったハイブリッド──新型レクサスLX700h “OVERTRAIL+”試乗記
試乗車は、LX700h “OVERTRAIL+”だ。
“OVERTRAIL+”は、ユーザーの幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添う専用グレード。
エクステリアは、黒光輝塗装スピンドルグリルとマットグレー塗装アルミホイールをはじめ、各部品(フォグランプ、ルーフレール、ウィンドウモール、ホイールアーチモール、ドアハンドル、アウターミラー、リヤバンパーサイドメッキモール)を黒・ダーク系色でコーディネート。
ボディカラーは専用の「ムーンデザート」で、“アウトドア感”を高める。プレスリリースには「ソリッドのような色彩を持ちながら、メタリックの陰影により立体感を際立たせた」と、謳う通りの色合いだ。
灯火類や前後バンパーといったエクステリアの重要箇所には変更なし。これは、“OVERTRAIL+”以外のグレードも同様だ。登場から約4年を経たにもかかわらず。基本デザインに手を加えなかったのは、現行モデルのデザインが好評だからだろう。実際、今見ても、古さはまったくない。
インテリアは、“OVERTRAIL+”設定色として「モノリス」を設定。シート表皮のメイン部分とドアトリムに低彩度のモノリスを組合わせ、アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をあしらう。
なお、“OVERTRAIL+”を含む全グレードのインテリアは、細かい変更があった。
まずは12.3インチ大型フル液晶メーターの採用。フル液晶でありながら、LX伝統の補機バッテリー電圧とエンジン油圧計はもちろんのこと、画面カスタマイズにより、ブーストメーターの表示やハイブリッドバッテリー充電状態の表示も選べる。
新型LX700h “OVERTRAIL+”に乗り込むと、上質な素材をたっぷり使った贅沢な世界を楽しめる。ライバルである「レンジローバー」と違い、物理的なスイッチがやや多い印象を受けるものの、操作性は悪くない。あらゆる機能をインフォテインメント用モニターで操作するのが昨今トレンドだが、万が一そのモニターがダウンしたら……と、考えると、レクサスの考えもアリ。
センターコンソールのシフトレバーは、新たにエレクトロシフトマチックを採用。小ぶりなサイズで、握り心地も良好。サクッとシフトチェンジできるのは、LXのような巨体を駆るにはありがたい。
走り出しは実にパワフル。やはり、応答性の良いモーターの効果は絶大だ。静々と、加速していく様相は、まさに“高級オフローダー”。大排気量ツインターボエンジンとの組み合わせも良い。
もっとも、「アクセルを踏み込めば」の話で、ちょっと踏むぐらいでは豪快な加速を味わえない。繊細なアクセルワークを要する、オフロード走行を意識した設定だろう。やはり、LXの真価はオフロードにある。
一方、オンロードでも優れた乗り味を堪能できる。大型客船の如く、ゆったりと進む。凹凸もしなやかにいなす。悪路での路面追随性を向上させる、265/65R18タイヤ&アルミホイール(マットグレーメタリック塗装)を履くにも、かかわらずだ。
どうしてこれほど乗り心地がいいのか? ひとつはAVSの進化だ。AVSとは、アダプティブ・バリアブル・サスペンションの略称で、電子制御サスペンション。今回の改良で、AVSアクチュエータ部のバルブ構造を見直し、路面の段差通過などでアブソーバーが急に縮む際の減衰力を滑らかにコントロール。突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現したというが、まさにその通りだった。直前に乗ったGXが、オフロード然としたオンロードの乗り心地だっただけに、「さすがはLX!」と、感心した。
ハンドリングは、ややシャープになった。さすがの体躯だけに、コーナーをハイスピードで駆け抜けるのは厳しいものの、これまでのモデルよりもやや速いスピードでコーナーをパスできた。先代のLXと比べると、速さもあって気持ちがいい。爽快なドライブが楽しめる。ステアリング支持剛性向上の為のブラケット追加や既存ブラケット板厚変更を実施し、ステアフィールと操縦安定性を向上させたというが、その効果は実感できた。
新しいLXは、高級オフローダーとしての地位をさらに高めた。従来からのガソリンモデル「LX600」も設定されるものの、選ぶならハイブリッドの「LX700h」がベター。価格差は約100万円だが、100万円分の価値を十分に感じる完成度だった。
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