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批判された初代『X5』、実力以上に速く見えるオープンモデルなど 物議を醸したBMW 29選(中編) 失敗を恐れない果敢さ

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批判された初代『X5』、実力以上に速く見えるオープンモデルなど 物議を醸したBMW 29選(中編) 失敗を恐れない果敢さ

BMW 3シリーズ・ツーリング(1987年)

ステーションワゴンの「ツーリング」はセダンよりも実用的だと思われがちで、実際にその通りなのだが、初期の3シリーズにおいては違った。BMWの公式データによると、VDA(ドイツ自動車工業会)方式で測定した325iセダンの荷室容量は404Lで、ツーリングは370Lと大幅に劣っているのだ。

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公平を期すために付け加えると、後部座席を倒せばツーリングの荷室容量は1125Lへと劇的に増加する。しかし、当時の評論家たちは、5人乗車時ではセダンよりも荷物を積めないことにすぐに気付いた。

BMW Z1(1988年)

Z1は、507と同様の2人乗りロードスターであり、したがって間接的な後継車と言えるだろう。また、実力以上に速そうに見えるという点で初代M5とは対照的だ。2.5L直列6気筒エンジンの最高出力は170psと、十分なパワーを持っていたが、驚くほどではない。

Z1の興味深い特徴としては、下方に格納されるドアや、ドライバー1本でボディパネルを交換可能な点などが挙げられる。3年間で約8000台が生産され、販売には苦労しなかったようだ。

BMW M8(1990年代初頭)

初代M8(プロトタイプのみ)については、2010年にBMWがその存在を明らかにするまでほとんど知られていなかった。搭載予定だった6.0L V12エンジンの出力については諸説あるが、BMWは最大640psと示唆している。参考までに、現代のM8(2代目8シリーズ)に搭載されるツインターボ4.4L V8エンジンの出力は625psだ。

BMWは初代M8の量産化を見送ったが、現在では「もし発売されていれば、間違いなく世界中で大きな反響を呼んだだろう」と述べている。その通りだろう。発売されなかった背景には、環境への配慮があったと言われている。

BMW Z3(1996年)

BMWのZシリーズ(Zukunft、すなわち「未来」を意味する)の第2弾であり、初めて大量生産されたモデルである。排気量2.0L以下の4気筒エンジンを含む、いくつかのエンジンが用意されていた。

Z3の評価は分かれた。ラインナップ中最小のエンジンは非力で、スポーティなBMWにはまったく不向きだと感じる人もいた。一方で、非力ながらもハンドリングが素晴らしく、高出力の6気筒モデルにはないバランスの良さを持っていると主張する人もいた。

BMW Z3クーペ(1998年)

発売当初、Z3はロードスターのみの設定だったが、2年後にクーペボディが導入された。エンジンは6気筒のみ。クーペとしては珍しくリアウィンドウが垂直に近い角度であるため、ステーションワゴンのように見え、「ブレッドバン(パン屋のバン)」というあだ名がついた。

「このクルマは万人に愛されるものではないだろう」とBMW幹部のヴォルフガング・ライツレ氏は述べたが、その通りだった。良かった点としては、荷室容量が410Lと、初代3シリーズ・ツーリングよりも大きかったことが挙げられる。

BMW Z8(1998年)

販売面では成功しなかったものの、BMWが誇りとする507の影響を部分的に受けたZ8。当時のM5にも搭載されていた4.9L V8エンジンという印象的なパワーユニットを備えている。

その出来栄えは賛否両論だった。AUTOCARのある回顧記事では、「見た目は素晴らしいのに、運転するとがっかりするクルマ」と評されている。

BMW X5(1999年)

あらゆるメーカーがSUVを生産している今となっては、四半世紀前にBMWがSUVを発売したことがどれほど奇異に映ったか想像し難い。

「BMWが作るべきクルマではない」という厳しい批判もあったが、X5の優れた走行性能とハンドリングへの称賛によってかき消された。4世代を経て、今なお現役である。

BMW 7シリーズ(2001年)

BMWのデザインに対する現代的な批判は、チーフデザイナーのクリス・バングルが手がけた4代目7シリーズから始まった。その特徴的なリアデザインは当時、かなり物議を醸した。

7シリーズではまた、BMW独自のインフォテインメント・システム「iDrive」が初めて導入された。間違いなく画期的なシステムだったが、少なくとも初期バージョンにおいては操作が非常に難しいと批判された。

BMW Z4(2003年)

Z3直系の後継車として登場したZ4は、ロードスターとクーペの2種類のボディタイプが用意された。しかし、これは後に問題を引き起こした。格納式メタルルーフを備えたクーペ・コンバーチブル(CC)が人気を集め始めており、市場調査の結果、Z4は一部ユーザーの購入対象にならないことが判明したのだ。

既存モデルにそうしたルーフを組み込むことは現実的ではない。そこでBMWは、2009年発売の2代目Z4をクーペ・コンバーチブルとしたのである。

BMW 1シリーズ(2004年)

1シリーズは主に小型ハッチバックとして販売されたが、クーペやコンバーチブルもラインナップされていた。他のメーカーであれば、ほぼ間違いなく前輪駆動となっていたであろうタイプのクルマだ。

後輪駆動のため、トランスミッションの各種部品が、本来なら乗員や荷物のために使えたはずのスペースを占めることになったが、前輪駆動を目の敵にする人々からは高く評価された。

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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