輸入車 [2025.11.15 UP]
【VW ID.BUZZ/タイプ2】の歴史といま買いの中古車 世界中で愛された名車が復活
フォルクスワーゲン ID.BUZZ/タイプ2|語り継がれる名車の系譜 vol.59|
N-ONE e:が栄冠、「2025~2026 日本自動車殿堂カーオブザイヤー」に選出
文●ユニット・コンパス 写真●フォルクスワーゲン
※中古車参考価格はすべてグーネット2025年10月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年12月号の内容です)
ポップカルチャーのアイコンにもなったVW タイプ2。そのデザインを電気自動車として現代に復活させたのがID.BUZZだ。
夢と生活を運ぶ傑作ワンボックスが電気自動車として登場
世界中で愛されたタイプ2がEVで復活
「タイプ2」、「ワーゲンバス」、「ブリー」など、地域やユーザーによりさまざまな愛称が与えられてきたフォルクスワーゲンのトランスポーター。
ビートルことタイプ1のメカニズムを使い愛くるしいデザインが与えられたバンは、丈夫で使いやすいことから欧州、そして北米でもヒット。黄金時代のアメリカで、ビートルは「タイプ1」、トランスポーターは「タイプ2」として親しまれ、戦後VWが立ち直るのに大きく貢献した。
タフでシンプルなメカニズムは、中古車となってからも大きな武器になった。当時のアメリカではバンに生活用具一式を積み込んで旅をしながら暮らすバンライフというスタイルが誕生。自由や芸術を愛する彼らは、中古のタイプ2を改造したキャンピングカーで各地を巡った。タイプ2はヒッピームーブメントのなかでシンボル的な役割も果たし、若者たちから愛される存在になったのだ。
シンプルかつタフというトランスポーターのDNAは現代まで受け継がれている。そして2017年のデトロイトモーターショーで、現代版タイプ2とも言うべきデザインを与えられたコンセプトカーが登場。それは、完全自動運転モードを備えた電気自動車として現れた。愛らしいデザインに世界が市販化を熱望した。
2025年、日本にも市販モデルとしてID.BUZZが導入開始。夢はついに現実となったのだ。
フォルクスワーゲン ID.BUZZはこんなクルマ
コンセプトカーの発表からしばらくの沈黙を経て、ついに市販モデルの登場となった電気自動車版タイプ2ことID.BUZZ。スタイリングは大好評だったコンセプトカーのデザインを忠実に再現。欧州などでは商用車版も存在するが、日本では乗用モデルのみ販売。
ホイールベースにバッテリーを搭載。モーターなどの駆動部分は車体後部に搭載され、後輪を駆動する。フロントが極端に短いバススタイルはEVだからこそ実現した。
メカニズムが床下にまとめられているため、室内は3列目までフラット。大空間を実現した。
[フォルクスワーゲン タイプ2が名車になった理由]実用的で広々とした空間と親しみやすいデザイン
ヒッピームーブメントのシンボルともなった「タイプ2」
1950年に登場した初代トランスポーター(T1)およびその後継モデルは、キャンピングカーへと改造され、ビートルのタイプ1にちなんでタイプ2の愛称で親しまれた。
商用車ならではのタフさと空間効率でキャンピングカーに
働くクルマとして無駄なく設計され、まさに四角い箱にタイヤを付けたようなトランスポーター。その優れた設計から乗用モデルも登場した。装備が充実した「カラベル」、キャンピングカーの「カリフォルニア」が存在。
タイプ2のDNAを受け継ぎ進化したトランスポーター
トランスポーターは現在までモデルチェンジを繰り返しながら販売されている。特に2003年に登場したT5は、優れたシャシー能力と細やかなオーダーを受け付けたことにより大ヒット。VWらしい堅実な作りが評価された。
タイプ2をモチーフに生まれ変わった電気自動車
現行型第7世代は、設計段階から電動化を視野に入れて開発された。商用モデルはプラグインハイブリッド、そして乗用モデルとして完全電気自動車の「ID.BUZZ」が誕生。2025年6月から日本でも正式に輸入されている。
電気自動車だからこそ可能になった新しい使い方
電気自動車のメリットは環境性能だけではない。コロナ禍を機にリモートワークが新しい働き方として登場したが、電気自動車であればエンジンをかけずにエアコンが使える。移動オフィスとしても活用できるのだ。
シートアレンジによって、手軽に車中泊も楽しめる
ID.BUZZではトランスポーター伝統の空間効率の高さに加えて、シートアレンジでも使いやすさを工夫。2列目、3列目は背もたれがフラットになり、車中泊も可能なスペースを作り出す。
新車といま買いの中古車たち
フォルクスワーゲン ID.BUZZ
電気自動車だから可能になったフラットなフロアにより、3列ともに快適な空間を実現。ホイールベースの異なる2タイプをラインアップしており、バッテリー容量と航続距離も異なる。
新車価格:888万9000円~997万9000円(ID.BUZZ 全グレード)
フォルクスワーゲン ID.BUZZの新車情報を見る
フォルクスワーゲン ヴァナゴン
元々はT3をベースに作られた乗用モデルで、「バン+ワゴン」から命名。日本でもT4ベースの世代まで輸入された。販売地域によってカラベルとも呼ばれる。フロントエンジンの前輪駆動。
中古車参考価格帯:150万円~570万円(90年~97年 ヴァナゴン 全グレード)
フォルクスワーゲン タイプ2
中古車市場ではトランスポーター1から2を総称したタイプ2という名称が一般化している。年式的にもレストアを受けた車両や修理が必要な物件が多く、専門店などの協力が維持には不可欠。
中古車参考価格帯:235万円~750万円(50年~79年 タイプ2 全グレード)
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