現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > フロントマスクも雰囲気も微妙に違う!? 空力を磨いた高性能版ヴェゼルが今年前半に発表されそう

ここから本文です

フロントマスクも雰囲気も微妙に違う!? 空力を磨いた高性能版ヴェゼルが今年前半に発表されそう

掲載 更新 84
フロントマスクも雰囲気も微妙に違う!? 空力を磨いた高性能版ヴェゼルが今年前半に発表されそう

モデューロXの最新作はヴェゼルのコンプリートカー

東京オートサロン振り返りレポート、今回はホンダ・ホンダアクセス・無限の合同ブースに展示されていた赤い「ヴェゼル」に注目です。ヴェゼルといえば日本で人気のコンパクトSUVですが、このクルマはフェンダー部分の樹脂パーツがボディ同色で、フロントマスクは完全に別物へと生まれ変わっています。

>>ホンダ ヴェゼルのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

化粧プレートには「ヴェゼル・モデューロXコンセプト」の文字。純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスが独自のノウハウで作り出しているコンプリートカー「モデューロX」の最新作のプロトタイプと目される一台が、オートサロンでデビューしたというわけです。

これまでのモデューロXと異なる、丸くなった印象!?

モデューロXといえば「実効空力」。これは単純なダウンフォース(=空気の流れでクルマを地面に押しつけ、グリップを高める)ではなく、車体の周囲を流れる空気を制御することで、ハンドリングを向上させるという技術。テストコースでエンジニアと開発ドライバー、デザイナー、モデラーが一緒になって形状を作り上げてきたホンダアクセスの経験に基づく知見が込められています。

モデューロXという名前がつくということは、実効空力が追及されていることは間違いありません。しかしそのスタイリングは、これまでのモデューロXシリーズとはやや雰囲気が異なります。適切な表現は難しいのですが、後付け感が抑えられているという印象。これまでのアグレッシブなモデューロXと比べるといろいろな意味で丸くなった印象を受けます。

とくに気になるのはフロントグリル部分で、左右に風を流す形状を明確に表現している点。ともすれば、従来のモデューロXはバンパーのサイドなどわかりやすい空力デバイスが目立っていましたが、今回はフロント全体で実効空力を狙っているように見えます…モデューロXも新世代に入ったということでしょうか?

テイストが変わったのはデザインをゼロから見直したから

モデューロXコンセプトの開発スタッフによれば、デザイナーの考え方をゼロベースで見直した結果、テイストが変わったということで、実効空力の効果を高めつつ新しい味つけを模索したのが、第二世代モデューロXといえそうです。

ディテールではノーズを若干長くしている点がポイント。そのためにフロントのHマークは少し傾いています。さらに、フロントバンパーサイドの突起、リヤバンパー下面の左右に配置された突起もハンドリングに貢献するアイデアなのは確実でしょう。全体像だけでなく細部にも注目すべき点が多い一台といえます。

完全新作のアルミホイールも注目です。2021年に発売された「フィット モデューロX」ではアルミホイールの断面形状を工夫してホイールの変形具合をチューニング、乗り味のマイルドさを出していました。

ヴェゼル モデューロXコンセプトでも、ホイールを含めた走りのバランスを取るというアプローチが強化されているようです。気の早い話かもしれませんが、新型ヴェゼルでモデューロXらしいハンドリングを味わうためにはアルミホイールの交換は厳禁なのかもしれません。

2022年年央には具体的な販売予定などが見えてくるはず

オートサロンで展示されたのは“コンセプト”ですから、すぐに市販されるというわけではないでしょう。とはいえ、これだけの完成度を誇っているのですから発売まで、まだまだ時間がかかるということもなさそうです。

関係者の発言をまとめると、どんなに遅くとも2022年中には正式発表されるでしょう。感触としては、上半期のうちに具体的な話が見えてくることになりそうな雰囲気です。パワートレインはハイブリッドになるはずですが、駆動方式は初代ヴェゼルのモデューロXがそうであったように、FFと4WDの両方を用意すると考えてよさそうです。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
写真:編集部

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識
ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識
AUTOSPORT web
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
レスポンス
【特許画像リーク!】来年デビュー予定の新型「BMW iX3」のリーク画像を入手!コンセプトモデルのほぼそのまま量産される
【特許画像リーク!】来年デビュー予定の新型「BMW iX3」のリーク画像を入手!コンセプトモデルのほぼそのまま量産される
AutoBild Japan
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
AUTOCAR JAPAN
アルファロメオ『33ストラダーレ』新型、「ベスト・イン・クラシック2024」の最高賞を受賞
アルファロメオ『33ストラダーレ』新型、「ベスト・イン・クラシック2024」の最高賞を受賞
レスポンス
新車77万円! ホンダ革新的「コンパクトカー」に「安くて広くて最高!」の高評価! 全長3.7mで「フィット」より小さい“街乗り最強”モデルとは! デザイン&乗り心地も大満足
新車77万円! ホンダ革新的「コンパクトカー」に「安くて広くて最高!」の高評価! 全長3.7mで「フィット」より小さい“街乗り最強”モデルとは! デザイン&乗り心地も大満足
くるまのニュース
トヨタ新型「最小級SUV」登場か!? 「ヤリスクロス」より小さい“静音モデル”に「カッコいい!」と反響アリ! 「bZ1X」かもしれない新型車に期待大!
トヨタ新型「最小級SUV」登場か!? 「ヤリスクロス」より小さい“静音モデル”に「カッコいい!」と反響アリ! 「bZ1X」かもしれない新型車に期待大!
くるまのニュース
エバンスが0.7秒リードの接戦。トヨタ2台がパンク、ヌービルに“ノーパワー”トラブル/ラリージャパン デイ2午前
エバンスが0.7秒リードの接戦。トヨタ2台がパンク、ヌービルに“ノーパワー”トラブル/ラリージャパン デイ2午前
AUTOSPORT web
ええええぇついに最後か!? 鮮明なボディカラーに思わず見とれる!!!!!!!!! 爆速2Lターボのホットハッチ[AMG A45 S]の魅力度がマシマシ
ええええぇついに最後か!? 鮮明なボディカラーに思わず見とれる!!!!!!!!! 爆速2Lターボのホットハッチ[AMG A45 S]の魅力度がマシマシ
ベストカーWeb
なんちゃってセレブ、ヒョンデ新型「アイオニック5N」の「ファーストエディション」を激オススメ! 限定50台のうち22台が「マガリガワ クラブ」に集合!
なんちゃってセレブ、ヒョンデ新型「アイオニック5N」の「ファーストエディション」を激オススメ! 限定50台のうち22台が「マガリガワ クラブ」に集合!
Auto Messe Web
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
くるまのニュース
いやあ、クソ暑かったよ! ラスベガスF1初開催を知るエディ・チーバーに訊く。悪名高き“駐車場コース”でのレースは「悪い思い出ではない」
いやあ、クソ暑かったよ! ラスベガスF1初開催を知るエディ・チーバーに訊く。悪名高き“駐車場コース”でのレースは「悪い思い出ではない」
motorsport.com 日本版
「AI EV時代のトヨタ」めざすファラデー・フューチャー、新型EV『FX』最初の試作車が完成
「AI EV時代のトヨタ」めざすファラデー・フューチャー、新型EV『FX』最初の試作車が完成
レスポンス
待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?
待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?
ベストカーWeb
F1関係者への入国拒否が続くラスベガス。角田裕毅も足止め「危うく帰国させられるところだった。来られてラッキー」
F1関係者への入国拒否が続くラスベガス。角田裕毅も足止め「危うく帰国させられるところだった。来られてラッキー」
AUTOSPORT web
Team HRC、S耐の2年計画を完遂。初期メンバーの武藤「楽しい環境がいつまでも続けばいいな」
Team HRC、S耐の2年計画を完遂。初期メンバーの武藤「楽しい環境がいつまでも続けばいいな」
AUTOSPORT web
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
くるまのニュース
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
VAGUE

みんなのコメント

84件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

69.8390.0万円

中古車を検索
ヴェゼルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

69.8390.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村