フラッグシップの3列シートSUV
ボルボは、既存の『XC90』を上回る3列シートの大型SUVの投入を計画している。米国と中国で高まる「Fセグメント」モデルへの需要に対応するためだ。
【画像】内外装をリフレッシュした3列シートSUV【ボルボXC90を詳しく見る】 全21枚
全長約5mのXC90はすでに欧州車としては最大級のモデルだが、ボルボのホーカン・サミュエルソンCEOは「より大型のSUVを検討しています」と認めた。
サミュエルソン氏は「現時点で具体的な決定はしていません」と前置きしつつも、主要市場において大型車への強い需要があるとの見方を示した。
「特に中国と米国では、本格的な3列シートSUVが成長分野であり、興味深いセグメントとなっています。しかし、現時点では、3列シートをカバーするのはEX90およびXC90です」
サミュエルソン氏は新型車の仕様については具体的な言及を避けたが、主要ターゲット市場では「少なくとも今後数年間は、EVよりもハイブリッド車への関心が高いでしょう」と述べた。EVは実用的な航続距離を実現するために「非常に重いバッテリー」が必要となるためだ。
高出力のハイブリッド採用の可能性も
さらにサミュエルソン氏は、新型車が米国サウスカロライナ州チャールストン工場で生産される可能性を示唆し、「そこで生産すれば、米国市場と米国のお客様にとって非常に魅力的なクルマになるでしょう」と語った。
こうした発言から、新型車は、すでにボルボの米国工場で生産されているEV『EX90』と同じSPA2プラットフォームをベースとする可能性もある。
しかし、親会社である吉利汽車(ジーリー)との連携強化の一環として、グループ傘下の他ブランドのモデルをベースとする可能性も考えられる。
その有力候補の1つがジーカー9Xだ。全長5.24mと、XC90を大きく上回るサイズだが、ラグジュアリー志向のためシートは2列のみとなっている。
ジーカー9XはSEA-Rプラットフォームを採用している。2.0Lターボガソリンエンジンと3基の電気モーターを組み合わせ、合計出力1400psを発生。0-100km/h加速は3.1秒とされる。最大70kWhのバッテリーを搭載し、電気のみでの航続距離は約302kmだ。
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