現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ピエール・ガスリー、フロントロウスタートからまさかの無得点「僕らは衝撃的な遅さだった」|F1カタールGP決勝

ここから本文です

ピエール・ガスリー、フロントロウスタートからまさかの無得点「僕らは衝撃的な遅さだった」|F1カタールGP決勝

掲載 更新
ピエール・ガスリー、フロントロウスタートからまさかの無得点「僕らは衝撃的な遅さだった」|F1カタールGP決勝

 アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、フロントロウ2番手からスタートしながらも11位無得点でレースを終えることになったF1カタールGP決勝について、その遅すぎるレースペースにとても苛立っていると語る。

 ガスリーは予選で好調な走りを見せ、4番手タイムを記録。他車のグリッド降格ペナルティもあり、フロントロウ2番手からスタートすることになった。

■フェルナンド・アロンソ、7年ぶり表彰台。驚異のタイヤマネジメントで3位「ついに辿り着いた」

 しかしすぐに3番グリッドのフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に抜かれると、その後はペースが上がらず、徐々にポジションを下げていく。そして2ストップ戦略でレースを走り切ったものの、結局は11位でフィニッシュ。まさかの無得点に終わった。

「とても、とても苛立たしい。僕らのペースは、基本的に衝撃的だった。みなさんご存知の通りね。現時点では、そうなってしまった理由がわかっていない」

 ガスリーはレース後にそう語った。

「最初の数周は、フェルナンドを押さえ込もうとした。でも、それをすることはできなかった。その後で僕らは、攻撃的な2ストップ作戦を採ろうとしたんだけど、ペースがなかった。僕はできる限りプッシュして、そして新しいタイヤを履いていたんだけど、古いタイヤを履いていたフェルナンドにも追いつけなかった。それは衝撃的だったし、とても苛立たしいことだった」

「なんで僕らがレースでこんなに遅かったのか、現時点では分からない。見直す必要がある。昨日の予選の後、フロントウイングとフロアをチェックしたんだけど、その影響があったかどうかは分からない。レースでは、予選で使ったミディアムタイヤを使ったけど、それが影響を及ぼしたのかも分からない」

「とにかく、今日はレースペースがまったく足りなかった。だから、全てを確認する必要がある」

 好調な走りを見せた土曜日から日曜日にかけ、何かが大きく変わったのか? そう尋ねられたガスリーは、次のように語った。

「特に何も変わっていない、でも、プッシュするとフロントタイヤがかなり早くオーバーヒートし、タイヤに非常に多くのエネルギーがかかってしまう。そして、スライドもしてしまっているんだ」

「1周なら、それでもパフォーマンスを発揮できる。でも、レース距離を考えた時には、とても難しかった。最初のラップで新品タイヤを履いたとしても、素晴らしいペースで走れたとは思えない」

 ガスリーは2ストップで走り切る戦略を採ったわけだが、その戦略が悪かっただけではないと語る。

「今日は何をやってもダメだった。5回でも、3回でも、2回でも、1回でも……戦略が問題だったわけじゃないんだ。正直言って、問題だったのはペースだ。僕らは遅すぎて、セブ(セバスチャン・ベッテル/アストンマーチン)の後ろについた時さえ、彼を抜くことはできなかった。ペースも全然足りなかったし、とても苛立たしかった」

 なお今回のカタールGPを迎えた段階で、アルファタウリはコンストラクターズランキングにおいてアルピーヌと同ポイントで並んでいた。しかしアルピーヌは決勝レースで驚異的な走りを見せ、アロンソが3位、エステバン・オコンが5位とダブル入賞を果たし、大量25ポイントを獲得した。しかしアルファタウリは無得点……両チームの間は一気に開くことになってしまった。

「ここ数戦、僕らはいくつかの奇跡を手にしてきた。毎週末そういうことができないのは明らかだ」

 そうガスリーは語る。

「でも、今日は理解できない。予選では僕らは2台揃って良いペースを発揮し、トップ10に入ったんだ。でもレースではどちらも後退し、スピードも足りなかった」

「アルピーヌがフィニッシュした位置を考えれば腹立たしい。僕らは結局は、自分たちについて客観的である必要がある。彼らは僕らよりも、はるかに良い仕事をしたということだろう」

「アルピーヌは今週末、僕らを色々なことで驚かせた。予選のペースは印象的だったし、レースペースはさらに印象的だった。でも一番印象的なのは、ブラジルGPの時に彼らがいたところから、今回の結果、そしてフェルナンドが表彰台に立つというところまで上げてきたことだ。それは、信じられないほどのことだよ」

「彼らが何を見つけたのか分からない。でもとにかくものすごく飛躍し、マクラーレンやフェラーリの前に立った。今年何度もあったことじゃない」

「僕らはそれを祝福することしかできない。彼らは僕らよりも、はるかに優れた仕事をしたんだ」

こんな記事も読まれています

「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
くるまのニュース
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
AUTOCAR JAPAN
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
Auto Messe Web
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
AUTOCAR JAPAN
自動車のカタログ好きは集まれ! ACC・JAPANが東京交歓会を開催
自動車のカタログ好きは集まれ! ACC・JAPANが東京交歓会を開催
driver@web
B-Max Racing Teamが厚木基地の日米親善春祭りにレースカーを展示。乗車体験やサイン会で盛り上がる
B-Max Racing Teamが厚木基地の日米親善春祭りにレースカーを展示。乗車体験やサイン会で盛り上がる
AUTOSPORT web
ホンダ「ヴェゼル」マイナーチェンジ!アウトドアスタイルの新パッケージ「HuNT」登場!
ホンダ「ヴェゼル」マイナーチェンジ!アウトドアスタイルの新パッケージ「HuNT」登場!
グーネット
メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
レスポンス
マルチクラッシュ決着を突破したタイラー・レディックが今季初勝利。MJも現地で祝福/NASCAR第10戦
マルチクラッシュ決着を突破したタイラー・レディックが今季初勝利。MJも現地で祝福/NASCAR第10戦
AUTOSPORT web
藤原慎也、2026年にダカールラリー挑戦へ「自分史上最大のプロジェクト。果てしない過酷な道を走破したい」
藤原慎也、2026年にダカールラリー挑戦へ「自分史上最大のプロジェクト。果てしない過酷な道を走破したい」
AUTOSPORT web
“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは
“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは
くるまのニュース
ホンダアクセス、新型ヴェゼル用・純正アクセサリーを発売開始
ホンダアクセス、新型ヴェゼル用・純正アクセサリーを発売開始
月刊自家用車WEB
これからの物流の要となる小型EVトラック普及の鍵! EV充電スポットが「小型EVトラック」にも開放された
これからの物流の要となる小型EVトラック普及の鍵! EV充電スポットが「小型EVトラック」にも開放された
WEB CARTOP
横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
くるまのニュース
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
レスポンス
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
motorsport.com 日本版
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
AUTOSPORT web
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
@DIME

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村