ダイハツは2022年8月22日、今秋にマイナーチェンジするタントの情報を特設サイトで公開し、合わせて先行受注を開始した。
今回の改良では、楽しさとアクティブさを表現した新シリーズの「ファンクロス(FUN CROSS)」を追加設定したほか、カスタム・シリーズのフロントフェイスの刷新や全シリーズでの機能装備の拡充を果たしたことが特徴である。
ダイハツが今秋に発売予定のマイナーチェンジ版タフトの情報を公開。合わせて特別仕様車「ダーククロム ベンチャー」の先行受注を開始
まずは新シリーズのファンクロスから見ていこう。
拡大するアクティブ系スーパーハイトワゴン市場に、日常を越えて、楽しい時間を過ごせるアクティブなクルマとして開発したファンクロスは、ターボエンジン搭載車のファンクロス・ターボと、自然吸気エンジンを搭載するファンクロスでシリーズを展開する。エクステリアはブラック基調の専用フロントグリルや、アウトドア志向ウォッチのカバーのような造形の前後バンパーガーニッシュ、シルバー塗装の前後アンダーガーニッシュ、幅広のサイドモール、6本の太スポークまたは8本の細スポークでアレンジしたアルミホイールなどを採用して、自然の風景によく馴染む独特のスタイリングを創出。従来モデルと同様、Bピラーを省いた大開口のミラクルオープンドアも採用する。ボディカラーはモノトーンのサンドベージュメタリック/レイクブルーメタリック/コンパーノレッド/シャイニングホワイトパール/クロムグレーメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/ブラックマイカメタリック/フォレストカーキメタリックの8色、2トーンのブラックマイカメタリック×サンドベージュメタリック/ブラックマイカメタリック×レイクブルーメタリック/ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド/ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール/ブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリックの5タイプを設定した。
インテリアに関しては、オレンジ系のアクセントパネルや専用デザインのシート表皮などを配備して遊び心あふれる室内空間を創出。また、シート表皮に撥水加工、後席シートバックに防水加工を施したうえで、上下2段調節式デッキボードやデッキサイド右側/天井ラゲッジルームランプ、後席右側USBソケットなどを採用し、機能性を大きく向上させる。デッキボードは取り外しができ、テーブルとして使うことも可能だ。
デザイン変更したカスタム・シリーズに話を移そう。
最大のトピックはフロントマスクの刷新で、シャープな造形のヘッドライトと一体感を持たせた横長のグリルに、横桟を組み込んだブラックの台形大型インテークをメッキ枠で囲ったバンパー、三角形の樹脂の中にフォグランプを配したサイド部などを採用して、押し出し感を強めたアグレッシブな顔つきを創出する。リアセクションでは、バンパーのサイド部のデザインなどを変更した。ボディカラーはモノトーンのシャイニングホワイトパール/ブラックマイカメタリック/クロムグレーメタリック/クールバイオレットクリスタルシャイン/ターコイズブルーマイカメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/ファイアークォーツレッドメタリックの7色、2トーンのブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール/ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリックの2タイプをラインアップ。グレードはターボエンジン搭載車のカスタムRSと、自然吸気エンジンを搭載するカスタムXを設定した。
インテリアについては、ダッシュボードの一部やファブリック×ソフトレザー調のシート表皮などを変更。ファンクロスと同じく、ラゲッジルームには上下2段調節式デッキボードを配備する。従来モデルと同様、Bピラーを省いた大開口のミラクルオープンドアも採用した。
標準モデルのタントに関しては、従来と同じくターボエンジン搭載車のXターボと、自然吸気エンジンを搭載するXおよびLグレードを設定。ボディカラーはモノトーンのアイスグリーン/サンドベージュメタリック/シャイニングホワイトパール/ホワイト/ブラックマイカメタリック/ブライトシルバーメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/ファイアークォーツレッドメタリック/プラムブラウンクリスタルマイカの9色、2トーンのホワイト×アイスグリーン/ホワイト×サンドベージュメタリックの2タイプを用意する。一方でインテリアは、内装パーツの一部デザインなどを変更。また、全シリーズでディスプレイオーディオや高精細化した9インチHDディスプレイ、ワイヤレス接続対応のApple CarPlayを設定している。
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