ムジェロ・サーキットで行なわれたMotoGP第9戦イタリアGPのスプリントレースでは、ドゥカティのマルク・マルケスが勝利を収めたが、本人にとっては驚きの結果だったようだ。
マルク・マルケスにとって、ムジェロはあまり得意なコースではなく、MotoGPクラスでは過去に1勝しか記録していない。
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しかし今年のマルク・マルケスは、予選で新レコードを樹立してポールポジションを獲得すると、スプリントレースのスタート時にはローンチコントロールの問題で出遅れながらも、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とアレックス・マルケス(グレシーニ)を追い抜いて、最後は1秒以上の差をつけて勝利する活躍を見せた。
この結果について、マルク・マルケスは率直に驚きだったと語った。
「ポールポジションを獲得して、スタートではミスもあったのに、ああしてスプリントレースを勝てたのは、ものすごい驚きだった」
「ローンチコントロールでちょっとした混乱があったんだ。有効化したあとに、メッセージを良く読んでいなくて、もう一度押してしまったんだ。それで解除されてしまって、既にシグナルが点灯しているときに、アクセルを回してエンジン回転数を見ると有効になっていなかった。だからまたスイッチをいれてスタートしたんだけど、遅れてしまった」
「あの瞬間は落ち着いてはいられなかったよ」
「だけど素早く反応することができた。あの時、アクセルを回して、ボタンをもう一度押して、そしてローンチコントロールを使ってスタートしたほうが良いと思ったんだ」
「ローンチコントロール無しでスタートしていたら、たぶんタイミング自体は上手くスタートできただろうけど、ここはターン1までがかなり距離があるから、ポジションを相当失っていたと思う」
「ボタンを押したあとは、他のバイクの音は聞いていたけど、シグナルは見ていなかった。他のバイクが既に動いていたから、それでスタートしたんだ」
マルク・マルケスはスプリントレースを制したことで、ランキング2番手の弟アレックス・マルケスとのポイント差を、35点まで広げることができた。
今シーズン、マルク・マルケスはアメリカズGP、スペインGPと決勝で転倒したため多くのポイントを取りこぼしているにもかかわらず、タイトル争いでは優位に立つことができている。
そういった状況もあり、イタリアGP決勝に向けてマルク・マルケスは、ポイントを取りこぼさないようにすることに集中しているようだ。
「グランプリが始まる前から言っていたけど、僕の今回のレースへの臨み方は決まっている。そして、今もそれは変わらない」
「守るとか、挑戦しないとかいう意味じゃないよ。現実的であることが必要だと言っているんだ」
「もし明日に、普段から日曜日に凄く速いペッコ(バニャイヤ)や、ムジェロで速いアレックスが僕よりも速かったら、僕はそれを受け入れて、ポイントを確保する必要があるんだ」
なおマルク・マルケスはランキング2番手につけるアレックス・マルケスに対し、全く油断のできない相手だと高く評価した。
「弟は今のところ、チャンピオンシップにおける最大のライバルだ。自分の弟と戦うというのは、いつでも特別なことだけど、弟は手強い相手だよ。常にそこにいるんだ」
マルク・マルケスはそう語る。
「あるプラクティスで速くなったり、また別のセッションでは遅かったりというようなことがないんだ。弟は常にそこにいて、とても安定している。全てのスプリントレースで1位と2位でフィニッシュしている。つまり、ミスは許されないんだ」
「弟は大きく進歩している。Moto3やMoto2でもそうだった。弟が望むモノを手にしたなら、凄く速くなるだろう。今も凄く速いけどね。弟のことは誇りに思っている」
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