MotoGP2025年シーズンの開幕戦タイGP決勝で5位となった小椋藍(トラックハウス)は、スプリントレースでの4位よりも嬉しい結果だと語った。
昨年Moto2クラスでチャンピオンとなり、満を持してMotoGPクラスへ昇格を果たした小椋。迎えた開幕戦ではルーキーらしからぬパフォーマンスを発揮し、予選5番手からスプリントレース4位という好結果を残した。
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そして決勝レースでも小椋は変わらぬ好パフォーマンスを発揮し、序盤はドゥカティ勢が占めたトップ3を追走。その後はフランコ・モルビデリ(VR46)に追い抜かれて5番手にポジションを落としたが、最後までペースを大幅に落とすことなく走り切り、デビュー戦5位という結果を持ち帰った。
小椋よりも優れた成績をデビュー戦で残したのは、2013年の開幕戦でいきなり3位を手にし、後に6度の最高峰クラス王者を獲得することになるマルク・マルケスのみ。つまり近年のルーキーとしては並外れた成績であるということだ。実際、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)やファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ホルヘ・マルティン(アプリリア)、ジョアン・ミル(ホンダ)など近年のMotoGPチャンピオンたちは、デビュー戦で小椋ほど輝くことはできなかった。
「今週末はまさに奇跡でした! 良い予選と良いスプリントレースに加えて、さらに決勝レースも素晴らしいモノになりました。チームには感謝してもしきれません」
「ドゥカティの3人の後ろ、そしてフランコの後ろを走ることで今日もまた良い経験を積むことができました。彼らからは多くのことを凄く学べましたし、素晴らしい経験でした」
「完璧で良いスタートを切ることができました。僕はまだルーキーなので、他のコースでは全く違った結果になるかもしれません。自分の道を進み続けたいと思っていますし、良いことも悪いことも、何でも受け入れていくつもりです」
小椋はチームを通じてそうコメントを寄せた。
なお小椋は、決勝レースでの5位がスプリントレースでの4位よりも嬉しいモノだともメディアに対して語っている。
「スプリントでの4位よりも、この結果のほうが嬉しいです」
レース後の取材で、小椋はそう語った。
「スプリントの後、チームと話をして今日はもっと厳しいだろうと考えていたんです。でも26周を走りきって、まだこの位置にいます。少し驚いたなんてものじゃなく、とても驚いていますよ」
世界中を驚かせた小椋のデビュー戦だが、タイGPは35度超えの暑さという非常に厳しいコンディションで争われた。しかし、この点はむしろ小椋にとってはアドバンテージになっていた可能性がある。
「フィジカルは凄く良いですし、何も問題はありません」と小椋は言う。
「他のライダーと比べると、この厳しいコンディションは僕にとってアドバンテージになっていたと思います。理由はわかりませんが、僕は以前アジア・タレントカップでこの地域でのレースをたくさん経験してきたので、慣れていたからかもしれませんね」
次回のMotoGPは2週間後に南米はアルゼンチンで行なわれる。タイGPは事前テストの行なわれた地でのレースだったが、アルゼンチンはMotoGPマシンでは未経験……小椋がここでどんな走りを見せるか、更に注目が集まることになりそうだ。
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GO!小椋。