F1第8戦スペインGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。他の追随を許さない圧勝だったが、走行中の彼の振る舞いからも、“別レベル”にあることが分かったとチーム代表は語っている。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、スペインGPで独走優勝を果たしたフェルスタッペンについて、FP2での彼のピット側とのやりとりから、“別レベル”にあることが示されたと語る。
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FP2でフェルスタッペンは、走行プランに関するピットとの無線のやりとりの最中、ピット側で電話の着信音が鳴っていることに気がつき、笑みをこぼしつつ次のように語った。
「誰か電話がかかってきているよ、ヘルムート(マルコ/モータースポーツアドバイザー)のかな?」
この無線交信を聞いたホーナー代表は、フェルスタッペンがF1マシンを高いレベルで走らせていながらこうした細かな情報にも気付くことができるのは、今のフェルスタッペンの高いパフォーマンスを証明するものだと考えていたという。
「2016年の彼は、未加工の原石だったと思う。彼は信じられないほどに速く、素晴らしかったし、天性の才能があった」
ホーナーはそう語る。
「彼は今も天性のスピードや驚異的な能力を持っている。だが、今の彼は経験を積み、磨かれ、(精神的な)キャパシティもあると思う」
「クルマに乗っていて、ヘルムート・マルコの電話が鳴っているのに気がついた。彼はさらなる余力を得ている。別のベレルに引き上げられているんだ。そして彼の素晴らしい点は、まだ成長中だということだ」
そんな”成長中”のフェルスタッペンだが、スペインGPの終盤には若干の自己主張も見せた。レース中のトラックリミット違反が累積し警告を受けている状態だったため、エンジニアからはファステストラップポイントを狙ってリスクを冒さないようにと伝えられていたが、彼はアタックを敢行。その結果、1ポイントを追加で持ち帰っている。
ホーナー代表はドライバーとエンジニアの関係を熟年夫婦に例えながら、今回の出来事に特に問題はないと語った。
「彼のエンジニアは、もう1度(トラックリミット違反をすれば)ペナルティがあるため、ファステストラップを獲るためにリスクを冒さないようにと伝えただけだ」
「彼らの関係は熟年夫婦のようなもので、テレビのどのチャンネルを見るか言い合っているようなものだった」
「ただマックスは完全にコントロールしていた。彼はリスクは承知していたが、その時履いていたタイヤで非常に楽にファステストラップを刻むことができたんだ」
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