■新型「キックス」はFFで十分?e-4ORCEを選ぶ意味を本気で検証
フルモデルチェンジを遂げ、2代目へと進化した日産のコンパクトSUV新型「キックス」。デザインが一新され、一気に上質なモデルへと生まれ変わりました。
今回は、自動車ライターの工藤貴宏氏が、2つの駆動方式である「FFモデル(2WD)」と「e-4ORCE(4WD)」に試乗。その違いやそれぞれの魅力を分かりやすくレポートします。
■1. デザイン一新!先代の面影を残さない質感向上
外装は全体的に水平基調なシルエットとなり、フロントマスクも四角く力強い立派なデザインに変更されました。上級の「Gグレード」ではリアの角部分がグロスブラック仕上げとなり、高級感がより引き立っています。
上級の「Gグレード」では、インパネには手触りの良いソフトパッドが贅沢にあしらわれ、スイッチ類の細かな作り込みからも上級感が漂います。
メーターには12.3インチの大型液晶ディスプレイを採用。後部座席も膝周りにコブシ2個以上のゆとりがあり、背もたれの2段階調整機能も備わっているため、居住性は抜群です。
■2. 軽快な走りが光る「FFモデル」
新型キックスに搭載されている「e-POWER」は、エンジンを発電専用とし、100%モーターでタイヤを駆動するハイブリッドシステム。そのため、走りのフィーリングはほぼEV(電気自動車)そのものです。
舗装路(ドライ路面)でFFモデルを走らせると、非常に軽快で素直な走りを見せてくれます。4WDモデルに比べて車重が軽いため、ハンドルを切った瞬間にスッと小気味よく向きを変えてくれる感覚が印象的。市街地や高速道路の通常走行であれば、FFモデルで何一つ不満を感じることはありません。
■3. 抜群の安定性と走る楽しさを備えた「e-4ORCE(4WD)」
一方、4輪の駆動力を緻密に制御する「e-4ORCE」モデルは、より高い安心感と「走りの良さ」を実感させてくれます。雪道や悪路など、滑りやすいシチュエーションにおいて、4輪でしっかりと駆動力を路面に伝えるe-4ORCEの安定感は圧倒的です。峠道などでハンドルを切りながらアクセルを踏み込んだ際、外側に膨らむことなく、狙ったラインをきれいにトレース(なぞる)して曲がってくれます。
また新型キックスからは、メーター内にe-4ORCEの作動状態(トルク配分など)を示すパフォーマンスディスプレイが新たに追加されました。従来は分かりづらかった「今システムがどう効いているか」が目に見えるため、運転の楽しさがさらに増しています。
■【まとめ】あなたが選ぶべき新型キックスはどっち?
普段の買い物やドライブが中心で、雪道を走る機会がほとんどない人であれば、価格面でも有利なFFモデルが良い選択肢に。十分に軽快で上質な走りを満喫できます。
ウィンタースポーツに行く人や雪国にお住まいの人は、e-4ORCEも良い選択肢になりそうです。また、ドライ路面であっても「思い通りに曲がる気持ちよさ」や、走りの質感にこだわりたいドライバーにも自信を持っておすすめできる仕上がりとなっています。(くるまのニュースTV)
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みんなのコメント
CX-5 S FFにドラレコETCとベーシックPKG付けて乗り出し376.3万円
装備はキックスが相当落ちる。「要らない」と言えば要らないが、CX-5が標準でプレミアム8スピーカーが付くのに対し、キックスはOPでも付かない。ショップで付けるしかない。ならば、ナビもショップになるだろう。CX-5はグーグルコネクテッドナビが標準で、これも好き嫌いが分れる。
つまり「キックスは従来のショップナビとショップスピーカーが欲しい人にオススメ」ということ。装備を合わせると、キックスはFFでCX-5より30万円以上高い。4WDではさらに10万円以上高い。