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“2人乗り”のトヨタ「シエンタ JUNO」 モデリスタが提案する「まるで“動く秘密基地”」な超広々空間! 車中泊も仕事も快適な「新発想コンパクトミニバン」とは?

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“2人乗り”のトヨタ「シエンタ JUNO」  モデリスタが提案する「まるで“動く秘密基地”」な超広々空間! 車中泊も仕事も快適な「新発想コンパクトミニバン」とは?

■2人乗り仕様で実現した自由な車内空間

 2026年に入り、自動車業界では「移動するためのクルマ」から「時間を過ごすためのクルマ」へという考え方がさらに広がっています。

【画像】これがトヨタの斬新な「“2人乗り”シエンタ」の姿です! 画像を見る!

 リモートワークの定着やアウトドア人気の継続に加え、災害時の備えとして車内空間の活用を重視する人も増えており、車内でどれだけ快適に過ごせるかがクルマ選びの新たな基準になりつつあります。

 そんな中で今回取り上げるのが、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」をベースに誕生した特別なモデル「JUNO(ジュノ)」です。

 トヨタは2025年8月5日、シエンタの一部改良を実施するとともに、MODELLISTAと共同開発したコンプリートカーであるJUNOを発売しました。

 このモデルは、2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」で公開されたコンセプトカーを市販化したもので、従来のミニバンとは異なる新しい価値観を提案する1台として話題を集めました。

 まず、ベースとなったシエンタ自体も大きく進化しています。2025年8月の改良では、全グレードに電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能が標準装備されました。

 特にブレーキホールドは、設定状態を保持できるトヨタ初の仕様となっており、信号待ちなどで毎回操作する必要がなくなった点が特徴です。日常的に街中を走る機会が多いユーザーにとっては、こうした細かな改良が快適性向上につながっています。

 さらに、レーダークルーズコントロールには停止保持機能が加わり、安全装備も強化されました。ドライバー異常時対応システムやプロアクティブドライビングアシストには常時操舵支援が追加され、長距離移動や渋滞時の負担軽減にも配慮されています。

 加えて、上位グレードにはETC2.0や前後方ドライブレコーダー、オートエアコンなども標準化され、ファミリー層を中心に実用性がさらに高められました。

 そうした完成度の高いシエンタをベースに開発されたJUNO最大の特徴は、後席空間を大胆に作り変えた点にあります。

 ベース車両は「HYBRID Z」グレードですが、JUNOではあえて2人乗り仕様とすることで、後部スペースを広く確保しています。車名の由来となった「順応」という言葉の通り、使う人のライフスタイルに合わせて自由に変化する空間づくりがテーマです。

 この発想の原点となったのが、「組み替え可能な車内空間」という考え方でした。ジャパンモビリティショー2023でも披露されたように、レゴやマインクラフトのようにパーツを自由に組み合わせる感覚を取り入れ、用途に応じて車内を変化させられる点がJUNOの大きな魅力です。

 単なる車中泊仕様ではなく、街中での日常利用まで想定されていることから、従来のキャンピングカーとは異なる方向性を打ち出しています。

 開発にあたっては女性スタッフの意見も積極的に採用されており、使いやすさへの配慮も随所に見られます。大掛かりな架装車でありながら扱いにくさを感じさせず、誰でも気軽に使えることを重視した設計となっています。

 ボディサイズは全長4260mm×全幅1695-1715mm×全高1695mmで、基本的には通常のシエンタと大きく変わりません。しかし、後部に専用架装を施しているため、ナンバー区分は4ナンバーとなっています。

 外観には専用エンブレムが装着され、インテリアにも専用フロアやロック機構付きサイドトリム、6灯インテリアライト、専用フロアマットなどが採用されるなど、特別仕様車らしい演出も与えられています。

 そして、JUNOを象徴する装備が取り外し可能な家具モジュールです。後席とラゲージスペースには専用フロアが設置されており、その上にさまざまなモジュールを組み合わせることで、自分好みの空間を作り上げることができます。

 例えば、ソファを配置してリラックス空間にしたり、テーブルを設置してパソコン作業用のワークスペースにしたりと、用途に応じた使い分けが可能です。さらに、フラットなベッドレイアウトに変更すれば、そのまま就寝スペースとしても利用できます。

 こうしたモジュールは複数のパッケージとして用意されているほか、必要なものだけを個別追加することもできます。そのため、最初からすべてを揃えなくても、自分のライフスタイルに合わせて少しずつカスタマイズしていく楽しみもあります。

 単なる「完成されたクルマ」ではなく、使いながら育てていく感覚を味わえる点も、このモデルならではといえるでしょう。

 価格(消費税込み)は2WDが365万4200円、E-Fourが385万2200円です。標準のHYBRID Zと比べると約57万円高い設定ですが、その差額には単なる装備追加以上の意味があります。JUNOは移動手段としてだけでなく、「過ごす場所」としての価値を提供するモデルだからです。

 近年は、クルマに求められる役割がますます多様化しています。移動、仕事、趣味、休憩、そして時には宿泊空間としてまで活用されるようになった今、JUNOのような柔軟性を持つクルマは、これからの時代を象徴する存在になるかもしれません。

 シエンタの改良とともに登場したこのモデルは、クルマとの付き合い方そのものを改めて考えさせてくれる1台だといえそうです。(くるまのニュース編集部)

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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