現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > “超音速機なき空軍”を10年支えた A-4ARついに退役が決定 これでA-4系運用国は世界で1か国のみに!?

ここから本文です

“超音速機なき空軍”を10年支えた A-4ARついに退役が決定 これでA-4系運用国は世界で1か国のみに!?

掲載 更新 60
“超音速機なき空軍”を10年支えた A-4ARついに退役が決定 これでA-4系運用国は世界で1か国のみに!?

ついにアルゼンチン空軍の顔が退役へ

 アルゼンチン空軍は2026年5月14日、A-4AR「ファイティングホーク」戦闘攻撃機の運用終了と退役を発表しました。

【動画】もう飛ぶことはない? これが、飛行中のA-4AR「ファイティングホーク」です

 A-4ARは、1970年代から1980年代にかけてアメリカやオーストラリアから導入したA-4「スカイホーク」を原型に近代化改修した機体です。A-4自体の生産開始は1950年代後半と非常に古いものの、慢性的な財政難に苦しむアルゼンチン空軍にとっては、空戦・対地攻撃の双方をこなせる貴重なジェット戦闘機でした。

 特に、2015年に超音速戦闘機だったダッソー・ミラージュIIIが退役して以降は、A-4ARは音速には達しない亜音速機ながらも、約10年にわたりアルゼンチン空軍における事実上唯一の実戦的な戦闘機として運用されてきました。

 しかし、2024年7月15日、訓練中にA-4ARの1機が墜落し、パイロットが殉職。さらに、2020年8月にも事故を起こしていたほか、部品不足などの問題も重なり、その後は事実上の飛行停止状態となっていました。

 今回の決定により、1982年のフォークランド紛争にも参加するなど、アルゼンチン空軍を象徴する存在だったA-4ARはその歴史に幕を下ろすことになります。なお、現時点では退役式典などに関する発表は行われていません。また、これにより、A-4系列機を現役運用している国は、ブラジル海軍のAF-1「ファルカン」のみとなりました。

 後継機については、2024年4月にデンマークからの導入が決定したF-16が、今後パイロット養成や機体改修を経て戦力化される予定です。しかし、正式運用開始までにはなお時間を要するとみられ、アルゼンチン空軍における空戦能力の空白期間はしばらく続きそうです。

文:乗りものニュース 乗りものニュース編集部

関連タグ

【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ルノー カングーにオシャレなクルール登場! お菓子の青から生まれた「ブルードラジェ」!!
ルノー カングーにオシャレなクルール登場! お菓子の青から生まれた「ブルードラジェ」!!
ベストカーWeb
ステップワゴンもデビュー4年!! 予算300万円で狙う中古車選びと新車購入の損得勘定!
ステップワゴンもデビュー4年!! 予算300万円で狙う中古車選びと新車購入の損得勘定!
ベストカーWeb
爆撃機に「高性能」は必要ない!? 秘訣は「敵に近づかない」こと 各国が旧式機を使い続ける理由 日本周辺にも飛来
爆撃機に「高性能」は必要ない!? 秘訣は「敵に近づかない」こと 各国が旧式機を使い続ける理由 日本周辺にも飛来
乗りものニュース
なんだかんだで“快適過ぎる”んだよな… 街乗りも郊外も ドコ走ってもストレスのない国産「ビッグスクーター」3選
なんだかんだで“快適過ぎる”んだよな… 街乗りも郊外も ドコ走ってもストレスのない国産「ビッグスクーター」3選
VAGUE
ホンダ「シビック」に待望の「e:HEV RS」設定 「本命」というべき「スポーツハイブリッド」の実力は?
ホンダ「シビック」に待望の「e:HEV RS」設定 「本命」というべき「スポーツハイブリッド」の実力は?
くるまのニュース
純正ECUは書き換えない。SPOFECがロールス・ロイスの資産価値を守りつつ706馬力へ引き上げる手法
純正ECUは書き換えない。SPOFECがロールス・ロイスの資産価値を守りつつ706馬力へ引き上げる手法
Auto Messe Web
某マンガの豆腐を崩さない走りみたいなもの!? 一流トラックドライバーが実践している「荷物を意識した」走り方とは
某マンガの豆腐を崩さない走りみたいなもの!? 一流トラックドライバーが実践している「荷物を意識した」走り方とは
WEB CARTOP
スカイラインの実燃費、気にするのは野暮?それでも気になるので調べてみた
スカイラインの実燃費、気にするのは野暮?それでも気になるので調べてみた
グーネット
アウトドア派はヴェゼルHuNTパッケージを選べ! 撥水シートとルーフレールがもたらす抜群の使い勝手をガチ評価
アウトドア派はヴェゼルHuNTパッケージを選べ! 撥水シートとルーフレールがもたらす抜群の使い勝手をガチ評価
ベストカーWeb
試乗会とは単に「クルマを走らせる場」ではない! 45年以上の取材歴を持つベテランが忘れられない「メーカーの哲学」を体感した瞬間!
試乗会とは単に「クルマを走らせる場」ではない! 45年以上の取材歴を持つベテランが忘れられない「メーカーの哲学」を体感した瞬間!
ベストカーWeb
最高出力はベース車と同じでも日産 新型「リーフNISMO」が“見た目だけ”ではない理由 空気抵抗を増やさずダウンフォースを高めた専用外装の真価
最高出力はベース車と同じでも日産 新型「リーフNISMO」が“見た目だけ”ではない理由 空気抵抗を増やさずダウンフォースを高めた専用外装の真価
VAGUE
メルセデス、ラッセルのデプロイメント問題を未だ解決できず。ベルギーGPスタート時の問題はソフトウェアの不具合か
メルセデス、ラッセルのデプロイメント問題を未だ解決できず。ベルギーGPスタート時の問題はソフトウェアの不具合か
motorsport.com 日本版
空気抵抗を増やさず車体を抑え込む!日産の新型「リーフNISMO」が実現した驚異の空力設計
空気抵抗を増やさず車体を抑え込む!日産の新型「リーフNISMO」が実現した驚異の空力設計
Auto Messe Web
KYOJO CUPドライバーたちがFE東京大会でEVカートのタイムトライアルに挑戦。日本発の女性モータースポーツ文化を世界へ発信
KYOJO CUPドライバーたちがFE東京大会でEVカートのタイムトライアルに挑戦。日本発の女性モータースポーツ文化を世界へ発信
AUTOSPORT web
ATフィールドかよ!? 新千歳空港に“見えない壁”出現! 国内空港初導入の新技術、「現場が変わる」その能力とは
ATフィールドかよ!? 新千歳空港に“見えない壁”出現! 国内空港初導入の新技術、「現場が変わる」その能力とは
乗りものニュース
英国初の無人戦闘機「ブロンタナックス」誕生!「タイフーン」の“影武者”として働く”相棒”、これが未来の空戦の姿か?
英国初の無人戦闘機「ブロンタナックス」誕生!「タイフーン」の“影武者”として働く”相棒”、これが未来の空戦の姿か?
乗りものニュース
スズキ「Hayabusa」「Katana」を1/12スケールでリアルに再現したブロックモデルが登場!
スズキ「Hayabusa」「Katana」を1/12スケールでリアルに再現したブロックモデルが登場!
モーサイ
発売開始から19年目で最高販売台数を記録!三菱「デリカD:5」の進化を徹底検証
発売開始から19年目で最高販売台数を記録!三菱「デリカD:5」の進化を徹底検証
@DIME

みんなのコメント

60件
  • kaw********
    「トップガン」でヴァイパー教官が操縦してマーベリック達をを翻弄してたな。

    戦闘機顔負けの高機動ぶりはF14よりインパクトあったな。
  • ta_********
    現役の潜水艦も今はないのですよね。アルゼンチン軍の凋落も悲惨です。フォークランド紛争の敗戦直後でさえ、現在にくらべればずいぶん充実していた。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村